友達からの借金依頼の断り方10選

友人との人間関係を狂わせる要因にはいろいろなものがありますが、中でも注意したいのがお金の貸し借りです。今回は友達からお金を貸して欲しいと言われた時の上手な断り方と、それでも貸す時の心構えを伝授したいと思います。

そもそも友人にお金を貸しても大丈夫なのか、貸さない方が良いのか

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これについては明確な答えを出すことはできません。未来は誰にもわからないからです。お金を貸したことによって友人からの信頼がより高まるかもしれませんが、友人がお金をお金を返さないまま目の前から消えてしまうかもしれません。

お金を貸すのを断ったことによって人間関係にヒビが入るかも知れませんし、真剣に断ったことによって返って仲が親密になるかもしれません。物事がどう転ぶかを前もって予想しても、それが外れることは多々あります。

前もって予測することが無駄とは言いませんが、それが大きく外れると人間はショックを感じがちです。

大切なのは未来を予想することではなく、自分なりに物事の優先順位を決めて、しっかりとした振れない考えを持つことです。確固たる考え方を確立しておけば、予想が外れても冷静でいることができます。

縁が切れるリスクを背負っても断るか、お金を失うリスクを背負ってでも貸すのか……日常から考えておくことが大切です。

借金の上手な断り方10選

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さて、いろいろ考えて友人からの借金の無心はどんなことがあっても断るという結論に達したとしましょう。しかしそうは言っても出来るならば金は貸さず、なおかつ人間関係は維持したいと思うのが人間の性です。

では、一体どうすれば人間関係を極力傷つけずに借金を断ることが出来るのでしょうか。明確な回答はありませんが、以下の様な回答はある程度有効であるとされています。

①「お金は貸せません」

まず大切なのが、お金を貸せないという結論を先に述べることです。ダラダラとはぐらかそうとしても相手は必死なので食いついてきます。

必死に食いついた結果断られると、相手は裏切られたと感じます(実際には裏切られたわけでもなんでもないのですが、人間の心理というのは必ずしも理屈通りには動かないものなのです)。

最初にきっぱりと断ってしまえば、相手は虚を疲れたように感じ、引き下がっていくことが多いです。それでも食い下がってきたら、以下の様な理由を述べましょう。

②「自分も経済的に苦しいので貸せない」

昔からよくある借金の断り方の一つです。自分もお金がないから、あなたには貸すことができないよ、というものです。スタンダードな言い分ですが、なかなかに効果的です。

相手も無い袖は振れないということについてはよく理解しているので、おそらくは引き下がってくれるはずです。ただし、あなたがお金を十分に持っていることが相手にバレている場合にはこの断り方は使えません。

③「親から金の貸し借りはするなと言われている」

親を引き合いに出すのは結構効果的です。ここでお金を貸すのは親を裏切ることになるから、とでも言っておけば相手は引き下がる可能性が大きいです。以下に借金で困っていようとも、親子関係にまでズケズケと踏み込んでくる人はそうはいません。

ただし、あなたが親との仲が悪いことが相手にバレていたり、親がすでに他界していたりする場合にはこの断り方は使えません。

④「義理の親から金の貸し借りはするなと言われている」

ひとつ上の断り方に似ていますが、こちらのほうがより効果的です。義理の家族との関係というのは実の親子関係以上に複雑かつデリケートな問題なので、相手がそこまで踏み込んでくることはめったに無いでしょう。ただし、当然未婚の人はこの断り方は使えません。

⑤「妻/夫が家計を管理しているので無理」

家族を引き合いにするという点では上2つの断り方とあまり変わりません。ただし、相手があまりに切羽詰っている場合、その妻/夫と交渉する可能性があります。予め妻/夫と話し合っておき、誰の頼みでも必ず借金だけは断ると決めておきましょう。

⑥「友人でいつづけたいからお金の貸し借りはできない」

これだけだと少しインパクトが弱いかもしれません。過去にお金の貸し借りをした結果、友人との関係がこじれてしまったというような適当なストーリーを付け加えると説得力がますかもしれません。

ただ、中には「友人関係にあるならばお金の貸し借りぐらいして当たり前だ、それを断るなんて友人じゃない」なんて考え方の持ち主もいるので要注意です。

⑦「身近な人から借りてみてはどうだろう」

夫や妻、親、兄弟などに借りるようにすすめることも時には必要です。お金の問題は基本的には家庭内で解決すべき問題です。どんなに親しい相手であっても友人に頼るというのはおかしな話です。

