結婚式でかかるお金はいくら?満足度を下げずに節約する方法は?

結婚式はお金がかかるもの、というイメージをお持ちの方は多いかと思います。たしかに、盛大にやろうとすればかなりのお金がかかりますが、最近は比較的お金の掛からない結婚式のプランも増えてきています。

一方で、結婚式は一生に一度のイベントだから(たまにそうでなくなる人もいますが)、多少お金がかかってもいいから豪華にやりたいという人もいることでしょう。そのあたりのニーズは千差万別であり、どちらが正しいとか間違っているとかいう問題ではありません。

今回の記事では、結婚式費用の相場や支払いタイミングはもちろん、より満足でき、なおかつ無駄な費用がかからない結婚式を実現するためのポイントもお話します。

日本では結婚式≒挙式+披露宴

結婚式とは厳密には、結婚する二人が愛を誓う儀式のことですが、日本においては挙式と披露宴がセットになったものを結婚式と呼ぶことが多いようです。

挙式は二人で神父さんや仏様の前で、あるいは参列客の前で愛を誓うというもので、どちらかと言えば儀式的な面が強いものです。儀式をしっかりと完遂することによって、夫婦になったという自覚を持つ人も少なくないようです。

一方、披露宴とはその名の通り、参列客に結婚したことをお披露目するためのパーティのことです。友人、親族、職場の人などを招き、食事やお酒、出し物などを楽しんだりします。挙式の形式は概ね決まっているのに対して、披露宴は自由度が高く、他にはない個性的な披露宴を開催する人も少なくありません。「ご祝儀」が発生するのはこちらです。

挙式と披露宴はどちらか片方だけ行っても良い

結婚式は挙式と披露宴がセットになったもの、というのはあくまでも一般的なイメージであり、実際には挙式と披露宴のどちらか片方だけを行っても全く問題ありません。挙式や披露宴という枠にとらわれない、個性的な結婚式を行うのも自由です。

ただし、あまりに一般的な形式から外れた結婚式は出席者に違和感を与えることもあるので、個性を重視しすぎる余り変な感じにならないように気をつける必要はあります。

結婚式の費用総額の平均は359.7万円

次に、先輩カップルたちがどれくらい結婚式にお金をかけたのかを見ていきましょう。ゼクシィが結婚式を経験した夫婦を対象に2016年に行なった調査によれば、結婚式の費用総額の平均は359.7万円でした。50万円単位で区切った場合の主な分布は以下のようになっています。

  • 400万円~450万円:16.6%
  • 350万円~400万円:13.2%
  • 300万円~350万円:13.1%
  • 500万円~550万円:9.8%
  • 450万円~500万円:9.3%
  • 250万円~300万円:7.7%
  • 200万円~250万円:7.0%

これらの数値を見てもわかるように、結婚式の費用総額はカップルによって大きく異なります。どれだけお金をかけたいか、あるいはどれだけお金をかける余裕があるか、という個人的な事情が色濃く反映されているためでしょう。

ちなみに、地域別に見た場合、費用平均が最も高いのは福島で399.3万円、最も低いのは北海道で196万円でした。北海道の結婚式は会員制で費用が会費で賄える割合が多いため、他の地域と比べて極端に費用が少なくなっているようです。

1人あたりの費用の平均は6.2万円

また、費用総額を招待人数で割った1人あたりの費用の平均は、6.2万円でした。2010年の調査開始時点では5.3万円でしたが、年々増加傾向にあります。

地域別に見た場合、最も高いのは東海地方で7.0万円、最も低いのは北海道で3.2万円でした。全体的に南に行くほど1人あたりの費用が高額になる傾向があります。

ご祝儀総額の平均は232.3万円

結婚式につきものであるご祝儀総額の平均は232.3万円でした。調査開始時の2011年には226.9万円でしたが、近年は増加傾向にあります。概ね、結婚式の総費用の60%程度がご祝儀で賄われているようです。地域別に見た場合、最も高いのは九州で287.3万円、最も低いのは北海道で140.6万円でした。

