ビットコインを取引(注文)する際の板の見方を学ぼう

仮想通貨取引所に登録し、いざ取引をしようと思ったら、よくわからないグラフや数字がたくさん表示されて困惑したことがある方は少なくないかと思います。

仮想通貨の注文方法は全くの初心者にとっては複雑に見えるものであり、戸惑うのはおかしいことではありません。一見難しそうに見える注文も、一旦慣れてしまえば簡単です。

今回は仮想通貨取引所のWebサイトに表示されているグラフの見方と、具体的な注文の出し方を解説していきたいと思います。

成行注文と指値注文の違いを知ろう

仮想通貨の注文方法には、成行注文と指値注文があります。成行注文とは、価格を指定しない購入方法です。成行注文を出した場合、その時点で最も安い価格ですぐに取引が成立します。すぐに変えるという大きなメリットがある反面、価格が想定していたものから大きくずれてしまう可能性があるというデメリットもあります。

一方、指値注文とは、価格を指定する注文方法です。価格が指定したものにならない限り、取引が成立することはありません。想定していたとおりの価格で売買できるというメリットがある反面、価格変動次第ではいつまでたっても注文が成立しないこともあります。

成行注文と指値注文はどちらも一長一短ですが、初心者のうちは思わぬ価格での成立を避けるためにも、指値注文をおすすめします。

仮想通貨取引所の「買い板・売り板」を見よう

仮想通貨取引所にログインしたときに最初に見るべき部分は「買い板売り板」と呼ばれる部分です。買い板・売り板とは、現在の仮想通貨の注文価格と注文量をグラフ形式でまとめたものです。

例えば、Zaifという仮想通貨取引所の場合、以下のような買い板・売り板が表示されます(ビットコインの買い板・売り板です)。右の赤い部分が買い板、左の青い部分が売り板です(他の仮想通貨取引所でも似たようなものが表示されるはずです)。

このグラフを見ると、現在の買いたい人・売りたい人のそれぞれの注文価格と注文量がわかります。例えば、買い板の一番上に表示されている注文を出した人は、1BTC=63万6840円のレートで、0.1724BTCまでならば買ってもいいよ、という注文を出していることがわかります。

一方、売り板の一番下に表示されている注文を出した人は、1BTC=63万6880円のレートで、0.0115BTCまでならば売ってもいいよ、という注文を出していることがわかります。

さて、この状況でビットコインを指値注文を考えてみましょう。売り板を見ると、ビットコインの売り注文のうち、最も安い価格は63万6880円です。

従って、1BTC=63万6880円で買いますよという注文を出すと、すぐに取引が成立する可能性が高いです。

ただし、そう考えるのは他の人も同じであるため、注文が遅れると先を越されてしまうこともあります。また、注文量は0.0115BTCなため、これよりも多く買いたい場合は、その次に安い63万6910円にするといいでしょう。

この場合は、他に同じ価格をつけた人が居なければ、まず63万6880円、0.0115BTCの取引が成立し、次に63万6910円、0.0885BTCの取引が成立します。

取引所ごとに価格差ってあるの?

あります。ZaifにはZaifで仮想通貨を売りたい人が集まりますし、BitFlyerにはBitFlyerで仮想通貨を売りたい人が集まります。両者の価格の付け方が全く一緒ということはありえないため、取引所ごとの価格差は常に存在すると言ってもいいでしょう。

ただし、最近は取引量の増加によって、取引所ごとの価格差は少なくなっていています。以前は取引所ごとの価格差を利用して稼ぐ手法がある程度使えたのですが、現在はかなり難しくなりました。

具体的な仮想通貨の注文方法

さて、ここからは具体的な仮想通貨の買い方の解説に入っていきます。今回は引き続きZaifを例に解説しますが、他の仮想通貨取引所でもほぼ同じ方法で注文が可能です。

仮想通貨取引所にログインしたら、買い板・売り板を確認して、現在の注文状況を確認します。次に、画像の注文フォームを探します(買い板・売り板と同じページ内にあるため、すぐに見つかります)。このフォームに注文内容を入力していきます。


上のタブの「現物買い」「現物売り」「信用買い」「信用売り」についてですが、右の二つは信用取引という借金をして行う取引なので、初心者のうちは手を出すべきではありません。買いたい場合は「現物買い」売りたい場合は「現物売り」を選べばOKです。今回は現物買いを選びます。

次に、成行注文と指値注文のどちらかを選びます。今回は指値注文を選びます(成行注文を選んだ場合は価格を注文しないため、一番上の「1BTCの価格」のフォームが入力できなくなります)。

あとは1BTCの価格、買いたい量を入力するだけです。リミット売りという項目は、価格が入力した数値を上回ると自動的に売りに出す注文のことですが、今回は無視します(任意入力欄なので、入力しなくても問題ありません)。

注文を出したら、後は取引が成立するのをひたすら待ちます。注文が成立した場合は、その旨が表示されます。注文が成立しない場合は、条件を変えて再注文を出せます。

複雑でよくわからないという場合は業者との取引も可能

仮想通貨は取引所ではなく、販売所でも購入することができます。仮想通貨取引所は仮想通貨を売買したい人同士が集まる場所であるのに対して、仮想通貨販売所は、仮想通貨を取り扱っている業者と1対1で直接仮想通貨が売買できる場所です。

Zaifは仮想通貨取引所としても活動していますが、仮想通貨販売所としても活動しています。Zaifの仮想通貨販売所は「簡単取引」という名前で運営されています。注文フォームはこんな感じです。

簡単取引でビットコインを購入する場合は、右側の赤いフォームを利用します。注文方法はとても簡単で、ビットコインの数量、日本円の設定金額を入力し、「BITCOINを買う」ボタンをクリックするだけです。注文は表示されている金額で必ず成立します。いわば指値注文と成行注文のいいとこ取りの注文方法です。

ただし、デメリットもあります。それは手数料が高いことです。左右のフォームを見比べていただけるとわかるかと思いますが、買い価格と売り価格には約2万5000円の価格差があります。

仮想通貨取引所を通じて購入した場合と比べて、買い価格は高くなりますし、売り価格は安くなります。初心者のうちはこちらを利用してもいいかと思いますが、慣れてきたらなるべく早く仮想通貨取引所で取引を行うことをおすすめします。

まとめ

  • 仮想通貨の注文方法には成行注文と指値注文がある
  • 成行注文は必ず成約するが、価格が安定しない
  • 指値注文は指定したとおりの価格でなければ取引されないが、制約しない可能性がある
  • 仮想通貨の売買をする際にはまずは買い板・売り板をチェックする
  • 取引所での取引に不慣れなうちは販売所を利用しても良いが、手数料が高い

仮想通貨売買は最初は難しそうに思えますが、慣れてしまえば大したものではありません。習うより慣れろということわざもありますし、まずは実際に少額で仮想通貨の取引を初めて見ることをおすすめします。