一人暮らしで無理なく食費を安くする方法は?男性向けのレシピと一緒に大公開

会社に入って1年目、2年目の社会人だとまだまだ給料も少ないですし、家計、生活費のやり繰りも大変ですよね。交際費や趣味のための費用、もちろん将来も見据えて貯金もある程度したい・・・、こうなると支出をうまくコントロールすることが大切になってきます。

とはいえ、ひとり暮らしで抑えられる支出なんて食費ぐらいでしょう。あとは衣服代もそうかもしれませんが、もとよりそこまでお金をかけている人も少ないのでは?やっぱり食費をなんとかするのが一番手っ取り早い方法だと思います。

極論を言えば、食費は月3,000円程度まで安くすることも可能です。ただ、どれだけ辛い生活かは想像に難くないでしょう。もやしと豆腐、麺類だけの生活だと言えばイメージできるでしょうか。

食欲を抑えるのはとんでもないストレスになりますから、できるだけお腹いっぱいになりつつ食費を安くしたいところです。

そこで、わたし自身が過去に実践してきた食費の節約法を今回は複数ご紹介します。自炊によるものがメインですが、自炊なんてしたくない!できない!という人向けの節約術もいくつか紹介するので、自炊をしない派の人はそちらを参考にしてくださいね。

大前提:コンビニでお菓子やジュースを買わない

最近は便利なもので、ちょっと都会であれば数分歩けば数件のコンビニを見つけられます。暑いし少しジュースでも、小腹が空いたからお菓子でも・・・。気持ちはわかりますが、それは絶対にしてはいけません。

コンビニは便利ですが、ほぼ全ての商品が定価で販売されているんですよね。たとえば、アイスであれば100円強から150円ほどしますし、ジュースもペットボトルタイプのもので150円前後します。

しかし、それらはスーパーで買えば100円を切ります。たった50円でしょ、と思うかもしれませんが、この50円が積もり積もって大きな差になるんですよ。

また、毎日おやつやジュースを買っている人は少し自重しましょう。一日100円でも1ヵ月にすれば3,000円以上になります。これが年間だと36,000円。ばかにならない金額ですよね。

さすがに一つも買うな!とは言いませんが、1日おきにするとか、自分の中でルールを定めたほうがいいでしょう。

ちなみに今日は頑張ったから自分にご褒美で、というのはおすすめしません。不思議なもので、これをやると毎日頑張ったことにしてしまうんです。これでは節約にはなりません。

この曜日は買ってもいいなど、言い訳できないルールを作って実践していきましょう。

晩ごはんをいかに安くするか

よく節約のためには弁当を作るべき、なんて言われていますが、正直そんなのは不可能です。3日程度ならいけるかもしれませんが、1ヵ月、2ヵ月と続けられる人は極少数でしょう。睡眠時間のほうが大事です。

そのため、昼ごはんの費用はある程度覚悟しましょう。それでも一日300円程度にはできるはずです。

大事なのは晩ごはんです。晩ごはんの用意には多少時間がかけられますし、それが終わったらあとはお風呂に入って寝るだけという人も多いでしょうから、気持ちに余裕を持って取り組めます。

あと、食費を浮かすためには安いスーパーを探すことが大事!ということもよく言われますが、これも基本的に無視していいです。

5人家族ならともかく、ひとり暮らしでは安い店で買い物をしたところでそこまで大きな恩恵は受けられません。

さすがに歩いて数分の位置にあるなら利用したほうがいいですが、自転車や車で数十分もかかるなら諦めて最寄りのスーパーを利用しましょう。

わざわざ遠くのスーパーに通うのにはかなりのモチベーションがいりますし、何より時間がもったいないです。ほぼ毎日続けることですから、無理をするとすぐに辛くなってしまいます。自分のできる範囲で努力することが継続のコツです。

スーパーで購入する食材ですが、まとめ買いはなるべく避けましょう。まとめ買いも節約のポイントとして言われていることですが、これは自炊がある程度できる人向けです。

ひとり暮らしでは一度の料理で食材をあまり利用しないので、何度も同じ食材を使って料理を作る必要があります。慣れている人ならそこまで難しくありませんが、自炊初心者には難しいでしょう。

腐らせてしまって、結局高くついた、なんてことになるのがオチです。それよりは日持ちがよく、応用できる食材を多く買って、ピンポイントで日持ちの悪い食材を購入していくほうが効率的です。

日持ちがいい食材は、玉ねぎ、じゃがいも、にんじんなどの野菜や乾物類が挙げられます。別にこれだけにこだわって買い揃える必要はないですが、日持ちがいい食材を知識として知っておくと便利ですよ。

具体的に何を作るか?

