パチンコのための借金は絶対にダメ!ギャンブルは必ず損をします

パチンコやスロットなど、ギャンブルの資金のために借金をする人はとても多いです。あなたもそのための借金に興味があってこのページを訪れたのではないでしょうか?

しかし、ギャンブルのための借金は絶対にやめておいたほうがよいです。借金後も負け続け、さらに借金をし・・・、そんな負のループに入ってしまうことが多々あるからです。実際にネット上にはそのような体験談が溢れていますね。

そもそもギャンブルは基本的に胴元以外勝てないようになっているものです。胴元とはそのギャンブルの主催者であり、パチンコで言えばパチンコ店のことです。

それでも自分は違う、と己を特別視し、結局他の人と同じように負け続ける人が後を絶ちません。

この記事ではギャンブルの代表でもあるパチンコを例に挙げ、ギャンブルで勝てない理由、ギャンブル依存症の恐ろしさなどについて書いています。

この記事を読んでギャンブルの真実を知ってください。そして、ギャンブルのために借金をする、そんな愚かな行為をしないようにしてくださいね。

パチンコの還元率とは?

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還元率という言葉を聞いたことがありますか?ギャンブルにおいて還元率とはギャンブルに1回参加した際、賭け金がいくらになって返ってくるのかの期待値を表します。

例えば、還元率が50%のあるギャンブルに10万円賭けたとすると、1回のゲームで5万円になってしまう可能性が高いということです。

もちろん還元率は可能性の話ですから、10万円が100万円になることもあります。しかし、確率はいずれ収束するので、繰り返し行えば行うほど、還元率に近い数字になっていきます。

そのため、還元率が50%のギャンブルでは一度大勝ちして10万円が100万円になっても、繰り返し行えば結局はどんどん5万円に近づいていくということです。

そして、ほぼ全てのギャンブルは還元率が100%未満に設定されています。つまり、確率論で考えれば参加者は必ず負けるようになっているのです。

そもそも還元率が100%を超えるギャンブルは公営のもの以外ではありえません。最終的には胴元が必ず損をするわけですから、そんなギャンブルは誰も行わないですよね。

ちなみにパチンコの還元率は80%から95%程度だと言われています。10万円持ってパチンコ店に行くと、帰りには8万円程度になっている計算ですね。

これでもパチンコは還元率が高いほうだとされています。競馬では75%程度だと言われていますし、宝くじはなんと40%程度だとされています。

このようにギャンブルは基本的に損をするもので、勝ち続けるのはほぼ不可能だということを知っておきましょう。

パチプロとかはどうなの?

パチンコやパチスロの勝ち分だけで生活している人のことをパチプロと呼んだりしますが、実際にはそんな人はほぼいません。

彼らはそれ以外にもパチンコについてのライター業をしていたり、他の仕事をしていたりと何かしらの収益ルートを確保しています。

確かにパチンコ台やその店の情報を知り尽くすことによって還元率を上げ、勝てる確率を上げることができますが、それでも安定して収益をプラスにし続けるのは至難です。

本当にパチンコだけで稼いで生きている人はほとんどいないと考えてよいでしょう。

ギャンブルでは勝った記憶だけが残りやすい

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上述したように、理論上ではパチンコで勝つことはできません。ほとんどの人はわかっているでしょうし、実際に大負けを経験したことがある人もいるでしょう。

それでも多くの人がパチンコにハマってしまうのは何故でしょうか?

人間は辛い記憶は忘れやすいようにできています。逆に楽しかった出来事はいつまでも覚えているものです。これは精神を安定させるための心の自衛作用とも言われています。

そして、パチンコでも同様のことが起こっているのです。つまり、大勝ちした記憶は鮮烈に頭に残っており、大負けした記憶はすぐに忘れるようになっています。

日々の収支表など客観的なデータがあればまだしも、頭の中だけで勝ち負けの額を計算している人は、ほぼ必ず自分に都合がいいように数字をいじっています。

負け分の端数を切り捨てたり、細かい負けはなかったことにして、少しでも勝ち分が多くなるように思い込んでいるのですね。

そして、まだあまり負けていない、むしろ少し勝てているんじゃないか?と思い込み、またパチンコ店に向かってしまうのです。

また後述しますが、ギャンブル依存症もこれらを後押しする原因になります。こうして負け分がどんどん大きくなり、ひどい場合には生活費にも手を出してしまい、最終的に消費者金融などからギャンブルのための借金をしてしまうのです。

一度借金をすると自制が効かなくなる

ギャンブルのために借金をするのは大きな抵抗があるものです。しかし、一度ギャンブルのための借金をすると自制が効かなくなり、カードローン、カードキャッシングなど次々に借金をしてしまうようになります。

