状況別、借金が返済できない場合の対処法

借金のご利用は計画的に、とはいいますが、返済計画を立てたつもりでもその通りに行かないことがままあるのが世の中というものです。そしてたとえ計画通りにいかなかったとしても、毎月必ず返済日はやってきます。

借金が返せない状況のまま返済日を迎えそうなときは、どうすればいいのでしょうか。

借金が返せなくなるリスクはとても身近なもの

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借金をしたことがない人、若しくは借金をしたことはあるものの滞りなく返済したことがある人からすれば、借金を返済できない人というのはひどくルーズに見えるかもしれません。

その見方は間違いというわけでもないのですが、やむを得ない理由で仕事を辞めることになってしまったり、給料が自分の意思とは関係なく大幅に減ってしまったり、急な出費が相次いでしまったりして、借金が返済できなくなるというのはそれほど珍しいことではありません。

そういう状況に追い込まれたことがないという人は、たまたま運が良かっただけとも言えます。不可抗力によって借金の返済が滞ってしまうのはある程度は仕方のないことなのです。

※こちらで借金を減額することで支払いを減らす方法もあります。

返済を滞らせてはいけない最大の理由は「遅延損害金」

しかし、いくら借り手に取って仕方のないこととはいえ、そんなことは貸し手には関係ありません。返済すると約束した以上は、返済しなければならないのが世の中の大原則です。

キャッシングやカードローンで返済遅れが発生すると、遅延損害金が発生します。遅延損害金とは、返済期限までに返済ができなかった場合に取ることが認められている、金融機関に対する損害補償のようなものです。

遅延損害金の利率は、通常の金利の1.46倍の範囲に収めなければならないとされているため、ほとんどの金融機関はこの倍率一杯まで遅延損害金を設定しています。

遅延損害金の支払いは、利息よりも優先されます。もしも遅延が発生した場合はまず遅延損害金を支払い、次に利息を払い、最後に元金を払う……という順番で返済していくことになります。

したがって、遅延損害金を払えば払うほど元金の減りが鈍くなり、最終的な支払額が大きくなります。

とはいえ、今返済に苦しんでいる方は「そんなこと言われても返せないものはしょうがないじゃないか」と思われるかもしれません。全くその通りなのですが、では返済が遅れそうなときはいったいどうすればいいのでしょうか。

お金はないが時間に余裕がある場合はアルバイトなどで返す

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借金は個人的な債務なので、独力で返すのが原則です。現状の収入では返済ができないという場合は、アルバイトなどをして収入を増やすのが最も現実的な方法といえます。

仮に返済日直前の週末の土日、時給1000円で8時間アルバイトすれば1万6000円の収入です。税金も引かれるためこの1万6000円がまるまる手取りになるわけではありませんが、これだけあれば毎月の返済もぐっと楽になるでしょう。

ただし、この方法はあくまでも緊急避難的なものであって、このような生活を続けることはお勧めできません。アルバイトをすれば当然、休息は取れなくなってしまいます。

そうなれば本業でのパフォーマンスも下がってしまいます。次回の返済日に向けて、アルバイトしないでも済むような倹約生活をすることをお忘れなく。

親兄弟に借りるというのは意外とハイリスク

親兄弟が健在で、なおかつ経済的に余裕があるという場合は、彼らに経済的な援助を受けるというのも一つの選択肢ですが、当サイトではお勧めしません。その理由は大きく二つあります。

一つ目の理由は、その場しのぎで今月分だけ借りるとまた来月も同じような状況に陥る可能性が高いからです。何度も何度も返済日直前にお金を仮に来られるのは、いかに親兄弟といえども嫌なものでしょう。

どうしても親兄弟から借りる場合は一括で立て替えてもらったほうがまだましです。その場合ももちろん、立て替えてもらったお金はなるべく早く返済する必要があります。

二つ目の理由は、借り癖がついてしまう可能性があるからです。他人に借金を返してもらうと、心の中で甘えが生まれます。「どうせ借金を作っても誰かが返してくれる……」。

こう思い始めてしまうと無理な借り入れを繰り返したり、放漫な財政を続けたりしてしまうことになります。そしていざという時親兄弟からも見放されて困ることになるのです。このような状況に陥るリスクがあるので、人から借りて返すというのはお勧めできないのです。

今月分の支払いは間に合いそうもないが、債務整理するほどでもない場合は一刻も早く連絡を

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今月たまたま使いすぎてしまって返済が遅れそうだけど、次回以降はまたいつも通り返済できる可能性が高いという場合は、一刻も早く金融機関に連絡しましょう。大切なのは返済が遅れてからではなく、返済が遅れそうな時点で連絡することです。

早急に連絡すれば金融機関も、あなたに対して「では、一部だけ払ってください」「今月は利息分だけで結構です」などと提案することができるからです。場合によっては、返済日を後ろにずらしてもらえるかもしれません。

逆に最もやってはいけないことは追加の借り入れです。返済が滞ると安易に別のキャッシングやカードローンを利用して返済する人がいますが、それは破滅への近道です。

借金で借金を返す、これは倒産しかけの企業もよくやる行為ですが、そのような延命治療は却って傷を深くします。

株式会社の借金は連帯保証人にでもなっていない限り倒産すればチャラになりますが、個人の場合はそうもいきません。債務整理をしない限り、ずっと借金がのしかかるのです。

借金返済のための返済は金銭的に苦しいだけでなく、精神も追い込むことになります。そうなれば、闇金などの悪徳業者に騙される可能性も高まります。自転車操業だけは絶対辞めておきましょう。

