借金に関する用語集まとめ!知らない言葉の意味がすぐわかる

借金やローンについて調べていると、聞いたことがない単語が出てくることがしばしばあります。本記事では借金用語の中でも特によく見かける単語を50音順に解説したいと思います。

本記事をブックマークしておけば、他の記事を読んでいる最中に知らない単語で詰まっても、すぐに意味を理解できます。

あ~お


あ行の単語について説明します。

アイフル

アイフルは大手消費者金融の一つです。1967年に福田吉孝氏が個人経営として始めた消費者金融業「松原産業」が源流であり、1982年にアイフルとなりました。その後も順調に成長し、2000年には東証一部に上場。現在は日本を代表する消費者金融の一つにまで成長しました。

アイフルは他の消費者金融と違い、大手のメガバンクグループに所属していない独立した消費者金融という立場にあります。それゆえにバックのメガバンクからが資金調達は出来ない反面、メガバンクにとらわれない自由な経営が行えるという強みがあります。

アコム

アコムは大手消費者金融の一つです。もともとは神戸の呉服店であり、1947年頃から質屋も始めたのがアコムの前身となっています。1978年にアコムとなったあとは順調に成長を重ね、1996年には東証一部に上場。1999年にはレンタル事業を分社化しました。

現在、日本では唯一となるマスターカードがライセンスを与えている日本国内唯一の消費者金融事業者であり、社会的な信頼性は高いといえます。

一本化

一本化とは、複数の金融機関からの債務を一つにまとめることです。債務を一本化するためのローンをおまとめローンといいます。

金利が低いところで債務を一本化すれば毎月の利息負担が少なくなり、返済日が月1回だけになるので借金の管理がしやすくなるというメリットがあります。一方で返済期間が伸びてしまうとかえって利息負担が大きくなってしまうこともあるため、利用には注意が必要です。(参考:借金の一本化を成功させたい!審査に通るポイントは?

ATM

ATMとは、銀行や駅、コンビニなどに設置されている現金自動預け払い機のことです。要はお金をおろしたり預けたりするための機械で、これを利用すれば窓口で待たされることもなく簡単にお金を下ろすことが出来ます。利用には手数料がかかりますが、金融機関や時間帯によっては無料となることもあります。

か~こ


か行の単語について説明します。

カードローン

カードローンとは、銀行や消費者金融などが提供している無担保のローン商品です。限度額は商品によって異なりますが、1000万円程度になることもあります。金利はキャッシングと比べて低いものの、審査に時間がかかりやすい(最近は即日審査・粗即日融資のものも少なくありませんが)という欠点もあります。

貸金業者

貸金業者とは、消費者や事業者を対象に融資を行うことを事業とした企業です。消費者金融やクレジットカード会社などが該当します。銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫など含まれません。貸金業を営むためには、財務局もしくは都道府県に届け出る必要があります。

財務局や都道府県への届け出なしに貸金業を行った場合は、[5年以下の懲役もしくは1,000万円(法人は1億円)以下の罰金、またはその併科]の適用を受けます。

過払い金

過払い金とは、過去に払いすぎていた利息のことです。

貸金業者や銀行などが設定しても良い金利の上限は、利息制限法や出資法という法律で定められています。かつては利息制限法の上限が20%、出資法の上限が29.2%であり、なおかつ利息制限法に違反しても罰則を受けることがなかったため、多くの貸金業者は本来違法の20~29.2%の金利(グレーゾーン金利)を採用していました。

しかし、その後裁判で利息制限法を超える利息(過払い金)を取るのは違法であるという判決が出たことにより、かつて貸金業者を利用していた人は過払い金を取り戻せるようになりました。

この流れを受けて出資法の金利の上限が20%にまで改正され、グレーゾーン金利は事実上消滅しました。

過払い金がある場合は、弁護士に相談すれば取り戻せる可能性が高いです。ただし10年という時効があるため、早めに相談することが大切です。(参考:過払い金が取り戻せるのは2016年まで!?個人の借金がある場合は早めに

官報

官報とは、国が発行する機関誌のようなものです。自己破産や個人再生をした人の名前が記されており、休日を除いて毎日発行されています。

自己破産や個人再生のデメリットとして官報に名前が乗ることがあげられることがありますが、官報を読む人は非常に少ないため、そこからバレることはほぼないと思っていいでしょう。

キャッシング

キャッシングとは、クレジットカードに付帯していることが多い小口融資サービスです。クレジットカードを作るときにキャッシング機能を申し込むと、そのクレジットカードで少額融資が受けられます。融資限度額は高くても50万円前後で、金利はカードローンと比べて高く、返済は原則翌月一括払いです。

