銀行の中でも特に使いやすいおすすめカードローン10選

一般的に銀行のカードローンは消費者金融のカードローンと比べると金利が低いとされています。しかし、一口に銀行と言っても都市銀行と地方銀行、ネット銀行では金利の傾向に違いがありますし、金利以外のサービスにも差があります。

今回は数ある銀行のカードローンの中でも、特におすすめできるものを全部で10個まとめて紹介したいと思います。

都市銀行カードローンは金利の低さが魅力

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銀行の中でも、営業地域が広く、全国展開している銀行を都市銀行、もしくはメガバンクと言います。法的根拠はなく、明確な定義もありませんが、現時点では

  • みずほ銀行
  • 三菱東京UFJ銀行
  • 三井住友銀行
  • りそな銀行

の4行を都市銀行と呼ぶことが多いです(ここに埼玉りそな銀行が加わることもあります)。

都市銀行のカードローンのいいところは、総じて金利が低いところです。ただし、その分審査も厳しく、与信が十分にないとなかなか通ることができないという欠点もあります。

審査はスピーディーで、最近は即日審査、即日融資が可能なところも少なくありません。ただし、郵送や電話の場合は時間がかかることも多いです。

そんな都市銀行のカードローンの中でも、特にオススメなのが「みずほ銀行カードローン」と「りそな銀行・クイックカードローン」です。

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローンは、みずほ銀行が提供しているカードローンです。このカードローンの最大の特徴は、最大限度額が1000万円と、他の金融機関と比べてかなり高めに設定されていることです。

銀行のカードローンは総量規制の対象外であるため、これに引っかかる可能性もありません。また、ローンにはエクゼクティブプランとコンフォートプランの2種類があり、前者は最大金利が年7.0%とかなり低めに設定されています。

ただし、エクゼクティブプランになるかコンフォートプランになるかは審査で決定するので、申込者が選ぶことは不可能です。エクゼクティブプランが適用されることはかなりまれなので、基本的にはコンフォートプランが適用されるものと思っておいたほうがいいでしょう。

最も、コンフォートプランの金利も都市銀行としては平均程度かそれよりやや低い水準であるため、全く問題はありませんが。

デメリットとしては、みずほ銀行の普通預金口座を開設しないと利用できないことが挙げられます。口座開設は窓口で行えば即日で完了しますが、スマホアプリやインターネットを通じた申し込みだと、開設までにタイムラグが発生します。

また、審査はウェブ申し込みや銀行窓口ならば即日で終わることもありますが、電話の場合は1ヶ月以上罹ることもあるなど、審査終了までの期間にばらつきがあります。急いでいる方は、別のカードローンを利用したほうがいいかもしれません。

りそな銀行・クイックカードローン

りそな銀行・クイックカードローンは、りそな銀行が提供しているカードローンです。このカードローンの遠く長は、融資額にかかわらず金利が一定なことです。金利は9.0%~12.475%、限度額は30万円~200万円です。

高額の借り入れを行う場合は他の銀行から借りたほうが安く済むケースが多いですが、少額の借入の場合はクイックカードローンが最もおすすめです。

また、限度額はかなり低めに設定されているため、借りすぎてしまう心配もあまりありません。

一方、デメリットは口座が必要なことです。りそな銀行の口座がないとクイックカードローンも利用できないので、まずは口座開設から始めましょう。

また、クイックと名前がついているとおり、審査は最短で2時間で終了しますが、その後の手続に時間がかかるため、即日融資はまず受けられないものと思ったほうがいいでしょう。

どうしても即日でお金がほしいという場合は、銀行ではなく消費者金融のカードローンを選んだほうがいいかもしれません。

地方銀行は審査の柔軟さが魅力

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地方銀行は、特定の地域のみで活動している銀行です。一般社団法人全国地方銀行協会に登録しており、特定の都道府県に大きな影響力を持つ反面、全国的には余り有名でないというところがほとんどです。

一口に地方銀行と言っても横浜銀行のように預金総額が12兆円を超えているようなところもあれば、富山銀行のように5000億円に満たないようなところもあり、その経営規模や影響力はまちまちです。

