ビットコイン以外で儲かる仮想通貨はある?リップルやモナコインとは

高騰を続けるビットコインの価格を見て、もっと前から仕込んでおけばよかったと後悔されている方は少なくないかと思います。

もちろん、ここからさらなる高騰を見込んで仕込んでいくのも一つの戦術ではありますが、ビットコインで儲けるのは諦めて、他の仮想通貨(アルトコイン)を青田買いしておくという戦術も十分に考えられます。今回はアルトコインの中で、今後値上がりが期待できる仮想通貨を幾つか紹介したいと思います。

イーサリアム(イーサー)

  • 誕生:2015年7月
  • 単位:ETH
  • 2017年7月現在の価格:1ETH=約28000円

イーサリアムの概要と歴史

イーサリアム(イーサー)は、時価総額(発行済枚数×1単位あたりの価格)がビットコインに継いで大きい、第二の仮想通貨です。単位は「ETH」です。通貨の名称は本来はイーサー(Ether)で、この通過を管理する仕組みがイーサリアムなのですが、最近は通貨自体をイーサリアムと呼ぶ人が増えているので、この記事でもそう呼びます。

イーサリアムが誕生したのは2015年7月のことです。ビットコインの誕生が2009年1月であるのと比べると、かなりの後発組であるといえます。にもかかわらずわずか2年で世界第2位の時価総額を持つ仮想通貨に成長したのですから、その将来性には十分に期待できます。

2016年1月時点では1ETH=114円の価値しかなかったイーサリアムですが、それからわずか2ヶ月後の2016年3月には1696円という高値を記録します。その後2016年12月には738円まで下落しますが、すぐに反転。2017年3月には5000円を突破し、2017年5月には2万9000円台にまで到達しました。

その後高騰はやや落ち着いたものの、2017年現在も2万8000円台後半をキープしています。わずか1年半で、価値が200倍以上にも膨らんだことになります。

イーサリアムとビットコインの違い

イーサリアムとビットコインは、どちらも取引記録が保管されるという点では同じです。しかし、違いがまったくないわけでもありません。その中でも最大の違いは、契約を条件としてつけられるかどうか、ということです。イーサリアムには契約がつけられます。

契約とは取引に付与できる様々な条件のことです。条件とは、例えば次回の取引の際にはもっと安くするとかいったことです。

口約束でははぐらかされてしまうような条件でも、イーサリアムならばしっかりと記録が残ります。このような仕組みをスマートコントラクトと言います。

イーサリアムの入手方法

イーサリアムの入手方法は、ビットコインと代わりありません。採掘するか、誰かから購入するかです(ビットコインの仕組については、以下の記事を参考にしてください:ビットコインの仕組みを徹底解説!価値がなくなったりしないの?)。

採掘は誰でも行なえますが、それで利益が上げられているのは一部の業者のみです。無理やり割って入ろうとしても、資金力や技術力がある業者に競争に負けるのは目に見えています。そうした難しいことは業者に任せて、個人はすでにイーサリアムを持っている誰かから購入するのがいいでしょう。

他の誰かから購入する場合は、仮想通貨取引所や販売所に口座を作ってそこで購入します。仮想通貨取引所とはその名の通り仮想通貨を売りたい人と買いたい人が直接取引をするための市場です。

仮想通貨取引所自体は取引に参加せず、両者から手数料を徴収することによって利益を上げています。証券取引所のビットコインバージョンと考えていただけるとわかりやすいでしょう。

一方、仮想通貨販売所は仮想通貨を取り扱う業者と取引ができる市場です。仮想通貨販売所自体が取引に参加し、買う価格と売る価格に差をつけることによって利益を上げています。仮想通貨を取り扱っている金券ショップというイメージですね。

仮想通貨取引所や仮想通貨販売所はたくさんありますが、日本語対応しておりなおかつ信頼ができるのはCoincheckBitFlyerです。

Coincheckはイーサリアム、ビットコインなどの様々な仮想通貨を取り扱っている仮想通貨取引所です。ビットコイン取引高が日本一(2017年5月現在)であることからもわかるように多くのユーザーが利用しています。

一方、BitFlyerはみずほフィナンシャルグループや第一生命、SMBCベンチャーキャピタル(三井住友銀行グループ会社)などが出資する仮想通貨取引所で、安全性の高さが売りです。

