結婚生活には多額の費用がかかります。まず結婚式が最初のハードルで、それが終わったと思ったら住宅購入、自動車購入、子供、保険と次々とお金のかかるイベントがやってきます。
そのことを考えると、結婚相手の経済力をきちんとチェックするのは間違いではなく、むしろ当然のことといえます。
例えば経済力以外の能力、容姿、性格はほぼ同じだけれど、かたや年間所得1億円の経営者、かたや年間所得300万円のサラリーマンという2人を選べる立場にいて、後者を選ぶ人は殆どいないでしょう。それ自体は悪いことではありません。
しかし、あなたが結婚相手を選ぶ権利があるように、相手も結婚相手を選ぶ権利があります。いくらあなたがお金持ちと結婚したいと思っていても、お金持ちがあなたと結婚したいと思わなければどうにもなりません。
今回の記事ではお金持ちがどんな判断基準で結婚相手を選ぶのか、選ばれるためにはどうすればいいのかなどを解説いたします。玉の輿に乗りたい方必読の内容です。
意外と少ない「ステレオタイプ」なお金持ち
皆さんはお金持ちと聞いてどんな人を思い浮かべますか?親の資産を引き継いだ人、つまり自分で努力して成功したわけではない人を思い浮かべる方も多いかと思います。たしかにそういう人もいますが、割合としては思ったほど多いものではありません。
例えばアメリカの場合、名著「隣の億万長者」によれば、アメリカのミリオネア(純資産100万ドル以上の人)のうち、80%は自分一代で富を築き上げた人です。特別お金持ちの家に生まれたわけではなく、本人の運・才能・努力で資産を築いたわけです。
もちろん、アメリカは日本と比べて起業しやすい土壌が整っており、雇用の流動性も高く新規事業で財を成しやすいので一概には言えませんが、日本でも一代で財を築き上げた資産家は少なくありません。
そのことも踏まえて、まずは現在の日本にはどのようなお金持ちがいるのかを見てみましょう。今の日本で人より所得も資産も多く、将来性があるお金持ちは、概ね以下の4つに分類できます。
- 親の資産を引き継いだ人
- 自分一代で成功した人
- 大企業の会社員など、安定した立場にいる人
- 専門的な資格によって稼いでいる人
親の資産を引き継いだ人
親がお金持ちだと、大抵の場合子供もお金持ちになります。資本主義社会においては、お金はお金を呼ぶので当然の現象です。
親がお金持ちでも子供が無能だったために資産を減らすというケースもありますが、大抵のお金持ちは子供に対して熱心な教育を行うので子供も賢く育ち、資産も増えていきます。資産家特有の豊富な人脈ゆえに立場が非常に安定しており、家柄も良いので、婚活の現場ではよくターゲットにされます。
自分一代で成功した人
成功した企業の経営者や一部のプロスポーツ選手などが該当します。若いうちからなかなか成功しづらい社会において目覚ましい結果を残しているため、自分の判断にかなりの自信を持つ人、ある意味変人と呼ばれる人が多いです。
現時点では好調であっても将来失脚する可能性が高く、安定性に欠ける一面もあります。また、一代で財を成したので、お金を稼ぐのはうまくてもお金を使うのが下手で、最終的に自己破産にたどり着くようなケースもあります。
一方で失脚してもまた這い上がってくる根性があるタイプでもあったりと、波乱万丈な人生を送ることが多いようです。
大企業の会社員など、安定した立場にいる人
上場企業の会社員、大都市の地方公務員、中央省庁のキャリア官僚などが該当します。被雇用者であるため、年収が億単位に届くということはめったにないのですが、年収1000万円程度、もしくはその少し上で安定することが多く、十分お金持ちの範疇に言えるといえます。
また、被雇用者であるがゆえに様々なセーフティネットの対象となるのもポイントです。瞬間最大風速では経営者に劣りますが、安定性はずっと上であるため、長期が前提となる結婚相手としてはベストとも言えます。
専門的な資格によって稼いでいる人
医師、弁護士、公認会計士などの専門性の高い資格が必要な職業が該当します。これらの資格が無いと就けない職業は業務独占資格と呼ばれています。
その取得自体が難しいため新規参入のハードルが高く、過当競争に巻き込まれづらく、安定した稼ぎを得やすいのが大きなポイントです。単純労働者と比べて機械に取って代わられるリスクも低く、長期的に安定して稼げる人であるため、婚活の場で人気があります。
お金持ちと結婚するために必要な「5つの武器」
お金持ちと結婚するためには、まずお金持ちが他人をどのように評価しているか(どのような相手と結婚したがっているか)を把握する必要があります。そして、そのお金持ちの需要に適した、お金持ちに釣り合う人間にならなければいけません。
お金持ちになるのも楽ではありませんが、お金持ちに見初められるのも楽ではないのです。お金持ちに見初められるために準備しておきたい「5つの武器」は以下のとおりです。
- 最低限の見た目と清潔感
- 一般常識、マナー
- それなりに高い知性
- 自分一人でも稼げる能力
- お金では買えない何か
最低限の見た目と清潔感
お金持ちと結婚するために、ずば抜けた美貌は必要ありません。お金持ちは美貌が加齢とともに失われていくことを知っているからです。早々に失われていくものに、彼らは固執しません。
「エステで自分磨き」といったような行為は自己満足の世界であり、お金持ちと結婚する上で何の役にも立たないと考えたほうがいいでしょう。
