カードローンは銀行で借りるべき?消費者金融のほうがお手軽でメリットあり?

カードローンは銀行で借りたほうが金利が低くなるということはほぼ間違いないでしょう。

例外的に、大手の消費者金融の「30日間無利息サービス」を利用した場合、短期的に見れば消費者金融のほうがお得になります。

しかし、長期で借りるならばやはり銀行カードローンのほうがお得です。

ここでは、銀行と消費者金融の選択の基準・判断の分かれ道について考えてみます。

一般的には、審査に通るかどうかが分かれ道となる

「消費者金融は金利が高いし、お金に困っている人が利用するというイメージがあるので、なんとなく利用するのが怖い」

という人は今でもいるようです。

サラ金と呼ばれていた時代に比べると金利はかなり低くなっており、明るいイメージが持たれいます。

しかし、消費者金融を利用している人は信用できないと考える人は未だにいます。最近の若者は比較的抵抗がないようですが、親からその危険性について聞いており、利用することにためらいがあるという若者などもいます。

銀行の審査に通らないから借りるという人

やはり、金利が低くて社会的な信用度が高い銀行で借りるのが一番安心でしょう。

しかし、銀行で借りたくても銀行カードローンの審査に通らないという人はいます。

その理由はさまざまですが、

過去にクレジットカードなどで延滞をしている
すでに他社から借金がある
安定した収入がない
総合的な属性が悪い

といった理由となるようです。

銀行カードローンはアルバイトやパート、自営業の人でも借りられますが、正社員で働いている人と比べて不利になる可能性が高いです。

・アルバイトで働いている

・過去にクレジットカードで1回だけ延滞をしている

・クレジットカードのキャッシング枠で10万円だけ借りている

といったことはいずれも致命的なものではありませんが、3つともすべて満たしていると審査に通る可能性は低くなるでしょう。審査では総合的な属性が重要になります。

年収、勤務形態、勤続年数、年齢、他社からの借入、個人信用情報などのポイントが審査では重要になります。これらのポイントがすべて良好という人なら、銀行カードローンをまずは検討するべきでしょう。

1つや2つのポイントが悪くても、総合的に属性が良ければ銀行カードローンの審査に通ることがあります。

例えば、アルバイトで年収200万円だが、勤続年数が3年、他社からの借入なし、過去に延滞なしという人なら銀行カードローンで借りられる可能性も高いかもしれません。

審査に通るためのコツ

年収や勤続年数などはそう簡単にはのばすことができません。しかし、他社からの借り入れについては少し工夫をするだけで良好にすることが可能です。

クレジットカードを何枚も持っているという人は、キャッシング枠がついていないかどうかを確認してみましょう。

キャッシング枠がついていたら借り入れ件数が1件として数えられてしまいます

この問題を解決するためにはクレジットカードを解約しなければならないと考えてしまう人がいますが、実はキャッシング枠だけをゼロにしてもらえばすむことです。クレジットカードの解約・キャッシング枠をゼロにする手続きは電話一本で可能です。

個人信用情報に反映されるまでに少し時間がかかることもあるので、申し込みの1ヶ月くらい前には手続きをすませておきましょう。

理由を聞かれることもありますが、「他社のローンに申し込みをするので借り入れを減らしたい」といった理由でよいでしょう。

銀行カードローンの審査に通るけど消費者金融で借りる人

銀行カードローンの審査に通るほど属性が良い人でも、消費者金融で借りる人はいます。

とにかくすぐに借りたい人

銀行カードローンと比べたとき、大手の消費者金融のほうがほぼ確実にメリットがあると言えるのが、融資までのスピードです。

審査にかかる時間は30分程度、審査に通過したらすぐに振込みの依頼ができます。

大手の消費者金融ではローン契約機(無人契約機)が設置されており、そこまで取りにいけばカードを即日で手に入れることも可能です。

その日の夜に飲み会があってお金が必要など、とにかくすぐにお金が必要という人は大手の消費者金融を選ぶ傾向です。

銀行カードローンでもこの2つのメリットを持っているところはある

銀行カードローンでも、

・バンクイック

・新生銀行カードローン「レイク」

では「ローン契約機がある」「融資までのスピードが速い」という2つの条件を満たしており、大手の消費者金融と同じメリットを持っています。

バンクイックでは金利が1.8%~14.6%(限度額10万円~500万円)であり、大手の消費者金融が持つ2つのメリットに加えて低金利であるというメリットも追加されます。最もおすすめのカードローンの1つです。

