契約社員の年収は?正社員への道

一般的に、フリーターというのは34歳までの若者であり、正社員以外の就労形態で生計を立てている人のことを指します。

「フリーターといえばアルバイトで働いている若者」というイメージを持っている人が多いですが、パート、契約社員、派遣社員などもこれに含まれます。

この記事では、契約社員として働いている人に焦点をあてて、年収について考えてみた後で、正社員になる方法を紹介したいと思います。

契約社員の年収

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厚生労働省が公表しているデータによると、平成27年6月分の賃金の調査結果は、次のようになっています。(年齢や勤続年数も平均値です。千円未満の数値は切り捨てています。)

参考サイト:「平成27年賃金構造基本統計調査の概況

平成27年6月の平均賃金

男女計の平均賃金 30万4千円 (年齢42.3歳 勤続年数12.1年)
男性の平均賃金 33万5千円 (年齢43.1歳 勤続年数13.5年)
女性の平均賃金 24万2千円 (年齢40.7歳 勤続年数9.4年)

ここで言う賃金とは、「きまって支給する現金給与額」のことを指します。超過労働給与額(時間外勤務手当、深夜勤務手当、休日出勤手当など)は差し引いた金額ですので、実際の月収はもっと高いことが多いでしょう。

年齢の平均が42.3歳で平均賃金が30万4千円というのは低すぎると感じるかもしれませんが、残業代などを差し引いた金額であると考えると、納得ができるでしょう。

「きまって支給する現金給与額」のことですので、ボーナスや皆勤手当てなども含まれていないものと思われます。

性別、年齢別の賃金

次に、性別、年齢別の賃金について見てみます。

20~24歳 男性20万5千円 女性19万6千円
30~34歳 男性28万2千円 女性23万8千円
40~44歳 男性35万9千円 女性26万2千円
50~54歳 男性43万2千円 女性26万6千円

厚生労働省が発表している「性、年齢階級別賃金、対前年増減率及び年齢階級間賃金格差」では20歳~69歳までのデータがのせられていますが、ここでは一部を抜き出してみました。

男女ともに、賃金のピークは50~54歳となっています。

女性の場合

女性のほうが賃金の伸びが悪いですが、女性は結婚をして主婦になることが多いからでしょう。

女性は家事や子育てがしやすいという理由で、パートやアルバイトという雇用形態を選ぶことが多いです。

男女平等と言われていますが、日本ではまだ管理職につく女性の割合が低いということも関係しています。

男性の場合

男性の場合は、正社員として定年まで働く割合が多いので、年齢とともに大きく賃金が上がっています。

20~24歳の年齢層と比べて、賃金は2倍以上になっています。正社員として働いていると、毎年昇給があるので、30年後には賃金が2倍以上になっていることが期待できます。

雇用形態別の賃金

それではいよいよ、本題である「雇用形態別の賃金」について見てみます。

雇用形態別の賃金は、男女計では次のようになっています。

正社員・正職員 32万1千円 (平均年齢41.5歳、平均勤続年数12.9年)
非正規社員 20万5千円 (平均年齢46.8歳、平均勤続年数7.9年)

男女別で見ると、男性では

正社員・正職員 34万8千円
非正規社員 22万9千円

女性では

正社員・正職員 25万9千円
非正規社員 18万1千円

となっています。20歳~24歳の時点では、正社員と非正規社員の賃金にそれほど差はありません。しかし、賃金がピークとなる50歳~54歳では、男性の場合、正社員と非正規社員の賃金に2倍以上の差があります。