カップルの自己負担額の平均は143.2万円

一方、総費用からご祝儀を差し引いた、カップルの自己負担額の平均は143.2万円でした。調査開始時の2010年には119.3万円でしたが、増加傾向にあります。地域別に見た場合、首都圏が176.0万円で最も高く、北海道が76.7万円で最も安くなっています。

親族からの援助を受けとっている人は72.6%、平均援助額は166.9万円

結婚式の費用について、親から援助を受けたカップルの割合は72.6%でした。2010年には70.4%で、その後2014年には67.5%まで下がったものの、その後2年で急速に伸びました。平均援助額は166.9万円で、援助を受けているカップルは援助を受けていないカップルよりも結婚式費用が57.7万円ほど増額しています。

費用の内訳で最も多いのは披露宴の料理と飲物、ついで新婦の衣装

結婚式にかかる費用を目的別に仕分けた場合、以下のようになりました。

  • 料理・飲物:122.9万円
  • 新婦の衣装:47.4万円
  • 引き出物・引き菓子・プチギフトなど:35.7万円
  • 挙式料:31.5万円
  • スナップ写真の撮影:22.3万円
  • ビデオ撮影:18.9万円
  • 総花:17.4万円
  • 新郎の衣装:16.7万円
  • スタジオ別撮り撮影:15.5万円

最も高いのは料理・飲み物で、実に全体の3分の1以上を占めています。次に多いのが新婦の衣装で50万円近くとなっています。

平均費用は予算編成の参考にはなるが、それだけにとらわれてはいけない

結婚式費用の相場を知るのは重要なことですが、見栄を張るために相場より高いお金をかけたいなどと考えるのは良いこととはいえません。

結婚式は人と競い合う性質のものではないからです。大切なのは自分と配偶者がどんな結婚式を開きたいか、どれくらいまでのお金なら出せるか、ということです。

見栄を張りすぎたたために新生活の資金がなくなりいきなり夫婦仲に亀裂が入るようなことはあってはいけません。逆に、ケチりすぎてわだかまりを残すような自体も避けるべきです。夫婦で十分に話し合って、お互いが納得した上で予算を決めることが大切です。

結婚式の費用を払うタイミングは全部で3通り

結婚式の費用について意外と忘れられがちなのが、費用を払うタイミングです。支払のタイミングは大きく前払い、当日払い、後払いの3つがあります。

前払いは結婚式にリラックスして望めるが、資金を集めるのが大変

前払いとは、結婚式の前日までに支払いを済ませる料金形態です。お金を予め払ってしまうため結婚式当日はお金の心配をすることもなく、リラックスした状態で式に臨むことが出来ます。

しかし、結婚式の費用を前日までに支払うというのは、ただでさえ何かと出費がかさむカップルにとってはなかなか厳しいものです。結婚前から計画的に資金をためておく、両親からの援助を要請するなどして置くことが大切です。

当日払いはご祝儀を費用に当てられるが、手元資金がある程度必要

当日払いとは、当日支払われたご祝儀を費用に当てて、足りない分を自己資金で支払うというものです。結婚式直前になって慌てて資金を用意する必要が無いというのが大きなメリットです。

一方、式直後にお金の話をしなければならないため、現実に戻された感じを味わうことになります。また、ご祝儀がおもったよりも少なかった場合に備えて、手元には十分な資金を用意しておく必要があります。

後払いは時間に余裕ができるが、やはり手元に資金が必要

後払いとは、結婚式の後に費用を支払うものです。ご祝儀を費用に当てられるという点では当日払いと同じですが、こちらのほうがより時間に余裕ができるため、ご祝儀の内容をしっかりと確認できるというメリットがあります。

一方でやはり手元には十分な資金を残しておく必要があります。

支払い方法は原則現金、カード、ローンのいずれか

スーパーなどでは、現金やクレジットカード、各種金券などの支払い方法の中から、自分に最もあったものを選択できるようになっています。結婚式費用も基本的には同じであり、幾つかの支払い方法の中から最も自分にあったものを選ぶことになります。

現金・クレジットカード一括払いは新生活に影響が出づらいが、お金を用意するのが大変

結婚式費用の支払い方法でも特に人気なのが現金・クレジットカードでの一括払いです。現金払いの場合は結婚式場が指定した口座に期日までにお金を振り込む、というのが一般的です。クレジットカード一括払いの方法は、スーパーでやるそれと殆ど変わりありません。

