債務整理せずに借金の一本化をおすすめする理由

借金の負担が大きい人と感じたとき、すぐに債務整理を考えるという人もいますが、債務整理は重大な契約違反にあたるので、ブラックリストにのってしまうというデメリットもあります。

借金を少し増やしすぎたと感じたら、まず考えるべきことが、借金の一本化(おまとめローン)です。

この記事の中で、なぜ借金問題はおまとめローンで解決することがベストなのかという理由を解説します。

借金の一本化のメリットは3つ

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金利が下がる

借金の一本化の最大のメリットが、金利が下がるということです。

消費者金融から銀行カードローンにおまとめ

消費者金融から銀行カードローンにおまとめをするというのが、一番良いパターンになるでしょう。銀行ではフリーローンという商品もありますが、フリーローンもおまとめ目的に利用できることがあります。

消費者金融A社 金利18% 50万円
消費者金融B社 金利18% 50万円
信販会社C社 金利18% 50万円

という3社からの借金を、

D銀行 金利12% 150万円

という風におまとめをすれば、大きな節約効果がありますね。3年で返済をする計画を立てるなら、

月額返済額:54,228円、返済総額:1,952,214円、利息総額:452,214円

月額返済額:49,821円、返済総額:1,793,556円、利息総額:293,556円

という様に負担を減らせます。ここでは計算をしやすいように3年の分割払いをしたケースで比較をしましたが、実際には返済期間を短縮してさらに利息の負担を減らすことも可能となるでしょう。

消費者金融から消費者金融におまとめ

消費者金融から消費者金融におまとめをすることはあまりメリットがないという意見もありますが、実はメリットが出ることもあります。

消費者金融A社 金利18% 50万円
消費者金融B社 金利18% 50万円
信販会社C社 金利18% 50万円

という3社からの借金を、

消費者金融E社 金利15% 150万円

という様におまとめをして、負担を減らすことができるケースもあります。3年の分割払をしたなら、金利が3%下がったことで、

月額返済額:54,228円、返済総額:1,952,214円、利息総額:452,214円

月額返済額:51,997円、返済総額:1,871,915円、利息総額:371,915円

という変化があります。

返済の手間が減る

複数の会社からお金を借りている場合、会社ごとに返済日が異なります。

例えば、10日、15日、20日というように返済日がバラバラになっていると、月に3回は返済をしなければなりません。自動引き落としにしていると手間をはぶくことができます。

ATM返済や銀行振り込みの場合には、月に3回は自分で返済をしなければなりません。銀行振り込みの手数料が324円かかるとすると、

324円×3=972円

もの手数料が毎月かかります。

さらに、「忘れないように返済しなければ」ということを考えているうちに、知らず知らずのうちに精神的ストレスが溜まっているということもあります。多重債務者はストレスが溜まりやすいものです。

契約違反にならないので、信用をキープできる

ある意味で一番大きなメリットと言えるのが、信用をいっさい失うことがないということです。

延滞をしたり、債務整理をすると信用情報に傷がつきますので、金融機関からの信用を失います。債務整理をした場合なら、およそ5年間はブラックリストにのってしまうので、とても長い間、金融機関からの信用を失った状態になります。

おまとめローンは契約を守ったまま借金問題が解決できるという意味で、正当な借金解決の手段であると言えます。

※1本化が難しい場合は債務整理できるか、こちらで調べてみましょう。

↓今の借金がなくなくなる場合もあります

債務整理のデメリット

債務整理のデメリットは多い

債務整理には任意整理、個人再生、自己破産といった手続きがありますが、いずれの方法でも契約違反となります。

任意整理では、本来支払うべき利息をカットしてもらいます。遅延損害金が発生している場合には、それも全額カットしてもらえる可能性が高いです。

個人再生では元本までも大きく減額されます。500万円の借金なら、5分の1の100万円まで減額できます。

自己破産では、借金をすべて踏み倒すことになります。

任意整理では利息をカットするだけですが、それでも5年間はブラックリストにのってしまいます。

個人再生と自己破産では、最長で10年間ブラックリストにのります。

クレジットカードがもてない

クレジットカードというのは、とてもお得な金融商品です。

とある大手の通販サイトでは、特定のクレジットカードで支払いをするとポイントが常に3倍になるというサービスをやっています。消費税の8%が、常に5%できると考えることができます。

デパートや百貨店が発行しているクレジットカードでも、特定の日にポイントが5倍になるというサービスをやっていたりします。

5年間はクレジットカードの恩恵を受けられないので、多かれ少なかれ損をしますね。

5年間で1,000万円の買い物をしたなら、ポイントが1%だとしても、10万円もの損をしていることになります。

ローン審査に通らない

ローン審査に通らないことで、大きなデメリットを被る可能性があるのが、自動車です。地方に住んでいる人は、自動車がないと生活ができないという人も多いでしょう。

自動車ローンの審査に通らないと、分割払いで車が購入できません

結婚をしてマイホームを持ちたくなっても、住宅ローンの審査に通りません。

他には、電化製品、スマートフォンの購入などもローンで購入する人が多いでしょう。ローンが組めないということは、意外と不便です。

賃貸保証会社の審査にも影響?

