太陽光発電の問題点やデメリットとは?

太陽法発電は自然エネルギーを使った発電法の中でも、最もメジャーなものだと言えます。この発電法がここまで有名になったのは、住宅やマンションに取り付けられ、自家発電ができるという面があったからでしょう。

これにより毎月の電気代を抑えられるだけでなく、余った電気を業者に売ることで、一定の収入を得ることができます。

また、設置が比較的簡単なことから多くの住宅で導入されるようになり、さらに設置に際して国や市町村からの補助金があったことも大きな後押しになりました。

ここまで見ると太陽光発電機の設置にはメリットしかないように感じられますが、決してそんなことはありません。いくつかのデメリットももちろんありますし、知っておかないと大きな損につながるような問題点も存在します。

このページでは、太陽光発電にはどんなデメリット、問題点があるのかについて詳しく解説していきますね。

太陽光発電に関わる4つのデメリット・問題点

太陽光発電の設置を検討して業者に連絡すると、向こうもなんとか成約を取り付けようと多くのメリットを並べ立てて紹介してくれます。対して、デメリットについてはあまり詳しく解説しません。成約率が下がってしまう恐れがあるためです。

ただ、太陽光発電で得をするためには、その裏にあるデメリットについてもしっかり理解しておくことがとても大切です。

導入には高額な費用がかかりますし、長期に渡ってメンテナンスしていかなければなりません。うまい言葉に乗せられて契約してしまうと、後々大きな後悔につながりかねませんから、導入を決断する前には必ずデメリットを把握しておきましょう。

それでは以下から、具体的なデメリットを紹介、解説していきますね。

設置費用が高額

まず一つ目のデメリットとして、設置費用が高額であることが挙げられます。費用の相場は100万円から150万円とされており、気軽に設置しようと思える金額ではありませんね。

ただ、これでも相場は年々低下しています。技術の進歩により、クオリティの高い製品を低価格で作れるようになったため、安いながらも十分な品質のものが多く登場しています。

ここ10年で相場は3分の1程度まで下がっているため、費用面でのハードルは大きく下がったと言えるでしょう。

とはいえ、まだまだ高いのは事実です。そして一番大切なのは、設置後に元が取れるのか、ということです。

太陽光発電で得られた電気は自分たちで使うだけでなく、電気事業者に売ることができます。安定して月に1万円売ることができれば、1年間で12万円、10年間で120万円となり、十分元を取るチャンスがあると言えるでしょう。

しかしここ数年、売電価格はどんどん下がっています。2016年には31円/kWhでしたが、2017年には28円となり、2018年には26円になることが予定されています。

幸い、設置から10年間は決まった価格で買い取ってくれるため、価格の変動リスクにおびえる必要はありません。それでも10年後には売電価格がどうなっているかわかりませんし、現時点でも導入が遅れるほど売電価格が下がってしまうというデメリットがあります。

この状況で、100%元が取れるかどうかは怪しいところです。さらに、太陽光発電機は設置すればずっと使えるわけではなく、定期的なメンテナンスも必要です。このあたりは後でさらに詳しく解説しますね。

このデメリットへの対策としては、見積もりをしっかり取るということが考えられます。設置にはいくら必要で、その後のメンテナンス費用も忘れずに見積もり、そして毎月どれくらいの収益が上がるのかを計算、予測しておきましょう。

行政からの補助金が終了しつつある

国が太陽光発電の設置を推進していたこともあり、設置に際して一定の補助金制度がありました。しかし、国からの補助金は平成26年3月末で終了しており、おそらくこれからも復活することはないでしょう。

幸い、補助金制度は国だけでなく、各自治体も行っているので、対象地域で設置を行うならぜひチェックするべきです。ただ、これらの補助金も近いうちに終了してしまうかもしれません。

補助金が終了した背景には、太陽光発電がある程度一般層まで広まり、需要と供給の関係が安定期に入った、という要因が考えられます。

今までは需要を後押しするために補助金を設定していたけれども、太陽光発電の有用性が十分に認知され、これ以上は補助金なしでも安定した需要が見込めるだろうと判断したのかもしれません。