借金を残さないので新生活に最も影響が出づらい支払い方法ですが、一方でまとまった資金が必要になり、足りない場合はご祝儀を当てる、親の援助を要請するなどする必要が出てきます。

クレジットカード分割払いはポイントが貯まるが、新生活に影響が出ることも

クレジットカードを利用する場合は、一括ではなく分割払いで支払うことも可能です。結婚式の費用はかなりの高額になるため、それによってもらえるポイントが多くなるのがメリットです。仮に結婚式費用が400万円、ポイント還元率が1%ならば、4万円分もポイントが貰えます。

ただし、新生活が始まった後も支払いを行うことになるため、新生活に影響が出やすいという一面もあります。また、原則として支払い回数が3回以上だとそれに応じた金利がかかります。

ブライダルローンは手元に資金がなくても大丈夫だが、新生活に最も影響が出やすい

ブライダルローンとは、その名の通り結婚式費用を賄うためのローン(金融商品)です。銀行やクレジットカード会社などが各種ローンを用意しています。手元に資金がなくても結婚式ができるというのが最大のメリットです。

しかし、分割払いよりも返済期間が長くなり新生活に影響が出やすい上、金利も高く総支払額が増えやすいというデメリットもあります。ローンを組む前に、新生活突入後の返済計画をしっかりと立てておくことが大切です。

結婚式の予算の建て方

結婚式のプランを考える上で、最も大切なのが予算です。どんな素敵なプランも、実現させるためのお金がなければ絵に描いた餅に過ぎません。

予算は両家で用意できる自己資金(親の援助含む)に、ご祝儀を加えたものとなります。自己資金がいくらあるかはすぐにわかりますが、問題はご祝儀がいくら入ってくるのか、ということです。ご祝儀の相場は以下のようになっています。

  • 兄弟姉妹:1人あたり10万円が目安です。複数人いる場合は、それぞれがご祝儀を出すのが普通です。
  • 会社関係者:上司などの目上の立場にあたる人は5万円、同僚や部下などは3万円が目安です。
  • 親族:関係性にもよりますが、1人あたり5万円が目安です。
  • その他友人など:3万円が目安です。

この目安に人数を書けると、ご祝儀の大まかな金額がわかるはずです。もちろん、すべての人が上記のとおりにご祝儀を包むとは限りませんが、人数が多ければ概ね上記の数値に収束していくはずです。

心配だという方は、ご祝儀が予想よりも少なかった場合に備えて、ある程度自己資金を多めに用意しておくといいでしょう。

結婚式のお金の掛けどころ・抑えどころは?

予算額の概算がわかったら、次はそれをどのように割り振っていくかを決めます。一般的な挙式と披露宴を行う結婚式の場合、予算の大半は披露宴に持って行かれます。

それだけを考えると披露宴のほうが予算を削る余地が多いように思われます。披露宴はカップルが出席者をもてなす場でもあるため、披露宴の費用を闇雲に削ってはいけません。

料理にお金をかけると、満足度が上がる

マイナビウェディングの調査によれば、花嫁がゲストに言われて一番嬉しかったことは「料理が美味しかった」なのだそうです。出席者は多くの人が料理で結婚式の良し悪しを判断する、というわけです。そのことを考えると、料理にはそれなりにお金をかけたほうがいいでしょう。

もちろん、余りお金をかけすぎるとかえって出席者にプレッシャーとなることもありますが、少なくともケチるようなことはすべきではありません。自身でも試食して味やボリュームを確かめておき、ドリンクも豊富に用意しておくなど、十分におもてなしの体制を整えておきましょう。

会場・スタッフの品質も満足度を左右する

料理についでお金をかけたいのが、会場・スタッフの品質です。特にスタッフのレベルが高ければ、それだけカップル側も出席者側も満足度が向上します。

特にカップルは会場の職員と何度も顔を合わせることになるため、スタッフのレベルが低いとその度に嫌な思いをすることになります。スタッフの品質には十分にこだわりましょう。