女性の場合でも、50歳~54歳の年齢では、正社員と非正規社員では月額賃金に10万円以上の差があります。

正社員の場合にはボーナスも出ますので、年収で見るとその差はさらに広がるでしょう。

役職別に見た賃金

次に、役職別の賃金についてデータを見てみます。

男性の場合

部長級 66万2千円
課長級 52万9千円
係長級 40万円
20歳~24歳の非役職者 21万1千円

女性の場合

部長級 64万7千円
課長級 46万円
係長級 35万3千円
20歳~24歳の非役職者 20万7千円

このような結果になっています。係長から課長、課長から部長に昇進することで、平均して10万円以上も月額賃金が上がります。

ボーナスは給料の1ヶ月分~2.5か月分というように計算されることが多いので、ボーナスの金額も跳ね上がります。

役職がつくのは、原則として正社員の人に限られるので、ここでも大きな差が付くことになります。

契約社員の人が正社員になる方法

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契約社員と正社員では、20代前半の頃にはそれほど大きな差はついていませんが、年齢を重ねるにつれて、賃金に大きな差が付くことがわかりました。

契約社員の人は、できるだけ年齢が若いうちに正社員になっておくことが重要になります。

一般的に、「大企業から中小企業への転職は難しいが、大企業から大企業への転職なら比較的しやすい。」、「正社員から正社員への転職はしやすいが、フリーターから正社員への転職は難しい。」などと言われています。

高卒もしくは大卒で新卒採用を利用して正社員になるというルートが一番簡単であり、一度フリーターになってしまうと、そこから這い上がることは何倍もの努力が必要になるということです。

このように、一度正規のルートからはみ出した人は、努力をしても正規のルートに戻れないというような日本人の考え方は問題があるという意見も出てきており、政策などによって改善されていく可能性はあります。

しかし、現役の人は、社会が変わるのを待っている時間はないでしょう。20代の若い人なら、「若さ」という大きなメリットがありますので、フリーターから正社員への転職が成功する確率はそれなりに高いです。

30代の前半くらいの人でもまだ可能性はありますが、年齢を重ねるほど不利になっていくということは理解しておきましょう。

大企業の正社員になれる可能性もある

派遣や契約社員で働くことのメリットの1つに、大企業で働けるということがあげられます。

正社員登用制度

大企業で働くという貴重な経験を積みながら、能力が認められれば正社員に登用されることもあります。

正社員になるには、一次面接、二次面接、最終面接の合計3回の面接を通過しなければなりませんが、企業側はそれでもまだ「本当にこの人を採用してもよいのか?」という不安は感じます。

一度正規雇用で労働契約を結んでしまうと、正当な理由がない限りは解雇ができず、原則として定年まで仕事を与え続けなければならないからです。

正社員登用制度は企業側にもメリットがある

契約社員として働いている人の中から、能力の高い人を見つけたら、正社員として採用しても良いと考えることもあります。

実際に働いている姿を長い期間見てきている上、周囲からの信頼を得ており、良好な人間関係を築けている人なら、正社員として採用することのリスクは低いです。

理想的なルート

自動車メーカーの期間工の仕事などをやって、20代のうちは年収400万円以上の高い給料を得ながら、20代後半くらいになると正社員登用制度を利用して大手メーカーの正社員になるというルートは理想的でしょう。

しかし、大手メーカーの正社員登用制度を利用して正社員になるという道は、非常に狭き門となります。

夢はありますが、20代の後半くらいになってくると、現実を見始めなければならないでしょう。

中小企業なら正社員になれる?

日本の企業の99%以上は中小企業となります。大企業の数は1%にも満たないので、その1%にも満たない企業で正社員登用制度や中途採用を利用して正社員になるという道は、とても険しい道となっています。

大企業にこだわらず、中小企業の求人を探すようにすると、正社員になれる確率は大きく上がります。

中小企業ならどこでも良いというわけではなく、できれば優良な企業を探したいところです。

しかし、あまりこだわりすぎるのも良くありません。少しは妥協することも必要になります。

まずは中小企業の正社員になり、仕事をがんばって責任のある仕事を任せられるようになれば、そのキャリアを活用して優良企業への転職もしやすくなるでしょう。

転職エージェントを活用する

多くの人は、現在の仕事を続けながら転職活動をすることになるでしょう。

その際は、転職エージェントを活用することがおすすめです。

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