競売

競売とは、債務が返済できなくなった債務者の財産を強制的に裁判所が差し押さえて、オークション形式で売却する手続きのことです。

競売は通常の売却よりも低い価格で売れることが多いため、競売になる前に他の売却方法を探すのが良いとされています。(参考:差し押さえられた自宅が競売で落札されるまでの流れ

個人再生

個人再生とは、債務整理の一つです。裁判所に提出した再生計画が認可されると、原則として借金が5分の1まで減ります。残った債務は3年~5年かけて返済していきます。任意整理や特定調停などと比べて債務の圧縮幅が大きく、なおかつ住宅を手放さずに借金が整理できるというメリットがあります。

反面、手続き後も借金を返済するため、手続きの時点で安定した収入がないと選べないという欠点もあります。

さ~そ


さ行の単語について説明します。

債券

債券とは、国や地方自治体、企業などが投資家から資金を借りるために発行する有価証券のことです。債券を保有した投資家は毎年決まった利息を受け取ることが出来、満期日まで保有すれば元本を受け取ることが出来ます。満期日までの期間は債券によって異なり、1年以下の短いものもあれば、10年を超える長いものもあります。

債券は満期日まで発行元が存続していれば元本割れすることはないため、比較的安全性の高い金融商品であるといえます。ただし、満期日までの期間が長くなれば当然発行元の破綻リスクも高まります。そのため、満期日までの期間が長いほど金利が高く設定されます。

債務・債権

債務とは借金を返さなければならない義務、債権とは借金を返して貰える権利のことです。債務を有するものを債務者、債権を有するものを債権者といいます。

債務整理

債務整理とは、債務者が借金を整理して減らす手続きのことです。手続きは大きく「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」の4つに分けることが出来ます。任意整理は金融機関との私的な話し合い、それ以外は裁判所を通した手続きです。

債務超過

債務超過とは、主に企業のバランスシートが資産<負債となっている状態のことです。この状態では所有する資産をすべて売却しても借金を完済することができず、非常に危険な状態と言えます。継続収入がある場合は債務超過が改善されることもありますが、そうでない場合は破産手続きを考えたほうがいいとされています。

自己破産

自己破産とは、債務整理の一つです。裁判所に申し立てを行い免責が認められると、借金は原則として0になります。ただし、未納の税金などは自己破産をしても残ってしまいます。

また、自己破産をすると原則として時価20万円以上の財産は失うなど、大きなデメリットもあります。手続前には他の債務整理が選べないかよく検討することが大切です。

消費者金融

消費者金融とは、主に個人を対象に融資を行う貸金業者のことです。消費者金融のカードローンは銀行と比べて有志が比較的簡単で借りやすい反面、金利が高いというデメリットもあります。

信用金庫

信用金庫とは、地域内の中小企業や個人に資金を提供し、地域社会に発展することを目的に運営される金融機関のことです。預金や融資、為替など、基本的な業務内容は銀行とか有りありませんが、信用機関は非営利法人であり、営業地域内に住んでいたり勤めていたりしないと融資取引が制限されるという特長があります。地方銀行よりもさらに地域に根ざした営業を行っています。

総量規制

総量規制とは、貸金業者が守らなければならない融資のルールの一つです。貸金業者は顧客に対して、年収の3分の1を超える金額を融資してはいけないと定められています。もしこのルールを破った場合、貸金業者は行政処分を受けることになります。顧客から見た場合、貸金業者からは年収の3分の1以上の金額は借りられない、ということになります。

ただし、住宅ローンや自動車ローン、おまとめローンなどは貸金業者であっても対象外となります。

た~と


た行の単語について説明します。

多重債務

多重債務とは、複数の借入先(主に貸金業者)からお金を借りている状態のことです。借入先が複数ならば、借金の合計額にかかわらず多重債務です。現在は総量規制制度があるため、以前と比べれば多重債務者は大幅に減っていますが、全くいなくなったわけではありません。多重債務で苦しんでいる場合は、債務整理を検討したほうがよいかもしれません。

担保

担保とは、債務者がお金を借りるときに、債権者に対して差し出す財産のことです。債務者が債務を正当に履行しなかった場合、債権者は担保を売却して充当します。

債務には土地や建物などの物的担保と、保証人の人的担保があります。住宅ローンなどの高額なローンには担保が必要となることが多いですが、カードローンの場合担保は不要となることが多いです。

遅延損害金

遅延損害金とは、債務の履行が遅れた場合に支払わなければならない、通常より高く設定されている金利のことです。通常の金利がローンの利用料としての性質を持つのに対して、遅延損害金の金利は損害賠償としての声質を持ちます。