誰も見ていない小物は節約のしどころ

一方、最も予算を削っても影響が出づらいのが、ウェディング用の小物です。グローブやティアラ、バッグなどはカタログを見ているとついこだわりたくなってしまいます。

しかし、出席者の興味はほとんどがドレスに集中するため、小物にこだわってもほとんど意味がありません。見た目を気にする場合は、ドレスにのみお金をかけたほうがいいでしょう。

引き出物はアイデア次第で安くてもいいものを出せる

引き出物を選ぶポイントは、相手がもらって困らないものにする、ということです。出席者は二人の顔が入っているお皿なんかもらっても困るだけですし、そんなものにお金をかけても意味がありません。

いわゆるカタログギフトは複数の品物の中から選ぶという楽しさを味わえるため、安くても満足度が上がりやすくおすすめです。

結婚式場の選び方は?

結婚式場は口コミサイト「ウェディングパーク」から探すことをおすすめします。エリア(都道府県)と招待人数、結婚式において重視した移転の3つを入力するだけで、予算の概算を知ることが出来ます。

式場は定期的にブライダルフェアを開催しているので、良さそうな式場を見つけたら参加してみましょう。会場の見学をしつつ、無料やワンコインで式場の料理が試食できたりするので結構お得です。

初めてのブライダルフェアでいきなり契約するのは危険です。高額な買い物ですから、割引があったとしてもそれに釣られず、一度持ち帰って二人で真剣に検討した方がいいでしょう。最低でも3つぐらいは式場を実際に見て回り、その中から選ぶといいでしょう。

写真を撮影しておくと、家に帰ってから検討する際の手助けになります。良さそうな式場は2度3度とブライダルフェアに参加して、真剣な目で見てください。複数回行けば会場側にも本気度が伝わるため、邪険にされることはまずないでしょう。

満足度を下げずに結婚式費用を減らす!

満足度を下げずに結婚式を開くためのヒントを幾つか紹介いたします。

夏と冬は料金が安いことが多い

結婚式の需要は常に一定ではなく、したがって料金も季節によって変動します。他の人が結婚式を開きたがる季節ほど料金が高くなり、そうでない季節は安くなります。他の人が結婚式を開きたがる季節は、大雑把に言えば春と秋、具体的には4月~5月と9月下旬~11月あたりです。この季節は料金が高いです。

逆に言えば、それ以外の次期は全体的に料金が休めに設定されています。特に1月~2月は寒さが厳しく需要不足になるため、結婚式場は通常よりも割安なプランを提供することが多いです。こうしたプランを利用するのは一つの手と言えるでしょう。

ただし、気候が厳しい時期に長丁場の結婚式をするのはそれなりに体力が必要になります。出席者に高齢者や子供がいる場合は配慮が必要になります。空調の十分整った会場を選択するなどして、自身や出席者が嫌な思いをしないように心がけてください。

仏滅や平日、夕方以降などは料金が安くなることが多い

同じ季節であっても、仏滅などの縁起が悪いとされている日は料金が安くなる傾向があります。逆に大安は料金が高くなることが多いので、節約を重視するならば避けたほうがいいでしょう。

縁起が悪いのは避けたい、という気持ちが強い場合は無理に仏滅を選ぶ必要はありませんが、別にそんなものはどうでもいいと思えるならば仏滅を選んだほうがいいでしょう。

また、同じ週であっても、平日のプランは土日祝日のプランよりも料金が安い事が多いです。平日に多くの出席者を集めるのは難しいかもしれませんが、出席者を少なくしたい場合はそちらのほうがむしろ好都合です。

また、夕方や夜のプランは昼間のプランよりも料金が安いことが多いです。暑い時期でも夜ならば比較的涼しいです。キャンドルやライトアップなど、遅い時間ならではの幻想的な演出もできます。ただし、夜に披露宴を開くと終了時間がかなり遅くなるため、出席者の帰宅が確保しづらいという欠点もあります。

結婚式場との交渉次第で料金が安くなることも

結婚式場との交渉次第では、10万円以上料金を引いてもらうことも可能です。もちろん、何も考えずにただ値下げをしてくれと頼んでも、断られることでしょう。明確な戦術を持ち、相手の弱いところを突くようにすれば交渉成功の確率は高まります。