もちろん、単純に預金量が多ければ経営状態も安定しているといえるほど単純なものでもありません。

さて、地方銀行のカードローンの長所は、総じて審査が都市銀行と比べれば簡単なところです。もちろん、消費者金融と比べれば厳しいですが、都市銀行では通らない人も地方銀行ならば通る可能性は十分にあります。

デメリットは都市銀行と違い、地域制限があることです。地方銀行のサービスは基本的にその営業区域内でなければ利用することができません。

なので例えば横浜銀行カードローンを福岡県の人が利用することはできませんし、福岡銀行カードローンを神奈川県の人が利用することもできません。ただし、最近は全国で使用できる地方銀行のカードローンも増えてきています。

地方銀行のカードローンの中でもオススメなのが「横浜銀行カードローン」「東京スター銀行カードローン」「みなと銀行カードローン『Qポートネオ』」「北海道銀行カードローン『ラビット』」「スルガ銀行カードローン『リザーブドプラン』の4つです。

横浜銀行カードローン

横浜銀行カードローンは、横浜市に本社を置く横浜銀行が提供しているカードローンです。金利は1.900%~14.600%で、最大融資額は1000万円。

地方銀行で最大融資額が1000万円に到達しているところはほとんどなく、限度額が高い点が大きな魅力と言えます。また、金利は借入額によって上下します。下限金利の1.90%は住宅ローン並みの低さですが、1000万円の借り入れ以外では適用されないので注意が必要です。

また、平日10時までに申し込みを行い、12時30分までに必要な書類をFAXで送信すれば、その日のうちに融資を受けられる可能性が高いです。

即日審査を受けられる銀行はまだあまり多くありませんが、横浜銀行ならばその可能性は十分にあります。限度額が300万円以下の場合は収入証明書を提出する必要もありません。

デメリットとしては地域制限があることがあげられます。対象地域は神奈川県内、東京都内、群馬県の一部です。対象となる人口は合計で2300万人ぐらいで、地方銀行としてはかなり多い方なのですが、やはり都市銀行と比べるとこの点はどうしても劣っています。

また、返済方法は横浜銀行からの口座引き落とししか無いため、必然的に横浜銀行の口座が必要になります。また、返済日も10日と決められており、利用者が自分で決めることはできません。

東京スター銀行カードローン

東京スター銀行カードローンは、東京スター銀行のカードローンです。東京都を中心とした地方銀行ではありますが、仙台、札幌、横浜、神戸、大阪、広島、福岡などに支店を持っています。

カードローンの金利は1.8%~14.6%。限度額は1000万円です。どちらも地方銀行としては高水準な数字です。

審査・融資が迅速で、スターワン口座(普通口座)を所有していて、なおかつ9時30分までにインターネットで申し込み、なおかつ審査終了後正午までに契約をした場合は即日融資を受けることが可能です。

限度額が300万円以下ならば年収も原則扶養で、自営業や派遣社員などでも申し込めます。地域制限もありません。

デメリットは口座開設が必要なことと、口座引き落としとATM以外での返済ができないことです。

ネット銀行は手続きが楽で低金利

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ネット銀行は、その名の通りネット上での活動を専業としている、実店舗を全く、あるいは少数しか持たない銀行です。一般的な銀行とは違い、通帳は発行されないことが多く、かわりにインターネット上で自身の取引履歴を確認できます。

お金の引き出しには提携先のコンビニATMなどが利用できるのもポイントで、銀行が開いていな時間でもお金を預けたりおろしたりできることから、利用者が急速に増えています。

そんなネット銀行のカードローンの特徴は、手続きがインターネット上で完了するので楽なことです。わざわざ店舗や無人機などまで出向いて手続きをする必要がないため、とても楽です。

また、店舗を持たない分余計な経費が掛かっておらず、それゆえに低金利なローンが多いのも特徴といえます。

ネット銀行のカードローン中でもオススメなのが「楽天銀行スーパーローン」「ジャパンネット銀行ネットキャッシング」「住信SBIネット銀行Mrカードローン」「イオン銀行カードローンBIG」です。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンは、楽天銀行のカードローンです。金利は1.9%~14.5%とかなり低水準で、ネット銀行故に手続きもすべてインターネット上で完結します。300万円以内ならば収入証明書も不要で、手続きが簡単です。

また、専業主婦であっても、50万円までならば融資を受けることができます。その場合も配偶者の収入証明書などを求められることはないので、主婦でも使いやすいカードローンといえます。