「レイク」では、30日間無利息サービスと180日間5万円まで無利息サービスのどちらか一方を選べるようになっています。

銀行カードローンの審査に通るほど属性が良い人は、バンクイックとレイクを先に検討してみましょう。

30日間無利息サービスが目当ての人

銀行カードローンは金利が低いですが、いくら金利が低くても、「金利がゼロ」にはかないません。

最初の30日間に限ってみれば、「30日間無利息サービス」がついているアコム、プロミス、アイフルの大手消費者金融のほうが利息の節約になります。

絶対に30日以内に完済できることがわかっているという人は、大手の消費者金融を選んだほうがメリットがあるでしょう。

レイクのほかには、ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」でも30日間無利息サービスがあります。

銀行カードローンで30日間無利息サービスがついているところは少ないので、レイクとジャパンネット銀行「ネットキャッシング」は要チェックです。

同じ銀行カードローンでも差がある

同じ銀行カードローンでも、金利などにかなり差があることがあります。

これまで紹介したバンクイック、レイク、ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」の3つで比較をしてみます。

バンクイック・・・金利1.8%~14.6% 限度額10万円~500万円
レイク・・・金利4.5%~18.0% 限度額10万円~500万円
ネットキャッシング・・・金利2.5%~18.0% 限度額10万円~1000万円

となっています。

レイクとネットキャッシング

レイクとネットキャッシングでは30日間無利息サービスがあるものの、最高金利は大手消費者金融と同じ年18.0%です。

さらに、銀行カードローンなので審査が厳しいとなると、大手の消費者金融のほうが良いと考える人も増えてくるかもしれません。

金利が同じでも、社会的信用は銀行のほうが高いです。また、銀行では貸金業法は適用されず、銀行法が適用されるので、量規制がないなどのメリットもあります。

最終的には好みの問題となるでしょうが、金利が同じでも審査に通る自信がある人は消費者金融よりもレイクやネットキャッシングのほうがおすすめとなります。

レイクとネットキャッシングのメリットとして、コンビニATMなどの手数料が無料ということもあげられます。コンビニATMを利用して借入・返済をする人にとっては目に見えたメリットとなるでしょう。

バンクイックがおすすめ

バンクイックでは、

・大手の消費者金融並のスピード融資

・ローン契約機「テレビ窓口」が店舗に設置されている

・総量規制対象外

・金利が1.8%~14.6%(限度額10万円~500万円)と業界最低水準

・三菱東京UFJ銀行はもちろん、コンビニATMの手数料(時間外も含め)無料

というように、これまで紹介したカードローンのメリットをほぼすべて兼ね備えています。

欠点は30日間無利息サービスがついていないということくらいでしょう。長期で利用するなら30日間無利息サービスはそれほど重要ではありません。

中期・長期の利用ならバンクイックが最もおすすめのカードローンの1つです。

その他のおすすめ銀行カードローン

バンクイックのほかに評判が良い銀行カードローンとしては、

みずほ銀行カードローン・・・金利2.0%~14.0%、限度額(最大)800万円
楽天銀行スーパーローン・・・金利1.9%~14.5%、限度額(最大)800万円

などがよくあげられています。

じぶん銀行カードローン・・・金利2.1%~17.4%、限度額(最大)800万円

は最高金利が17.4%となっていてそれほど好条件ではないようにも見えますが、借り換えコースなら年1.7%~12.5%とかなりの低金利となります。

じぶん銀行カードローンは借り換えをしたい人に特におすすめのカードローンです。さらに、auユーザーなら最大0.5%の優遇が受けられることも見逃せません。