お金の使い方には優先順位がある!重要なのは?【健康・投資・貯金】

我々の所得には上限があります。そしてその所得の上限の中で、様々なものを購入します。つまり、我々が変えるものの数には上限があるわけです。

お金持ちになる人ほど、限られた条件の中で買い物をするのがうまく、いつまでたっても貧乏生活から抜け出せない人ほど買物が下手です。今回はお金持ちの普段の行動を参考に、お金の使い方の優先順位を考えていきたいと思います。

最も優先順位が高いのは「健康」

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まず、全てのお金の使いみちの中で、最も優先順位が高いのは「健康のため」です。

お金持ちというとだらしなく太っていて不摂生な生活を繰り返しているというイメージがあるかもしれませんが、実際にはそんなことはありません。むしろ貧乏な人のほうが遥かに不健康です。

厚生労働省の調査によれば、家計支出が多い世帯ほど、総エネルギー、脂質、タンパク質、炭水化物、カルシウム、ビタミン、食物繊維などを多くとっていることが明らかになっています。

また、別の調査では、低所得者層ほど喫煙率が高いことが明らかになっています。

また、ブルッキングス研究所の調査によれば、所得が高い人のほうが寿命が長いことがわかっています。

要するに、お金持ちほど栄養状態がよく、健康にも気を使っており、結果として長生きしているわけです。では、一体なぜこのような現象が起こるのでしょうか。

理由はいくつか考えられます。まず、お金持ちほど健康が数少ない「お金で買えない財産」であることを理解している、ということが挙げられます。

現代においては世の中の大抵のものはお金で手に入れることができますが、健康は手に入れることができません。いい治療を受けることはできませんが、それも完璧ではありません。だからこそお金持ちは健康にお金をかけて、少しでも病気から遠ざかろうとするのでしょう。

また、お金持ちはベストパフォーマンスを引き出すことに熱心です。人間はいつでもベストパフォーマンスが発揮できるわけではありません。

能力が高くても健康状態が悪ければ実力を十分に発揮できませんし、逆に能力は人並みでも健康状態が最高ならば自分より能力が高い人に打ち勝つことができます。だからこそお金持ちは健康管理に努めているのです。

次に優先度が高いのは「自己研鑽」

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健康についで優先度が高いのは自己研鑽、もう少し噛み砕いていうと「自分の能力を高めるための自己投資」です。人間にはそれぞれ持って生まれた才能というものがありますが、たとえ才能がない人間でも後天的な努力によってある程度その差を埋めることができます。

才能がなくても努力すれば、才能はあるが努力しない人に打ち勝てるかもしれません。才能があって努力もする人には勝てないでしょうが、それは仕方のないことです。才能の上にあぐらをかいている人に勝てるようになるだけでも万々歳です。

自己投資をすればするだけ、自分の能力が高まっていきます。能力を高める方法は一つではありません。本を買うのも、セミナーに参加するのも、立派な自己研鑽です。

自分に最適な自己研鑽を見つけることができれば、効率的に自分の能力を高めていくことが出来るでしょう。

自己研鑽に励めば、それだけ将来多くのお金を手にすることが出来る確率が上がります。世の中の殆どの人は目先の快楽にばかりお金を使ってしまい、それゆえにお金持ちになれないまま一生を終えます。

ちょっと自己研鑽に励めばこうした人達を一気に抜き去ることができます。

3番目に優先順位が高いのは「生活費」

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次に優先順位が高いのは「生活費」です。ここでいう生活費とは、主に食費、住居費、通信費、水道光熱費、保険料など、本人の好むと好まざるにかかわらず支払わなければならない費用のことです。

生活費については色々な考え方があるかと思いますが、あまり極端な節約生活をするのは当サイトではおすすめしません。

普段から切り詰めまくった生活をしているとどうしても考え方がネガティブ思考に陥ってしまいがちですし、安いものばっかり食べているといちばん大切な健康を損なう可能性があります。