借りたい借りたいという思い出頭が一杯になっている人はそうした当たり前のことにも気がつけない可能性があるので、考え方をまっとうな方向に導きいてあげましょう。

⑧「低金利のローンを使ってみれば?」

親の病気などのまっとうな理由でお金を貸して欲しいと頼まれた場合は、低金利で利用できるローンなどを紹介すると良いでしょう。

もしそこで人にローンをすすめるなど何事だと逆ギレされたのならば、おそらくその人は最初からあなたに借金を返す気がなかった可能性が高いです。

本当に返す気があるのならば喜んで低金利ローンで借りるはずです。そうした場合は人間関係を考えなおすことも視野に入れたほうが良いかもしれません。

⑨「お金は貸さないが、支援はする」

お金を貸すと後々色々なトラブルに発展しやすいですが、例えば食材を譲ってあげるとか、食事をごちそうするとか、服を譲ってあげるとか、そうしたものによる支援は比較的トラブルに発展しにくいです。

また、パートの時間を確保させるために保育園のこどもの送迎を変わってあげる、というような工夫もできるはずです。もしあなたが友人のことをどうしても救いたいというのならば、お金ではなく労力で支えてあげましょう。

⑩「債務整理をしてみてはどうだろう」

相手の経済状況を聞いて、それが明らかに破綻しているという場合は債務整理をすすめるのも優しさというものです。

自転車操業で苦しむくらいならば、さっさと債務整理して新しい人生を歩みなおしたほうがよっぽど合理的です。中にはプライドが無駄に高く、そういう話をされると感情的になる人もいますが……。

このように借金の断り方にもいろいろありますが、貸さないという道を選ぶということは、人間関係がある程度崩れるリスクを背負うことと同義です。覚悟を持って貸さないと伝え続けることが大切です。

貸す場合の心構え

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もしお金を貸すことに決めた場合も、何の考えもなくいきなり現金を渡してはいけません。準備をすることによって後々トラブルに発展する可能性を大きく下げることができます。

お金は貸すものではなくあげるものと心得よ

個人金でお金を貸す際には、貸したお金はまず戻ってこないものと考えたほうが良いでしょう。相手がローンを利用できないほど切羽詰っているのならば返ってくる可能性はかなり低いですし、相手がお金にルーズならばやはり返ってくる可能性は低いです。

そもそもお金を返す能力がある人は消費者金融や銀行のカードローンなどを利用します。それができない、もしくはしないということは最初から借金を返す能力がないのです。

借金を返す能力がない人に貸すのですから、それが返ってくるなんて思っちゃいけません。最初からあげるつもりで、返ってきたらラッキーぐらいの心構えで行きましょう。それが嫌ならば、最初からお金を貸そうなどと思わないことです。

なぜ借りたいのか理由を聞く

借金の理由は大切です。遊ぶ金欲しさの借金と、病気の治療のための借金では意味合いが全然違います。前者はお金があっても返さないでしょうが、後者はお金が入ってくれば返してくれる可能性はそれなりにあります。

親しい友人だからこそ、くだらない理由でお金を貸してはいけません。相手が借金の理由をはぐらかしてくる場合は、貸すのに慎重になったほうが良いでしょう。

すぐには貸さない

お金の貸し借りは気軽にするものではありません。たとえ貸すつもりでいても、必ず友人と二度三度と直接あって、話し合ってから最終的な結論を出すようにしましょう。ふざけた理由での借金や、どう考えても返せる見込みのない借金はさせないようにしましょう。

借用書を用意する

借用書は貸し手と借り手の間でお金の貸し借りが合ったことを証明するための書面です。それ自体に法的な拘束力はありませんが、貸し手と借り手で意見が食い違った場合は証拠になります。

お金の貸し借りをする際には、その関係性にかかわらず必ず借用書を用意するようにしましょう。

借用書はさらに「借用書」と「金銭消費賃借契約書」に分類できます。前者は借り手が署名し、貸し手が保管します。後者は両者が署名し、両者が保管します。

どちらもメリットとデメリットが有りますが、基本的には食い違いを防ぐことが出来る金銭消費貸借契約書を作成した方がいいでしょう。

金銭消費貸借契約書に決まったフォーマットはありません。自分たちで自由に作成することができます。

自分たちで作成するのが面倒という場合は、インターネット上の様々なウェブサイトからフォーマットをダウンロードすることもできます。以下にフォーマットがダウンロードできるウェブサイトへのリンクを貼っておきます。

金銭消費貸借契約書フォーマット:書式の王様
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借用書に記載すべきこと

借用書には、最低限でも以下の6項目を記載しましょう。

  1. 契約書の作成日付
  2. 借主の氏名・住所・押印
  3. 貸主の氏名・住所・押印
  4. 金額
  5. お金を渡した日付
  6. 返済方法・返済期日

中でも特に大切なのが返済方法と返済期日です。友人道でのお金の貸し借りはついついなあなあになってしまいがちですが、それは良くありません。友人関係を壊さないためにも、返済方法や返済期日はよく話し合って双方が納得する形で決めなければなりません。