これも非常に恐ろしいことで、こうなると多重債務、債務整理(任意整理、自己破産)まで一直線です。また、ギャンブルが原因の借金はあらゆる面で不利になります。

例えば、銀行で住宅ローンなどを申し込む際にも、他に借金があることによって審査落ちの可能性が出てきますし、限度額や融資額が小さく設定されることもあります。また、それがギャンブルの資金調達のためのものとわかればほぼ100%融資審査は通りません。

また、借金返済のためにさらにギャンブルにのめり込むようになります。しかし、先述したように、ギャンブルの還元率は基本的に100%未満です。

そのため、借金が返済できるどころか、ますます負債が増える結果になるのは必然です。さらに、人間は過度のプレッシャーや焦りがあると本来のパフォーマンスが出せなくなるとの研究結果もあります。

少しでも返済額を稼がなければというプレッシャーから冷静な判断ができなくなり、分の悪い賭けに乗って大負けしてしまう可能性が高くなるのです。

このようにギャンブルのための借金はまさに百害あって一利なしなので、絶対にやめておきましょう。

収支表を作ることはとても重要

パチンコなどギャンブルで遊ぶ際には収支表を作ることをお勧めします。たかが遊びにそんなもの作るなんて面倒くさいと思うかもしれませんが、遊びの範囲で済ませるために作るのです。

上述したように人は都合の悪い記憶を無意識のうちに忘れたり、都合の良いように解釈したりします。そのため、ギャンブルで負けた総額を把握していない人がほとんどです。

あまり負けていないから大丈夫、その思い込みがさらなる大きな負けへとつながっていくのですね。

収支表をつけていると負け額を誤魔化せなくなるので、冷静に自分の状況を振り返ることが可能になります。「ああ、こんなに負けていたんだ」、この気持ちが大切なのです。

また、遊戯費もきっちりと収支表の中に記し、決めた額の中で遊びましょう。これも収支表をつけていないと線引が曖昧になって、もうちょっとならいいか、なんて甘い気持ちが出てきます。

収支表は自分をコントロールするのにとても役立ちますし、ギャンブル依存症の予防にもなります。まだ作っていない人はぜひ明日からでも作ってみましょう。

ギャンブル依存症について

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ギャンブル依存症は精神疾患の一つであり、ギャンブルに対する渇望などを自身でコントロールできない状態のことを言います。

この言葉が浸透するまでは、ギャンブルにのめり込むのはその人の精神的な弱さ、甘さが原因だと考えられてきましたが、最近では精神病の一つであると認められるようになりました。

人間は楽しいことをしていると脳内にドーパミンやノルアドレナリンといった興奮性の物質が放出されます。その中でも、β-エンドルフィンという物質は強い依存性があり、脳内麻薬物質とも言われています。

β-エンドルフィンが分泌されている間はとてもハッピーな気持ちになり、苦痛などをあまり感知しなくなります。有名なものにランナーズハイがありますね。これもβ-エンドルフィンの分泌により、息苦しさなどを忘れ、どこまでも走れるような感覚に陥っているのです。

パチンコでもこの物質は分泌され、特に大当たりの瞬間などに大量に分泌されると考えられています。

そして、β-エンドルフィンが繰り返し分泌されることによって、依存性がさらに高まり、常にこの物質を渇望するようになっていきます。

そのため、依存者はパチンコに行きたい欲望を抑えられなくなり、何よりもギャンブルやパチンコを優先するようになって、たとえ大負けしていても何度もパチンコを打つようになってしまうのです。

ギャンブル依存症者になりやすい性格として、普段真面目な人が特に危険とされています。ギャンブルの場という非日常において強い刺激を受けた結果、病みつきになってしまうのですね。

ギャンブルのために借金をしようと考えているのは、もはや依存症に限りなく近い状態です。自身では気がついていないことも多いので、一度ギャンブル依存症の診断を受けたほうがいいでしょう。

また、ギャンブル依存症は病気なので、しっかりした治療を受ける必要があります。現状を周囲に相談するのは不安かもしれませんが、家族や友人に悩みを打ち明けることで症状が大きく改善することもあります。

ギャンブルのための借金を繰り返し、滞納額がどんどん膨らんでいくような借金地獄に落ちてしまわないよう十分注意しましょう。

まとめ

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ギャンブルのために借金をするのはとても愚かな行為です。還元率を見てもわかる通り、ギャンブルは基本的に勝てないようになっているのです。返済資金を稼ぐためにギャンブルをするなんてもってのほかです。

また、上述したように一度タガが外れてしまうと、自制が効かなくなり、罪悪感が薄れ、次々に借金をするようになってしまいます。

ギャンブルをする際には、必ず給料の中から遊戯費と生活費を分け、生活費には手をつけないようにしましょう。また、ギャンブル依存症が疑われる場合は早めに病院に行って診断、治療を受けましょう。ギャンブル依存症は生活を破滅させる恐ろしい病気です。

パチンコなどで遊ぶときは節度を守って、負けても笑える範囲で遊びましょうね。