土地活用をサポートしている業者を探していて「生和コーポレーション」という名前を目にしない方はいないのではないでしょうか?生和コーポレーションは歴史が長く、確かな経験と実績を誇る業者です。
とはいえ、具体的にどんな業者なのかわからないまま契約するのはリスクがあるうえに、不安でもあると思います。
そこで今回は、生和コーポレーションの土地活用にはどんな特徴があるのか、ほかの業者に比べてどんな強み、弱みを抱えているのかといったことをわかりやすくご紹介いたします。また、ネット上ではどんな評判が多いのかも合わせてご紹介しますので、土地活用のパートナー選びのための参考にしてください。
生和コーポレーションってどんな会社?
生和コーポレーションの創立は1971年。現時点で45年以上にもおよぶ歴史があります。現在まで一貫して上場はせず、無借金経営を続けてきた手堅い企業です。
生和コーポレーションの特徴
生和コーポレーション最大の特徴は、何といっても事業内容が完全に土地活用に特化しているということでしょう。土地活用業者の多くは、通常の建売住宅や注文住宅などの建設も手がけています。その点、生和コーポレーションは土地活用事業だけに特化しており、珍しい存在だといえるでしょう。
累計着工件数は8万件を超え、関東首都圏、大阪、名古屋、福岡の4大都市圏にサービスを展開しています。
生和コーポレーションの強み
ほかの不動産会社の場合、「特定の活用方法にしか対応していない」「特定の工法でしか建物を建てられない」というところが珍しくありません。
活用方法については、賃貸住宅・店舗・オフィスビル・福祉施設など、一般的な方法のほぼすべてに対応可能です。
工法についても、木造・鉄骨造・RC造(鉄筋コンクリート造)に対応可能で、土地活用の目的と建物の用途を選びません。3階建て未満の低層建築から、4~10階建て以上にもおよぶ中高層建築まで、どのようなタイプの建物であっても対応できるのは、ほかの業者にはない独自のメリットと言えます。
続いて、建物ができた後の運用サポートの強みをご紹介しましょう。生和コーポレーションにも、ほかの多くの土地活用業者と同じく「一括借り上げシステム」があります。
建物を丸ごと業者に貸し出し、オーナーは90%程度の家賃保証を受け取る仕組みですが、生和コーポレーションの一括借り上げシステム(サブリース契約)は契約期間が業界最長水準の35年。長期に渡り安心して管理を任せることができます。
土地活用、特に賃貸マンション経営や賃貸アパート経営などの賃貸経営を行うにあたり、空室リスクを心配する方も少なくないでしょう。どれだけ一括借上げの契約期間が長くとも、空室や賃料の滞納が発生してしまったのでは、安定した収入を得るのは難しくなってしまうからです。
しかし、生和コーポレーションでは、2010年以来一貫して賃貸物件の入居率98%以上をキープしており、空室リスクに悩まされない確かな実績があることを確認できます。2010年といえば、まだリーマンショックの爪痕が癒えないころですが、その時期でも高い入居率を維持している点は賃貸住宅経営のパートナーとして高く評価できるはずです。
生和コーポレーションの弱み
次に、生和コーポレーションの弱みと言えるポイントを見ていきましょう。
まず、「対応エリアが限定されているため、利用できない場合がある」という点が挙げられます。
さらに、一括借り上げによるサポートや高い入居率などのサポートは充実しているものの、維持管理の面を保障するサポートは手薄になっています。具体的には建物の保証が「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称、品確法)に基づく10年間の保証しかありません。
もちろん、一括借り上げシステムの契約期間が業界最長ということは、建物自体は長持ちするようにつくられてはいます。しかし、長期的な運用を考えるにあたって、維持管理面でのサポート期間が短いという点は弱みだといわざるを得ないでしょう。
生和コーポレーションの評判
ここからは、生和コーポレーションの土地活用についてネット上ではどのような評判が多いのか、代表的なものをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。実際の利用者がどのような印象を持ったのか見ていくことで、サービス内容に関する具体的なイメージが湧いてくるはずです。
良い口コミ
営業マンの行動力と熱意に心打たれた
良い口コミで特に多かったのは、営業マンに対する高評価です。「ほかの業者と比べて、担当者に熱意が感じられた」と答える声が多く見つかりました。
知識があるだけでなく、仕事が早いのも安心できますね。
デザインへの対応力が高い
物件を建てるにあたり、デザインをどうするかは大きなポイントです。オーナーの要望を実現するのはもちろんですが、一般的には全体的なデザインをどうするかの提案は業者側から行われます。このデザインの提案力を評価する声がいくつか見られました。