それでは以下から具体的に何を作るのかについて、簡単なレシピとともに解説していきます。共通しているのは安く、カンタンで、お腹いっぱいになりやすいものです。わたしが男なので男性向けの料理が多くなりますが、ご容赦くださいね。

麻婆豆腐

麻婆豆腐を自炊するなんて大変では?と思うかもしれません。しかし実は、市販されているレトルトの調味料を使えばあっという間に作れるのです。おすすめは丸美屋の調味料です。ぜひチェックしてみてください。

また、必要な食材も玉ねぎと豆腐だけですから、食費も圧倒的に安くできます。少し贅沢したいならミンチ肉を入れるとよいでしょう。それでも1食200円程度です

調理方法もカンタンで、玉ねぎをみじん切りにして軽く炒め、水を入れた後に調味料のパックを入れて、最後に豆腐を投入するだけです。調理時間にして15分くらいでしょうか。

なにより、麻婆豆腐はご飯との相性が抜群なので、何杯でもご飯が食べられます。美味しいし、お腹いっぱいになるしで大満足ですよ。

親子丼

親子丼も安い、美味い、カンタンの3拍子揃った万能料理です。唯一の壁は出汁が必要になることでしょうか。しかし、この問題はめんつゆを使えばすぐに解決します。

必要な食材は卵、玉ねぎ、鶏肉だけで、調理方法も鶏肉を炒めたあと、水やもろもろの調味料を入れて玉ねぎと一緒に数分煮込むだけです。時間にすると15分から20分ほどですね。

鶏肉の代わりに豚肉を使えば他人丼になりますし、牛肉を使えば牛丼になります。ただ、牛肉は高いので牛丼屋に入ったほうが安くなるかもしれません。

調理のコツは、鶏肉を炒めている段階で下味をつけることです。パラパラっと塩コショウを振るだけで、味がかなり変わりますよ。

カレー

これはひとり暮らしの定番ですね。作り置きができるので、一度作ってしまえば3、4日は自炊せずに済みます。

食材も玉ねぎ、じゃがいも、にんじんと傷みにくいものが多いので、カレーのためだけにこれらの食材を買っても後々腐らせる心配がありません。傷みそうになったらまたカレーを作ればいいですしね。

普通のカレーに飽きてきたなら、ハヤシライスにも手を出してみましょう。作り方はほぼ一緒なのでカンタンにできるはずです。

さらに少し上級者向けとして、バターチキンカレーやキーマーカレーにチャレンジしてみてもよいでしょう。作るのが難しそうに思えますが、そこまで手間はかかりませんし、食費も普通のカレーとそこまで変わらないのでおすすめです。

今回は3つご紹介しましたが、カンタンで安上がりな料理は他にもたくさんあります。これは自分にも作れそうだな、と思ったら一度作ってみて、徐々にレパートリーを増やしていきましょう。

自炊しない派はどうやって食費を節約する?

自炊しないといっても自分でご飯くらいは炊きましょう。レンジでチンしてすぐ食べられるパックごはんは1食100程度かかりますが、自分で炊けば30円程度にしかなりません。冷凍保存もできますから、翌日からはレンチンで済みますよ。

また、外食の回数もできるだけ抑えたほうがいいと思います。それなら惣菜をスーパーで買って自宅で食べるようにしたほうがいいでしょう。外食すると安くても500円以上はかかってしまいますが、惣菜なら500円あればお腹いっぱい食べられます。

また、時間によっては割引されているのでさらに安く済ませられます。ちょっと貧乏くさい感じもして嫌な気持ちになるかもしれませんが、せっかく食費を浮かせられるチャンスなのですから、積極的に狙っていきましょう。

よく自炊したほうが絶対に安く済むというコメントや意見を見ますよね。しかし、絶対にそうとは言い切れません。先述したように、自炊が下手なうちは大量に食材を余らせてしまうので、結局割高になってしまうことも多々あるのです。

それなら最初から割り切って自炊しないと決めてしまうのも一つの手です。うまくやり繰りすればそこまで食費はかかりませんし、なにより時間を有効に使えます。

仕事が終わって家についたあとはとにかくダラダラしたいもの。自炊の時間をなくせば自由な時間を数十分から1時間程度増やせます

自炊するほうが性に合っているのか、それとも外食や惣菜で済ませたほうがいいのか、自分に合ったスタイルを選ぶとよいでしょう。

まとめ

食費を削るためには1食抜いたり、食べる量を減らしたりしなければいけないんじゃないかと考えている人が多いと思いますが、決してそんなことはありません。メニューをうまく選んだり、食材を無駄使いしなければ思った以上に食費を浮かせられますよ。

また、余計な間食を減らすことも大事です。ついついおやつを食べてしまう人はなるべく自制しましょう。ただ、全く食べないようにするのではなく、食べる頻度を少なくするべきです。

もちろん、食費を抑えるためには完全に間食をゼロにしてしまったほうがいいのですが、無理は続きません。結局我慢できずに以前と同じ状況に戻ってしまうでしょう。

自分の食欲とうまく折り合いをつけて、上手に食費を節約してくださいね。