賃貸保証会社の審査には、影響するケースと、影響しないケースがあります。

賃貸保証会社が信販会社である場合には、影響する可能性が高いです。

賃貸保証会社が信販会社ではない場合には、影響しない可能性が高いです。

賃貸保証会社は、不動産会社から「この物件ならA保証会社かB保証会社ですね」などと紹介してくれますが、物件によって保証会社が決まっていたりするので、住みたい物件に住めない可能性が高まります。

借金を一本化するタイミング

成功

おまとめのタイミングは早ければ早いほど良い

借金の一本化には、基本的にメリットしかありません。デメリットもあると解説しているサイトもありますが、それはレアケースになります。

レアケース1:過払い金が発生しているケース

A消費者金融から50万円、B消費者金融から50万円を借りていて、C銀行カードローンでおまとめをしたとします。

ここで、A消費者金融では50万円の過払い金が発生していたことが、後からわかりました。

本当ならば、A消費者金融からの借金はゼロになるので、おまとめをしてしまうことで、本来は完済できているはずの借金に対して金利がかかり続けるということが起きてしまいます。

しかし、このケースでは、できるだけ早めにA消費者金融に対して過払い金請求をして50万円を取り戻して、C銀行カードローンで50万円を繰り上げ返済してしまえば解決します。

手間と時間はかかりますが、早く行動をするようにすれば、それほど大きなデメリットとはならないでしょう。

また、2006年の最高裁判決の後、消費者金融でグレーゾーン金利がとられることはなくなりましたので、これはレアケースです。

レアケース2:借金の負担が増えてしまう

同じく、A消費者金融から50万円、B消費者金融から50万円を借りていて、C銀行カードローンでおまとめをしたケースで考えます。

A消費者金融からの借金50万円、金利18%、毎月の返済額1万円
(返済期間7年10ヶ月、返済総額931,021円、利息総額431,021円)
B消費者金融からの借金50万円、金利18%、毎月の返済額15,000円
(返済期間3年11ヶ月、返済総額698,327円、利息総額198,327円)

から、

C銀行カードローンからの借金100万円、金利12%、毎月の返済額15,000円
(返済期間9年3ヶ月、返済総額1,656,070円、利息総額656,070円)

におまとめをすると、金利は18%から12%に大きく下がっていますが、それまで毎月25,000円ずつ返済していたものが、15,000円ずつしか返済しなくなったせいで、返済期間が9年3ヶ月まで伸びてしまい、結果的に返済総額は増えてしまっています。

このケースのように、金利が下がることによって減額された利息よりも、返済期間が長くなったことによって増加した利息のほうが大きければ、結果的に返済総額は増えてしまいます。

しかし、カードローンでは自由に繰り上げ返済ができるので、ATMから随時返済をしていけばよく、実質的にはデメリットとは言えないでしょう。

このケースなら、毎月1万円ずつ繰り上げ返済をしていけば、

C銀行カードローンからの借金100万円、金利12%、毎月の返済額15,000円+繰り上げ返済1万円
(返済期間4年4ヶ月、返済総額1,283,433円、利息総額283,433円)

というようになって、大きく負担を減らせることになります。繰り上げ返済のタイミングは自由であり、ボーナスが出たときにまとめて返済してしまうということでもかまいません。

借入れ件数が少ないうちにおまとめを

おまとめローンでは、複数のローンを1つにまとめるという性質上、ローンの数が多いほど金融機関から歓迎されると勘違いしている人がいます。

しかし実際には、その逆であり、ローンの数が少ないほど審査に通りやすくなります

例えば、「4社から25万円ずつを借りているケース」よりも、「2社から50万円ずつを借りているケース」のほうが、同じ100万円でも審査に通りやすくなります。

まだ借金が少なく、借入れ件数も少ないうちに、おまとめをしたほうが、審査に通る可能性も高く、借金の利息を減らす効果も高いです。

おまとめローンの審査に通りやすくなるためのポイント

1.借入件数が少ないうちにおまとめをするということが、1つのポイントです。借入件数だけでなく、借入金額も少ないうちが有利です。

2.延滞をしていないということは絶対条件になるかもしれません。延滞は契約違反なので、信用が落ちている人がより条件の良いローンを組むことは難しくなります。

3.新規で借りたときよりも、年収が上がっている人は有利になるでしょう。

4.新規で借りたときには勤続年数が1年未満だったが、現在は1年以上あるという人も、審査に通りやすくなっているはずです。

5.アルバイトから正社員になった人も、有利になっています。

6.年齢は若い人が有利です。

7.国民健康保険よりも、社会保険のほうが有利になります。病気になったときの保障などが手厚いからです。

8.賃貸に住んでいる人よりも、実家に住んでいる人、ローン完済済みの持ち家に住んでいる人のほうが有利です。

金融機関を比較することが重要

地方銀行では、住宅ローンを組んでいる人向けに有利な条件のカードローンを提供していることが多いです。

ネット銀行では、ユニークなサービスを展開していることもあります。

auユーザーの人なら、「じぶん銀行カードローン au限定割引」はぜひ検討してみましょう。auユーザーの人は最大0.5%金利が優遇されます。

「借り換えコース」なら、年1.7%~12.5%というお得な金利でおまとめをすることができます。

※1本化が難しい場合は債務整理できるか、こちらで調べてみましょう。

↓今の借金がなくなくなる場合もあります