しかし、残念ながら美醜が全く関係ないかというとそんなことはありません。既婚者のお金持ちの大半は、最低限の見た目を備えている配偶者を得ています。
お金持ちは比較的相手を自由に選べる立場にあり、複数の候補から結婚相手を選べることも多いです。そんなときに、他の条件がほぼ同じならば、当然美貌が上回る方を選びます。最低限の見た目すらない場合は、他の付加価値を提供できないと非常に厳しいです。
こればかりは後天的な努力でなんとかなるものではありません。美容整形でもすれば別ですが、結婚できる確証もないですし、そんなことにお金を賭けるのはハイリスクローリターンでありおすすめできません。残念ですが、お金持ちとの結婚は諦めることをおすすめします。
また、美貌よりも重視されることが多いのが清潔感です。清潔感という言葉の定義は非常に曖昧ですが、
- 匂い
- 髪型
- 身だしなみ
- くどすぎない化粧
- 歯並び、口臭
などを総合した言葉だと思っていただければだいたい間違いないかと思います。せっかく美貌に恵まれていても髪がボサボサで服がよれよれだったりすると、それだけで距離を取られてしまいます。
こちらは美貌と違って努力でなんとかなる割合が大きいです。最低限の見た目であっても、清潔感をプラスすることによって優位に立てます。
一般常識、マナー
お金持ちは交友関係が広く、社交の場に夫婦揃って出かけることも少なくありません。そうした社交の場は、お金持ちが他のお金持ちに値踏みされる場でもあります。
そこで配偶者に非常識的な振る舞いをされると、お金持ちは困ります。仕事上の人間づきあいに支障が出るかもしれません。だからこそ彼らは一般常識をわきまえた配偶者を欲しがります。
人前に出しても恥ずかしくない一般常識、マナーはお金持ちと結婚する上では必須の条件と言えるでしょう。
それなりに高い知性
お金持ちはお金の話ばかりしているというイメージがあるかもしれませんが、それは偏見です。お金持ちが好むのは知的な話題です。彼らはその知性によって資産を守り、あるいは増やしてきたからお金持ちになれたのです。
そして、お金持ちは相手の知性の有無にも敏感です。彼らは他者の作り出した流行に踊らされていたり、他人の言っていることを考えもせずに鵜呑みにしたり、逆に何の根拠もないように否定したりする「非知性的な人間」を嫌います。そんな人と話していても全く面白くないからです。
彼らの知的好奇心を満たせるような話題が提供できなければ、結婚までこぎつけるのは非常に難しいでしょう。お金持ちと結婚したいのならば、彼らに見合う程度には勉強しましょう。
自分一人でも稼げる能力
お金持ちは自分に擦り寄ってくる異性に対して非常に懐疑的です。女性が自分に擦り寄ってくる男性を「体目当てではないか?」と疑うように、お金持ちは自分に擦り寄ってくる人を「お金目当てではないか?」と疑うのです。
実際、お金目当てであることも多いため、お金持ちは大変です。そんなお金持ちにお金目当てではないことを認めさせるためには、稼げる能力を見せる必要があります。
お金では買えない何か
お金持ちは概ね満たされた生活を送っています。お金で大抵のものが買えるからです。いっときの快楽は夜の街でいくらでも仕入れられます。そんな彼らが強く欲しているのは、お金では買えない何かです。何かって何だよ、と思われるかもしれませんが、この部分については千差万別です。「信頼関係」だったり「家族愛」だったり「癒やし」だったり「愛」だったり……それらを提供できる人は非常に有利です。
お金持ちとはどこで出逢えばいいの?
普段生活している範囲を見渡しても、なかなかお金持ちは見つかりません。お金持ちはお金持ちだけが入れる独自のコミュニティに属しており、その中で過ごすことが多いからです。
大衆居酒屋や100円ショップ、スーパーでいくらあたりと見渡した所で、お金持ちは見つかりません。では、一体どこに言えば彼らと出会えるのでしょうか。
おすすめはハイステータスだけが参加できる婚活パーティ・街コンなどです。こうしたものをまとめてハイステータス婚活と呼ぶことにします。
ハイステータス婚活は「お金持ちだけが参加できる婚活」
ハイステータス婚活とは簡単に言えば、お金持ちだけが土俵に建てる婚活パーティや街コンなどの総称です。参加できる条件はまちまちですが、男性の場合は年収、職業が、女性の場合は年齢が指定されていることが多いです。
もちろん、女性でも年収や職業が指定されていることもあります。年収は20代なら500万円以上、30代以上では700万円以上となっていることが多いです。参加料金は通常、男性の方が高いです。
これで男性が集まるのかと思われるかもしれませんが、集まります。それだけ結婚したい男性が多いということです。ただし、ハイステータスな男性と結婚したい女性はそれ以上に多いので、あなたが女性ならば競争は当然厳しいものになります。
ハイステータス男性は人を見る目が非常に厳しいので、箸にも棒にもかからない人に対しては表向きは紳士的に振る舞いますが、心の鍵はすぐに閉じます。性別が逆の場合も同様です。カネ目当て感を出すのはやめましょう。
まとめ
- お金持ちにも色々なタイプがいる
- お金持ちは結婚相手に清潔感や知性、経済的な自立などを求める
- お金持ちと出会うためにはこちらからのアプローチが必要
積極的にこちらからアプローチを仕掛けていけば、お金持ちと出会える確率は上がります。もちろん、自分をお金持ちに見合う人間に育てることも大切です。しっかりと自分に投資をしていきましょう。