「提案してもらったデザインの通りにしたら、入居者が殺到した」、「近隣で人気の高いデザインを調べて、それに合わせた提案を行ってくれた」といった声が見られます。
土地活用に伴う解決にも奔走してくれた
土地活用を新たに始める場合、それに伴ってトラブルが発生するケースも少なくありません。たとえば、「建て替えたいので、現在のテナントに退去してほしいがどう伝えたら良いかわからない」、「長年ほったらかしにしていた土地なので、現在貸し出している相手が誰なのかわからなくなっている」といった事態も考えられます。
本来なら、こうしたトラブルを解決する責任はオーナーにありますが、生和コーポレーションでは担当者がこれら土地活用に伴うトラブル解決にも力を貸してくれた、という声が複数見られました。それだけ生和コーポレーションの管理委託システムが心強いということです。
悪い口コミ
住民トラブルへの対応が悪い
こちらは、賃貸住宅に入居した方の声です。賃貸住宅の経営には入居者同士のトラブルがつきもの。通常、こうしたトラブルの解決はオーナーか、もしくはオーナーから運営の委託を受けた業者が行うことになります。
もちろん、個別のトラブルがどのような事情で起きたのかにもよるので、「生和コーポレーションはトラブル対応が悪い」と一概に断言することはできません。しかし、こうした声が一部に存在することは覚えておいた方が良いでしょう。
工事の騒音がうるさい
こちらは、主にアパートやマンション建設時にまつわる口コミです。主に建設地の周辺に住まわれている方で、「工事の騒音がうるさい」という声を上げている方がいくつか見られました。
こういった悪評があると、建物ができる前から周辺住民の方に対して悪い印象を持たれてしまう可能性もあります。アパート・マンション施工前には丁寧に挨拶を行うなど、対策の方法はありますが、第一にやるべきことは担当者と入念に打ち合わせを行っておくことでしょう。
もし本当に工事の騒音がうるさかったとしても、丁寧に連絡を行っておけばトラブルを防げる可能性は高まります。
採算性に関する提案をしてくれない
土地活用でもっとも重要なポイントのひとつは、「採算が取れるのかどうか」という点です。通常、立地が悪いといった理由で採算が疑問視される場合、土地活用業者から「活用をやめた方が良い」とアドバイスされるケースもあります。
しかし、生和コーポレーションではこうした収益性に関する提案を行わない、という口コミが見つかりました。つまり、「採算が取れなくても契約して建物を建ててしまえばいい」という考えで契約を勧める担当者がいた、ということでしょう。
ですが、これは良い口コミの部分で取り上げた営業マンに対する良い評判と矛盾する口コミです。結局のところ、生和コーポレーションに「採算性に関する提案はしない」という方針があるというわけではなく、「信用できる営業マンもいれば、そうでない人もいる」ということでしょう。
生和コーポレーションに限ったことではありませんが、担当者が信用できる人かどうかは土地活用の成否を左右する大きな要素になるといえます。
生和コーポレーションの土地活用を利用する際の注意点
以上のことから、生和コーポレーションで土地活用を利用する際の注意点をまとめました。
長期的な運用を見据えた土地活用を計画する
生和コーポレーションでは、一括借り上げシステムの契約期間が業界最長水準ということもあって、長いスパンで土地活用を考えるのに向いています。場合によっては、自分の世代で土地活用を行うばかりでなく、相続対策なども考えていかなければならないでしょう。
こうした長期的な運用計画は、幅広いプランに対応できる生和コーポレーションに依頼するにあたって不可欠なものであるだけでなく、同時に相性が良いものでもあります。もちろん、担当者に相談しながら計画を練り上げていくのも良いでしょう。
担当者が信頼に値するかどうか見極めてから契約する
オーナーにとっての「相談相手」となる営業担当者が信用できるかどうか見極めてから契約することが大切です。生和コーポレーションに関する口コミは良いものも悪いものもほぼ担当者の対応によって分かれており、担当者の質が最も重要なポイントになるといっても過言ではありません。
必ずほかの業者と比較検討する
担当者の良し悪しを見極めるための具体的な方法としておすすめなのが、ほかの業者と比較する方法です。1社だけを相手に、担当者の良し悪しを見極めようとしてもなかなか難しいものですが、比較対象となる業者が存在することでより良い部分と不足している部分が明確になります。
まとめ
今回は、歴史ある土地活用業者の一つである生和コーポレーションについて、その特徴と口コミをご紹介してきました。生和コーポレーションは、幅広い活用方法に対応できる業者です。ただし、担当者の質によって提案力が変わってくるので、契約内容を細かく確認し、見極めには注意してください。
今回ご紹介した情報を、土地活用の業者選定にお役立ていただければ幸いです。