また、友人間の貸し借りであっても、利息を設定することができます。個人間でお金を貸す場合には、金利が年109.5%を超えてしまうと出資法違反となり、刑事罰として5年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金に処される可能性があります。

まさかこんな利息を設定する人はいないかと思いますが、注意しましょう。

また、出資法とは別に利息制限法でも金利が制限されており、利息制限法を超える金利(元本が10万円未満の場合は年20%、元本が10万円以上100万円未満の場合は年18%、元本が100万円以上の場合は年15%)は無効とされています。

利息制限法以上出資法未満の金利には罰則はありませんが無効とされるので、定めることに意味はありません。なお、利息は0%、つまり無利息とすることもできます。

また、利息とは別に、遅延損害金についても記載しておきましょう。遅延損害金は返済が遅れた場合に発生する損害賠償金です。遅延損害金は借用書にその記載がなくても発生しますが、後々のトラブルを防ぐためにも必ず記載しておきましょう。

借用書記入の際の注意点

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借用書は手書きで書いても効力を発揮しますが、改ざんを防ぐためにも必ずボールペンなどで記入してください。また、ワープロで作成する場合でも、サインの部分は直筆にしたほうが望ましいです。サインとは別に印鑑も押しましょう。

また、数字はアラビア数字「1,2,3……」ではなく、漢数字「壱・弐・参…」を使うようにしましょう。アラビア数字だと例えば1を7に改ざんされてしまう可能性があるからです。

また、金銭消費貸借契約書を記入する場合は、収入印紙を貼り付ける必要があります。ただし、契約金額が1万円以下の場合は非課税です。1万円以上の場合は契約金額に応じて必要な収入印紙代は変わります。

収入印紙代は借り手、貸し手のどちらが負担しても構いません。もちろん折半でもOKです。

公正証書を用意する

より万全を期すならば、公正証書を作成すべきです。公正証書とは公証役場で公証人に作成してもらう書面のことです。公証役場については以下のサイトから検索することができます。公正役場に管轄はないので、生きやすいところを選べばOKです。

全国公証役場所在地一覧

公正証書と金銭消費貸借契約書の一番の違いは強制力の有無です。金銭消費貸借契約書は、不払いがあっても相手の財産を差し押さえて強制執行することはできません。

執行認諾約款付きの公正証書ならば強制執行ができます。何が何でも取りっぱぐれの内容にしたい場合は、公正証書を作成しましょう。ただし、最低でも1万円の費用がかかるのでそれらを踏まえたうえで検討してください。

公正証書の作成は公証役場の職員(公証人)が行ってくれます。当事者本人が出頭し、公証人に公正証書に記載すべき内容を陳述すれば、それに合わせた書面を作ってもらえます。

原則として面談は予約制なので必ず事前に電話を入れておきましょう。わからないことはどんどん聞いていきましょう。

行政書士に依頼すべき?

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自分たちで借用書を作成するのが不安だという場合は、行政書士に依頼してもいいでしょう。専門家に依頼すればお金と引き換えに正確な契約書を作成できますし、借り手にも本気で取り立てるというプレッシャーを与えることができます。契約書の相場は3万円ほどです。

担保を用意させよう

個人間の借金では貸した金額によって担保を設定したり設定しなかったりすることになりますが、金額が高額の場合には担保を設定するのが一般的です。

ただし、マンションなどの不動産を担保にすることはおすすめしません。個人が負担なく不動産を処分するというのは簡単なことではありません。なので一般的には連帯保証人を用意させることになります。連帯保証人が用意できないならば、貸さないほうが良いでしょう。

返済させよう

借金の返済期限が到来したからといって相手方から自発的に返してくれるとは限りません。借金には時効があるので、もたもたしていると借り逃げされてしまいます。

必ずこちらから期限の到来を知らせて、返すように迫りましょう。金額が少ないという場合は、給料日直後やボーナス支給後などの相手に余裕がある時期を見て返済を迫りましょう。

請求方法はまずは電話、それでも返してもらえない場合は直接会うという流れが一般的です。契約金額が少ない場合は、電話での請求だけで返ってくることもあります。

直接あって返せないと言われた場合は、100円でも良いので返済させてください。そして領収書を渡し、その控えもとっておきましょう。一部でも借金を支払わせることができれば、それはすなわち債務の承認となり時効をリセットすることができます。

それでもうまくいかない場合は、書面での請求を行います。内容章おい郵便+配達証明でプレッシャーをかけていきましょう。それでもうまくいかない場合は、裁判所を使って話し合うことになります。

それでもダメだった場合は仮差押になることも……ここまでスレば人間関係はぼろぼろですが、借金を返さない人間と付き合う意味はもはや無いので最後までキチンと取り立ててやりましょう。

友人にお金を貸すということは

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時として断る以上に人間関係に強烈にヒビを入れることになり得ます。貸す場合は、貸さない場合以上に覚悟を持って望みましょう。

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