履行すべき返済を行わなかったので、損害賠償を払わなければならない、というわけですね。遅延損害金の金利はローンの種類によって違いますが、例えば残債が10万円以下の場合は上限金利が年率29.2%となっています。

チケット金融

チケット金融とは、いわゆる闇金の一つです。チケット販売業者が代金後払いで顧客に金券を売り、顧客は金券ショップでチケットを売却します。

顧客は現金を手に入れられますが、そのかわりチケット販売業者に対して金券の購入代金を払わなければなりません。手に入れられた現金と金券の購入代金の差額がチケット販売業者の取り分となります。

チケット金融は闇金の一つであり、法外な利息を取られるため、絶対に利用してはいけません。

地方銀行

地方銀行とは、一般社団法人全国地方銀行協会の会員である銀行です。少数もしくは一つの都道府県に集中して展開しています。愛知県を除く46都道府県に地方銀行の本店があり、地元においてはメガバンクよりも強い影響力を持つことすらあります。

抵当権

抵当権とは、金融機関から住宅ローンを借りるときにその金融機関が保有する、担保を優先的に取り上げることを可能にする権利のことです。

例えば住宅ローンの場合は家や土地をその借金の担保として預け、返済できなくなったときは銀行がその家と土地を優先的に取り上げます。住宅ローンを完済した場合、抵当権は不必要になるため抹消手続きを行います。

特定調停

特定調停とは、債務整理の一種です。基本的には任意整理と同じく話し合いによって借金を減額しますが、こちらは裁判所の調停委員を介して話し合いをします。

任意整理は原則として代理人(弁護士)が行いますが、特定調停は原則として本人が行います。弁護士を雇わないでも済むため費用は余りかからない一方で、過払い金請求が出来ない、裁判の判決と同等の効力がある調停調書(返済ができなくなった場合は強制執行を認めるという内容の文書)を作成しなければならないなどのデメリットもあります。

任意整理と比べるとデメリットが目立つため、現在は余り利用されていません。

都市銀行

都市銀行とは、東京や大阪などの大都市に本店を置き、全国的に展開している規模の大きな銀行のことです。明確な定義があるわけではありませんが、一般的には

みずほ銀行
三菱東京UFJ銀行
三井住友銀行
埼玉りそな銀行
りそな銀行

の5行が都市銀行と呼ばれることが多いようです。都市銀行は個人から世界的に有名な大企業まで多くの顧客を抱えており、その体力は地方銀行の比ではありません。都市銀行の提供するカードローンは地方銀行のそれと比べて低金利であることが多い反面、審査は厳しくなっています。

な~の


な行の単語について説明します。

内容証明郵便

内容証明郵便とは、誰が、いつ、誰に、どんな内容の郵便を送ったかということについて、郵便局が証明してくれる特殊な郵便のことです。

法的な高価が発生する意思表明などには、内容証明郵便が使われることが多いです。確かに配達したことを証明してくれる配達証明と組み合わせて使うのが一般的です。

なお、内容証明郵便が証明してくれるのはあくまでも「郵便を送ったという事実」であり、「書いてある内容が正しいということ」を証明してくれるわけではありません。

内容証明郵便には予め定められた書式があり、それに反した書き方をしてしまうと効力が発生しません。不安がある場合は、行政書士などに代書を依頼した方がいいでしょう。(参考:借金の督促につかう「内容証明郵便」ってどんなもの?

任意整理

任意整理とは、債務整理の一種です。唯一裁判所を通さない私的な手続きでもあります。債務者の代理人である弁護士が金融機関の担当者と話し合いを行い、将来発生する利息のカットなどを行います。

金融機関としても自己破産で借金をチャラにされると困るため、よほどのことがない限りは合意に至ります。

弁護士費用はかかりますが、それ以上の効果が得られることも多く、デメリットも少ないため4種類ある債務整理の中でも最も広く使われています。(参考:任意整理したら車のローンは組めない?ローンのある車を残す方法は?