ちなみに、借金返済があまりにも滞りまくると、そのことが個人信用情報機関に登録されることになります。数日の返済遅れが1回あっただけならばまず大丈夫でしょうが、3回滞るとまず間違いなくそのことが登録されます。

この個人信用情報機関に登録されるということは、わかりやすく言えば「ブラックリストに載る」ことと同じです。ブラックリストとは簡単に言えば、返済事故を起こした人たちについてまとめたノートのようなものです。

金融機関は当然、ブラックリストに掲載されている人間に対してはお金を貸し出そうとしません。将来住宅ローンやカーローンを組もうと考えている人はもちろん、そうでない人も絶対に返済事故を起こさないようにしましょう。

※こちらで借金を減額することで支払いを減らす方法もあります。

今は大丈夫だけれど、将来的に返済事故を起こしそうという場合は借り換えローンを

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今は何とかかえせているけれど、この返済が将来もずっと続くようでは厳しい……という場合は、借り換えローン(おまとめローン)を使って借金を一本化するのがいいでしょう。

借り換えローンとは、複数の債務を一本化することによって毎月の返済が楽になるという金融商品の一つです。最初に金融機関からお金を借りて複数の債務をすべて返済し、その後残った金融機関に対する借金を返していく、というものです。

先ほど「借金返済のための借金はしてはいけない」と書きましたが、例外的に借り換えローンについてはうまく使えば心強い味方になります。

複数の金融機関から借金をしていると、返済日は返済金額がバラバラになりやすいのでお金の管理が大変になります。借り換えローンを使って債務を一本化すれば、毎月の返済の手間が少なくなり、お金の管理も楽になります。

また、借り換えローンの借り入れは複数の債務を一本化するため、一般的に借入金額が高くなりがちです。借入金額が高くなれば、基本的に金利は低くなります。

そのため、バラバラで借りているよりも毎月の利息支払いが少なくなり、合計返済額も低く抑えられる可能性が高いです。おまとめローン自体は総量規制の対象外なので、債務の合計額が多くても利用できます。

借り換えローンは消費者金融や銀行など、さまざまな金融機関が取り扱っています。審査が緩いのは消費者金融ですが、その分金利は高くなります。借り換えローンの金利が高いというのは本末転倒ですので、なるべくなら銀行のおまとめローンを利用することをお勧めします。

ただし、前述の通り銀行の借り換えローンは審査が厳しいため、借金の返済で首が回らならそうな状態で受けてもおそらく不合格になります。借り換えローンの審査は、余裕があるうちに受けておくことが大切です。借り換えローンの審査に受かるコツは以下の通りです。

勤続年数が長い

借り換えローンの審査で特に重視されるのが勤続年数です。勤続年数が長ければ長いほど、いきなり解雇される可能性が低いということで審査に合格する可能性が高くなります。

借り換えローンを将来利用しようと考えている人は、すぐに仕事を辞めてはいけません。少なくとも、借り換えローンの審査が終わるまでは勤め続けるべきです。

もしさっさと辞めたいと考えている場合は、そもそも借り入れなど起こさないほうがいいでしょう。なお、自営業の方の場合は商売が黒字になり始めてからどれくらいたっているか(商売を始めてからではありません)が重視されます。

借入件数が少ない

50万円ずつの借り入れを2件している場合と、25万円ずつの借り入れを4件している場合。どちらも借金の合計額は100万円で同じですが、借り換えローンの審査においては前者の方が合格の可能性が高いといえます。

1社あたりの借入額が多いということは、それだけ金融機関から信頼を得ている証です。逆に1社あたりからの借入額が少なく、借入件数が多い場合は、金融機関から信頼されていないと判断されます。

返済事故を起こしていない

返済事故を起こしている場合、借り換えローンの審査に合格するのは極めて厳しくなります。繰り返しになりますが、借り換えローンの審査は余裕があるうちに受けることが大切なのです。ちなみに、返済事故の情報は5年~10年程度保存されます。

年度末に審査を受ける

年度末は金融機関も売り上げを伸ばそうとするため、比較的審査が緩くなる傾向があります。もちろん、余裕があるうちに早く申し込むのが大原則ですが、時期を選べる場合は年度末の申し込みをお勧めします。

現時点ですでに返済が厳しいという場合は債務整理を

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現時点ですでに返済が厳しく、収入と支出が全く釣り合っていないという場合は、無理してお金をねん出してもその後再び滞る可能性が高いです。

そんな場合は無理して返済するのはやめて、債務整理をしたほうがいいでしょう。債務整理とは借金を減らすための合法的な手続きのことです。

債務整理と聞くと自己破産を思い浮かべられる型が多いかと思います。借金はなくなっても財産はすべて没収、家も土地も車も失う……

しかし、債務整理の方法は自己破産だけではありません。たとえば、任意整理は借金をチャラではなく減額する制度ですが、こちらは自己破産と違って裁判所を通す必要もなく、官報に掲載されることもないので低リスクです。

周囲に知られることなく手続きが進められるのも大きなポイントです。弁護士や司法書士などの専門家に相談すれば、最もメリットの大きい債務整理の方法を教えてもらえるはずです。債務整理を行う際には、必ず彼らに相談しましょう。

借金の返済が絶対送れない究極の方法

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それは借金をしないことです。借金しなければ借金の返済に追われることはありません。むろん投資のための借金は一概に悪いとは言えませんが、消費を目的にした借金は、最初からすべきではないのです。

このことを頭に叩き込んでおくことが、返済遅れを予防する一番の方法といえます。

※こちらで借金を減額することで支払いを減らす方法もあります。