もちろん、過剰に生活費を賭けるのはもったいないことですし、削れる部分はしっかりと削っていくに越したことはないのですが、やりすぎないようにしましょう。

子供がいる場合は教育にもお金をかけよう

なお、子供がいる場合は、教育にも相応のお金をかけることをおすすめします。子供は大人と比べて多種多様な可能性を持っています。その子供の可能性を開花させられるのは他でもない親です。

あれもだめ、これもだめと制限してしまうと、せっかくの子供の才能を台無しにしてしまう可能性があります。小さいうちは本人が興味を持ったことを色々とやらせて、その中から特に子供が好きなことを学ばせるためにはある程度のお金を使うべきです。

子供にお金をかけるのはいわば投資の一種です。お金をかけたからと言って必ずそれに見合ったリターンが返ってくるとは限りませんが、一方でお金をかけないとほぼ失敗に終わるのも投資そっくりです。

4番目に優先度が高いのは「貯蓄」

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生活費についで優先度が高いのは「貯蓄」です。貯蓄の優先順位が生活費よりも低いというのはちょっと意外に思われるかもしれませんが、無理して生活費を削って貯蓄をしようとしても間違いなく長続きしません。

まずは生活基盤をしっかりと構築し、余ったお金を貯蓄に回す、というのが家計としてはより健全です。生活費をそこそこ削ってもまだ貯蓄ができないという場合は、そもそもの収入が低すぎる可能性があり、転職などを考えたほうが良いかもしれません。

貯蓄がなかなかうまくいかない、ついついお金があると使ってしまうという方は、何か目的を持って貯蓄に励むと良いかもしれません。

人間、何事も目的があれば頑張れるものです。「旅行に行きたい」「車を買いたい」「投資の頭金にしたい……」なんでも良いので、自分が頑張れそうな目的を定めてみて下さい。

5番目に優先度が高いのは「投資」

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ここでいうという投資とは、株式投資や債券投資などの、元本割れのリスクが有る投資のことです。投資に興味がある方は多いかと思いますが、実は全体としての優先度は低めです。と言うよりは、投資ができるようになるまで貯蓄を築くことが大変です。

投資は健康に気をつけて、自己研鑽に十分に励んで知識をつけ、生活基盤をしっかりと確率に、なおかつ十分な貯蓄ができてからやるべきです。これらのことを疎かにして、投資にお金を突っ込んでも失敗する可能性が非常に高いです。

投資には色々な種類のものがありますが、まずはローリスクローリターンなものから始めたほうが良いでしょう。元本割れの危険性がある投資の中で比較的リスクが低いのは債券投資です。

債券は償還期間まで発行元の国や自治体、企業などが存続していれば元本割れすることはありません。まずはこうした比較的安全な投資でお金の扱い方を覚えてから、よりハイリスクハイリターンな株式投資や不動産投資にチャレンジした方がいいでしょう。

早く稼ぎたいからと言って、いきなりリスクの高い投資に手を出すと大やけどする可能性が高いです。

6番目に優先度が高いのは「趣味」

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全ての出費の中でも特に優先度が低いのが「趣味」です。趣味とは本来、お金に十分余裕がある人のためのものです。色々と頑張って、お金持ちになったことに対する見返りと言ってもいいかもしれません。

貧しい人の趣味を全否定するわけではありませんが、瞬間的な快楽のために趣味にばかりお金を使っているようでは、おそらく一生お金持ちに離れないでしょう。

そうした人生もまた一興ですが、個人的にはまずは別のことにお金を使ってお金持ちになって、そのお金でもっと楽しい趣味に励んだほうが良いかと思います。

お金の使い方は、お金の稼ぎ方以上に大事である

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ここまでお金の使いみちの優先順位について考えてみました。もちろん、これは当サイトが正しいと考えている優先順位であり、世の中の絶対的な普遍的真理ではありません。この通りにしても失敗することもありますし、別のやり方で成功することもあるでしょう。

しかし、自分の健康や自己研鑽のためにお金を多く使う、というのはま図間違いないでしょう。そのように自分を鍛え、コントロールできる人はやはり着実に試算を築いていくものです。

今まで趣味にばかりお金を費やしていたという人は、これを機械に自分のお金の使い方を再考してみると良いかもしれません。