結婚式場が開いている日取りに結婚式を行うことを前提に交渉すれば、相手から料金の値下げを引き出すのは決して難しくありません。場合によっては料金の値下げでなく、料理のランクアップや司会者の無料提供と言った形でサービスを受けられることもあります。

また、他の式場の見積もりを見せて交渉する、というのも一つの手段です。「今の料金ならば別の結婚式場を選ぶが、あと10万円安くしてくれたらこちらを選ぶ」といったように、自分の立場を明確にするといいでしょう。

アイテムの持ち込みで余計な費用が削れる

結婚式に必要なアイテムは必ずしも結婚式場から買ったり借りたりする必要はありません。ネットや店舗で自分で気に入ったものを購入したり、手作りしたりしてもOKです。

ブーケや映像などはリーズナブルな価格でサービスが良い専門店が充実していますので、結婚式場に委ねるよりは自分たちで選んだほうがいいでしょう。自分たちで結婚式を作っているという間隔も味わえ、一石二鳥です。

ただし、結婚式場によってはアイテムの持ち込みを認めていなかったり、持ち込みが有料になっていたりするっこともあります。持ち込みアイテムが決まっている場合は、事前に結婚式場側に伝えておくといいでしょう。

個性的な結婚式で安く済ませる!

従来の結婚式の形式に余り魅力を感じない、あるいはごく少ない人数だけを招きたい場合は、以下のようなスタイルの結婚式がおすすめです。

レストランウェディング

レストランウェディングとは、自分たちのお気に入りのレストランを一定時間借り切って、そこで挙式と披露宴をまとめて行ってしまうスタイルの結婚式です。前述の通り多くの出席者は料理で結婚式の良し悪しを判断しますから、そこにお金を思いっきりかけて、後は節約してしまおう、というわけですね。

レストランウェディング用の式場は式場の規模30人~50人程度になっていることが多く、比較的少人数な結婚式を開きたいというカップルにおすすめです。余計な部分に料金がかかっていないため、無駄を省きたい、節約志向のカップルにもおすすめです。

フォトウェディング

フォトウェディングとは、写真に重点を置いたウェディングです。挙式や披露宴は行わず、写真だけを残す、と言うものです。写真を撮影するシーンは結納や式前、式当日など多岐にわたります。

通常の結婚式と違い、写真を撮影するだけなので衣装や撮影場所に制限がなく、自分の望んだ思い出を残すことが出来ます。盛大な式は必要ない、二人の思い出さえ残ればかまわないというカップルには、フォトウェディングがおすすめです。

自宅結婚式

自宅結婚式とは、その名の通り自宅で結婚式を開くことです。通常は新婦が新郎の自宅に出向いて行います。自宅は最も慣れ親しんだ場所であり、そこで結婚式を行いたいというカップルが最近増えています。新婦が媒酌人に付き添われて新郎宅に出向き、杯を交わし合うことがメインとなります。

招待できる人数が非常に少なくなってしまいますが、そのかわり費用は安く、アットホームな雰囲気を演出できます。最近は自宅結婚式を専門とする業者も増えてきており、彼らにレイアウトや掃除を任せることも可能です。

少人数ウェディング

少人数ウェディングとは、文字通り少人数で行う結婚式です。少人数に定義はありませんが、概ね40人未満のものをそう呼ぶと考えてください。

少人数故に大きな結婚式場を必要とせず、総費用を抑えることができ、出席者との距離が近くなるというメリットがあります。ただし、出席者が減るとご祝儀も減るため、必ずしも大幅に自己負担額が節約できるわけではないことには注意が必要です。

まとめ

・結婚式にかかる総費用は平均で約360万円
・内カップルの自己負担額は約143万円
・費用を支払うタイミングは支払い方法は数種類ある
・料理にお金をかけると、出席者の満足度が上がる
・会場・スタッフの質も重要
・結婚式場を選ぶ際には、必ずブライダルフェアを開催する
・人気のない季節や仏滅、平日などを選べば費用を節約できる
・レストランウェディングなど、個性的な演出で費用を節約できる

結婚式は一世一代の大舞台ですが、だからといってお金をかけすぎてその後の生活に支障が出るようでは困ります。十分話し合い、予算と自身のニーズにあった式を開くように心がけましょう。