じゃあ今から導入するのに旨味はないのかというと、決してそうとは言い切れません。先述したように、発電機の設置費用は年々安くなっています。そのため、補助金を受け取りつつ設置するのとそう変わらないコストでの導入が可能になってきているのです。

そういう意味では、補助金がないから損だと断定するのは早計かもしれません。とりあえず見積もりを見てから判断するのが賢い方法だと言えるでしょう。また、補助金制度がある自治体はまだいくつかありますから、忘れずに確認しておきましょう。

メンテナンス費用がかかる

太陽光発電のメリットとして、メンテナンスの手間があまりかからないというものがあります。メーカーのホームページを見てみてもこれをウリにしていることが多く、管理が楽なんじゃないかと思い込んでしまうかもしれません。

しかし、全くメンテナンスが必要ないわけではありません。確かにメンテナンスの頻度はそこまで多くありませんが、定期的な維持作業を行わないと発電効率が落ちてしまいますし、場合によってはモジュール(ソーラーパネル)が破損してしまう恐れがあります。

これらが起きる要因の多くは自然現象によるものです。たとえば積雪地帯なら、冬場はモジュールの上に雪が積もることになるでしょう。この雪が溶けるまでは太陽光がモジュールに届きにくくなるので、発電量は大きく低下します。

さらに積雪量が多くなれば、その重みによってモジュールが破損してしまうことも考えられます。もちろん、対策として補強材などを入れますが、それでも故障するリスクはゼロではありません。

また、夏場なら台風によって物が飛び、それがモジュールに当たるというようなことも考えられますね。モジュールは頑丈に出来ているとはいえ、やはり破損の可能性をゼロにすることは不可能です。

このように、予期せぬ事態でモジュールに不調をきたしてしまう可能性は十分に考えられます。幸い、多くの業者で数年間の保証期間がついており、その期間中は無料でメンテナンスを行ってもらえます。

ただ、その期間が終われば当然メンテナンス費用は有料になるので、保証期間の延長制度があるメーカーであればなるべく申し込んでおきましょう。破損や故障内容によってはメンテナンス費用が非常に高額になることもありますから、そのリスク回避は大切なことです。

長期に渡って安定して発電できるとは限らない

先述した機器の不調もそうですが、他にもいくつかリスクがあります。たとえば、今は日当たりが良い場所に設置できていたとしても、隣に大きいビルやマンションができてしまえば途端に入射光はなくなってしまうかもしれません。

たとえ一部分の陰であっても、太陽光パネルはそれで全体の発電量が落ちてしまいます。太陽光発電の投資費用の回収には10年近くかかると言われていますが、その間に周辺環境が変わらない保証はどこにもありません。

悪徳業者の存在に注意

一般人は太陽光発電に関して詳しい知識を持っていません。そのことを利用して不当に儲けようとする、いわゆる悪徳業者が存在します。

よくある手口として、相場よりはるかに高い設置費用を請求する、または雑な設置工事を行うというものがあります。

相場よりはるかに高い設置費用を請求するというのは完全に悪意がある行為で、これに引っかからないためにはいくつかの業者で見積もりを取ってもらうことが有効です。

相場観がわからないままに契約するのは危険ですから、複数の業者で見積もりをしてもらったうえで価格の根拠を聞き、自分が納得できる業者を選ぶようにしましょう。

価格ももちろん重要な要素ですが、同じくらい担当者の態度、雰囲気も大切です。これから長く付き合っていくメーカーになるかもしれませんから、しっかりした業者を選びたいところですね。

雑な設置工事を行う業者も当然避けたいところです。ネットでの評判を調べたり、細かい質問をしたりして、信頼できる業者かどうかを判断しましょう。

適当な工事をされてしまうと発電効率にも悪影響が出てしまいますし、なにより発火事故や破損事故といった、重大な事故につながってしまう恐れもあります。

業者選びは決しておろそかにせず、十分な時間をかけて行うようにしてくださいね。

まとめ

太陽光発電について最初から詳しい人はそうそういないでしょうから、まずは情報集めからじっくり行っていきましょう。メリットだけでなく、デメリットについてもしっかり調べることが大切ですよ。

そのうえで将来的に投資費用を回収できる見込みはあるか、それはおよそ何年後かの見積もりを取ってから、導入を決断するようにしましょう。

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