また、楽天銀行スーパーローンはいわゆるおまとめローンとして使うこともできます。(参考:債務整理せずに借金の一本化をおすすめする理由)おまとめローンとして使う場合も特に審査が厳しくなるわけではないうえ、借入額が高くなればなるほど金利が安くなるため、おまとめローンにぴったりです。

デメリットは審査がやや遅いことです。早ければ当日中に審査が終わることもありますが、時間がかかる場合は数営業日ほど待たされることもあります。オンラインで受けられるお試し審査などもないため、スピード感には難があります。

ジャパンネット銀行ネットキャッシング

ジャパンネット銀行ネットキャッシングは、ジャパンネット銀行のカードローンです。キャッシングと名前はついていますが、サービスの実態はカードローンです。

ジャパンネット銀行の金利は2.5~18.0%。上限金利がやや高くなっていますが、その代りにほかの銀行にはない「30日間無利息サービス」が受けられます。

これは読んで字のごとく、借入から30日間の利息が無利息になるというサービスです。30日以内に完済できれば当然利息は0円、完済できなかった場合でも30日分の利息が浮くことになるので特に便利です。

消費者金融ではよく見られるサービスですが、銀行ではここと住信SBIネット銀行ぐらいしか提供していない珍しいサービスであり、短期間のうちに返済するつもりならば有力な選択肢になります。限度額も1000万円と高めに設定されています。

また、楽天銀行と同じく300万円までならば収入証明書は不要、専業主婦でも利用可能です。

デメリットは銀行のわりに金利が高いことです。一般的な銀行の上限金利は15.0%、ネット銀行ならばもっと低いことが多いのですが、こちらは18.0%と消費者金融並みの水準になっています。そのため、長期間の借り入れにはあまり向いていません。

住信SBIネット銀行Mrカードローン

住信SBIネット銀行Mrカードローンは、住信SBIネット銀行が提供しているカードローンです。このカードローンの特徴は、なんといっても金利が低いことです。金利は0.99~7.99%と、下限金利、上限金利ともにかなり低く設定されています。

特に上限金利はほかの銀行よりも明らかに低いため、融資額があまり大きくならなそうで、なおかつ30日以内に返済ができなそうな人にはおすすめといえます。

また、住信SBIネット銀行の住宅ローンに残高がある場合は、基準金利からさらに0.50%金利が下げられます。もちろん、おまとめローンとしての利用も可能です。

下限金利が低いので、おまとめローンとしては優秀です。限度額も1200万円とほかの銀行よりも高めに設定されており、総じてハイスペックなカードローンといえます。

デメリットは審査が厳しいこと。当然と言えば当然ですが、非常に魅力的な条件で借りられる分、審査は厳しめです。また、同社のカードローンには「プレミアムコース」と「スタンダードコース」の2種類があります。

上記のスペックはすべてプレミアムコースのものであり、スタンダードコースの場合は金利が高く、限度額は低くなります。

申し込みの際にコースを選ぶことはできず、またプレミアムコースに通るための条件も公開されていません。ネット上の口コミでは結構多くの人がプレミアムコースに合格しているようですが、限度額は50万~100万円程度にとどまることも多いようです。

イオン銀行カードローンBIG

イオン銀行カードローンBIGはイオン銀行のカードローンです。金利は3.8%~13.8%、限度額は800万円と、ネット銀行としては特別優秀なわけではないのですが、イオン銀行ATMならいつでも手数料無料で返済できるのが大きな特徴です。専業主婦OK、300万円以下なら収入証明書不要なのも評価点です。

デメリットはイオン銀行の口座以外は利用できないため口座開設が必要になることと、口座開設をする場合は時間がかかる(郵送の場合は10日程度)ことです。

また、セブンイレブンのATMが利用できず、それ以外のコンビニのATMは利用料がかかるのもデメリットといえます。生活圏にイオン銀行ATMがない場合は、あまりおすすめできません。

どの銀行も結局は一長一短。自分にとって優先したい条件を考えよう

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さて、ここまで計10個の銀行カードローンを紹介してきましたが、一概にどこがいい、どこが悪いということはできません。銀行によって金利や限度額はまちまちで、すべてが満点の銀行はないからです。自分が優先したい条件を満たしてくれる銀行を探すことから始めてみてください。