任意売却

任意売却とは、ローンが残っている自宅を売る方法の一つです。一般的に不動産を売却する際には、その前にローンを完済して抵当権を抹消するか、もしくはローン残債よりも高い価格で売却する必要があります。しかし、それが無理なときでも、任意売却を選べば売ることが可能です。

ローンの返済が遅れた場合、金融機関は抵当権を行使して建物や土地を取り上げ、競売にかけます。しかし、競売は時間も手間もかかる上、落札価格が市場価格よりも2割~4割程度低くなってしまうことが多いです。これでは金融機関も損してしまいますし、債務者の手元にも多額の債務が残ってしまいます。

しかし、任意売却ならば市場価格とほぼ同等の価格で売却ができるため、金融機関はより多くの債権を回収できますし、債務者の手元に残る債務も少なくなります。任意売却は債権者と債務者、双方にとってメリットが有る仕組みと言えます。

ただし残債は当然返済しなければなりません。一応ルール上は残債は一括返済しなければならないことになっていますが、実際の現場では話し合いで分割払いにできるケースがほとんどです。

ノンバンク

ノンバンクとは、金融機関の分類方法の一つです。銀行特有の業務=預金業務を行わない金融機関のことで、具体的には消費者金融、クレジットカード会社、信販会社などが該当します。ノンバンクは銀行から借りたお金を顧客に貸すことによって商売を行っているため、金利は銀行から借りるよりも高くなることが多いです。

は~ほ


は行の単語について説明します。

破産管財人

破産管財人とは、破産裁判所によって選任される、自己破産を申し立てた個人や法人の財産を管理する人のことです。通常はその裁判所がある管轄地域内の弁護士が選ばれます。

破産管財人は自己破産を申し立てた人が保有していた財産を適切に調査・管理・換価(現金に変えること)するという役割があります。破産管財人は裁判所から専任される中立的な存在であり、義務違反によって利害関係人に損害を与えた場合は損害賠償責任を追うことがあります。

破産財団

破産財団とは、破産管財人が管理・処分する財産のまとまりのことです。財団と名前がついていますが、組織ではありません。

自己破産を申し立てた個人や法人が保有していた財産の殆どは破産財団に組み込まれますが、中には組み込まれないものもあります。例えば、破産手続開始後に申し立て者(個人)が受け取った給与は破産財団には含まれません。

非免責債権

非免責債権とは、自己破産をしてもなくならない債権のことです。通常、自己破産が認められると債権が免責されますが、一部の債権については、たとえ自己破産が認められても免責されないという決まりがあります。

非免責債権にはいくつか種類がありますが、代表的なものは税金や国民健康保険料などの「租税などの請求権」です。税金や国民健康保険料はたとえ自己破産が認められても減らないので、自己破産前にまとまったお金が用意できる場合はそれで払っておくことをおすすめします。

ブラックリスト

ブラックリストとは、それに掲載されると借金ができなくなるとされているリストのことです。実際にそのようなリストがあるわけではなく、信用情報機関に情報が掲載されることを比喩的に「ブラックリストに載る」といいます。

信用情報機関とは、個人の信用情報を集積し、その情報を銀行や消費者金融などに提供することが認められている民間企業のことです。

信用情報機関にはある人がどんな借金をしているか、返済は滞り無く行われているか、債務整理をしたことはあるかなどの情報が保管されています。銀行や消費者金融は借金の申し込みがあった際に、この情報を用いて審査を行います。

返済事故を起こしたり、債務整理をしたりした場合、そのことが信用情報機関に登録されます。その情報が掲載されている期間中は、原則として新たに借金をするのが不可能になります。返済事故に関する情報は5年程度、債務整理に関する情報は5年~10年程度で削除されます。

フリーローン

フリーローンとは、お金の使いみちが指定されていないローンのことです。銀行や消費者金融のカードローンなどが該当します。これとは逆に、自動車ローンや住宅ローンのように予め用途が決められているローンは目的別ローンと言います。フリーローンは審査がややゆるいかわりに、金利が高めに設定されていることが多いです。

保証人

保証人とは、債務者が債務を履行しない場合に、債務者に変わって債務を履行しなければならないとされている人のことです。保証人には通常の「保証人」と「連帯保証人」の2種類があり、連帯保証人のほうがより債務を肩代わりさせられるリスクが高くなっています。

連帯保証人や保証人になっても絶対になるべきではありません。(参考:借金の連帯保証人になって大ピンチ!自己破産するしかないの?

ま~も

ま行の単語について説明します。

無人契約機

無人契約機とは、消費者金融やクレジットカード会社などの無人店舗に設置されている大型情報機器です。契約の際に、消費者金融やクレジットカード会社の社員と対面することなくお金を借りることが出来ます。面と向かってお金を貸してほしいと言いづらい人でも心理的な抵抗感を覚えることなく借りられるというメリットがある反面、安易な借り入れにつながる一面もあるため、利用にあたっては注意が必要です。

名義貸し

名義貸しとは、他人が行うさまざまな取引行為を自身の名前で行わせることです。名義貸しで結んだ契約は法的には自分で契約したことになるため、行ってはいけません。

免責不許可事由

免責不許可事由とは、自己破産の免責が認められなくなる様々な事由のことです。自己破産は申請すれば必ず認められるわけではなく、免責不許可事由に該当する行動を取った場合は却下されることがあります。

免責不許可事由は破産放題252条1項で定められており、その中でも代表的なものは以下のとおりです。

  • 債権者を害する目的で、債権者に配当すべき財産を隠匿・損壊・不利益となる処分をする
  • ギャンブルなどの賭博や収入に見合わない買い物などの浪費によって著しく財産を減少、もしくは過大な債務を負担する
  • 虚偽の債権者名簿・債権者一覧表を裁判所に提出する
  • 裁判所が行う調査を拒む、もしくは虚偽の説明をする

ただし、実務レベルにおいては、免責不許可事由に当てはまっていても、裁判所の裁量によって免責が認められる場合が大半です。これを裁量免責と言います。

しかし、裁量免責が常に認められるという保証はないので、免責不許可事由になるような行動は取らないようにしましょう。(参考:借金での自己破産で免責不許可事由って?ギャンブル・株・FXではダメ?

申し込みブラック

申し込みブラックとは、短期間の間に多数の金融機関に借金を申込んだことによって、金融機関からお金に困っていると判断され、審査に通りにくくなる状態のことです。

金融機関に借金を申込んだことは、信用情報機関に登録されます。貸し手の立場から見た場合、短期間に多数の金融機関に借金を申し込んでいる人は、ひどくお金に困っているようにみえるため、お金を貸したくないものなのです。

申し込みブラックになる基準は公開されていませんが、1ヶ月に3回以上申し込むと申し込みブラックと判断される可能性が高いです。申込情報は原則として半年で消えるため、現時点で申し込みブラックになっている自覚がある方は、半年ほど何もせずに情報が消えるのを待った方がいいでしょう。

や~よ

や行の単語について説明します。

約定金利

約定金利とは、債権者と債務者が話し合って決めた金利のことです。通常、お金を貸し借りする際の金利は債権者と債務者が話し合って事由に決めることが出来ます(ただし、当然利息制限法や出資法を超えてはいけません)。

約定金利を決めないまま契約した場合は、法定利率であるところの年5%(民法)、もしくは年6%(商法)が適用されます。

闇金融

闇金融とは、法律で定められた上限金利を遥かに上回る金利で融資を行っている違法な消費者金融のことです。

大抵の場合は貸金業者としての登録を行っていませんが、中には登録した上で違法な事業を行い、数年で撤退して社名を換えて再登録するようなところもあるので注意が必要です。

闇金にはかかわらないことが最も安全であり、消費者金融からお金を借りる場合はアコムやアイフルなど信頼できる業者から借りることが大切です。

優遇金利

優遇金利とは、通常よりも優遇された金利のことです。借り入れ実績が豊富にあったり、与信が優秀だったりすると、通常よりも優遇された金利でお金を借りることが出来ます。優遇金利は優良顧客を囲い込むための手段の一つであり、多くの金融機関で採用されています。

ら~ろ

ら行の単語について説明します。

利息

利息とは、毎月の返済の際に元本とは別に支払うお金のことです。金利が高いほど毎月の返済に占める利息の割合が多くなり、その分元本の返済が減るため、なかなか残債が減らず利息が更に増えるという悪循環に陥ります。お金はなるべく金利の低いところから借りましょう。

リボ払い

リボ払いとは、キャッシングやクレジットカードで採用されることが多い返済方式です。利用金額にかかわらず、毎月一定の金額を支払っていきます。

毎月の返済額が一定になるため月ごとの負担が少なく感じられますが、その分返済期間が伸び利息の支払額が増えてしまうという欠点もあります。

ローン

ローンとは借金のことです。金融機関から借金することを「ローンを組む」と表現することがあります。

わ~ん

わ行の単語について説明します。

割り印

割り印とは、2枚の書類に半分ずつ印鑑を推すことです。正本と副本、契約書とその写しなど、関連性のある書類にまたがって印鑑を推すことによって、その2つの書類の関連性を証明します。

割引手形

割引手形とは、手形の支払期日が来る前に、銀行などで換金してもらったもののことです。取引先からもらった手形は、支払期日まで保有し続ければ、そこに記載されている金額を取引先から受け取ることが出来ます。

しかし、どうしても支払期日前までにお金が欲しい場合は、銀行に手形を買い取ってもらうことも可能です。銀行は買い取った手形を支払期日まで保有し、取引先からお金を受け取ります。

ただし、支払期日よりも前にお金を受け取るため、その分だけ受取金額が割り引かれます。