イーサリアムの現在と将来的な展望

2017年時点での時価総額は日本円換算で約2兆3500億円で、ビットコインの約4兆4000億円ほどです。

にも関わらず、ビットコインと比べて話題になることはあまりないようです。逆に言えば知られていない今が仕込みのチャンスともいえます。

現状、使える店はあまり多くありませんが、それでもここまで価格が高騰しているのですから、使える店が増えた時はさらに価格が上がるものと推測できます。

もちろん、使えるお店が増えないまま下落する可能性もあり、完全に安全な投資対象とはいえません。

リップルコイン(XRP)

  • 誕生:2012年
  • 単位:XRP
  • 2017年7月時点での価格:1XRP=約28円(2017年6月現在)

リップルコインの歴史と概要

リップルコイン(XRP)は、アメリカの「Ripple Inc」が構築した金融商品の決済システム(リップル)で使える仮想通貨です。正確な呼び名はXRP(単位もXRP)であり、リップルコインは愛称ですが、日本ではXPRではなくリップルコインと呼ばれることが多いため、こちらを使います。

リップルコインを支える仕組みをリップルと言います。これは金融商品の送金システムをより効率的かつコストが掛からないようにするためのものです。

例えば現状では日本からアメリカに送金をする場合は両替が必要になり、その分コストがかかりますが、リップルコインを仲介用の通貨として使えば、コストがかからなくなります。

誕生は2012年で、2013年の初めから海外の仮想通貨取引所で取引が行われるように鳴りました。当初の価格は1XRP=0.50円程度でしたが、現在は1XRP=30円程度で推移しています。

4年間で価格が60倍というのは、ビットコインやイーサリアムと比べると大したことないようにも見えますが、年間利回り約270%と考えると有力な投資先であることは間違いありません。

IOU取引

リップルコイン独自の特長に、IOU取引が上げられます。IOUとは「I owe you(私はあなたに借りがある)」の略語で、ビットコインには見られない仕組みです。

この仕組は簡単に言えば、リップルコインのユーザー同士でお互いの与信枠を決めて、その中で通貨のやり取りをする仕組みです。

例えば、AさんがBさんに2万円借りていて、CさんはAさんに2万円借りているとします。

日本円でこの借金の返済をする場合、「AさんがBさんに2万円返す」「CさんがAさんに2万円返す」という、2つの手続きをしなければなりません。しかし、この3人がリップルコインユーザーだった場合、「CさんがBさんに2万円返す」という1つの手続きだけですべてが完了します。手続き回数が減るため、手数料も減ります。

リップルコインとビットコインの違い

リップルコインとビットコインの最大の違いは、用途です。ビットコインは直接決済に使うことができますが、リップルコインは通貨の橋渡し(仲介)をする役割を持っています。

そのため、どちらかというと銀行や証券会社のような金融機関で普及する可能性が高いです。一方、ビットコインのように日常的に個人が利用できる環境が整う可能性は、現状では低いです。

また、リップルコインは最初に大量に発行され、使えば使うほど総発行枚数が減少していく仕組みになっています。ビットコインは最初は少なく時間が経つたびに総発行数枚数が増えていくので、両者はまるで逆の特徴を持っているといえます。

リップルコインの入手方法

リップルコインは現状、誰かから購入するしか手に入れる方法がありません。採掘はできません。何故かと言うと、すでに当初発行される予定だったぶんの量がすべて市場に供給されているからです。金が全くない金山をいくら採掘しても金が入手できないのと同じで、未採掘のリップルコインがない状況で採掘を行っても、リップルコインは手に入れられません。

仮想通貨取引所・販売所で買う場合は、Coincheckがいいでしょう。他にも仮想通貨取引所はいくつかありますが、取引量や取り扱っている仮想通貨の数も考えると、ここが一番です。

ライトコイン

  • 誕生:2011年10月
  • 単位:LTC
  • 2017年7月時点での価格:1LTC=約4168円

ライトコインの概要と歴史

ライトコインはビットコインから派生した仮想通貨です。かつてはビットコインに次ぐ第2の仮想通貨という位置づけでしたが、最近は時価総額でイーサリアムやリップルコインに抜かれてしまっており、以前ほどの勢いはなくなっている感があります。

それでも1000種類以上あるアルトコインの中で時価総額は第4位と上位に位置しており、性能的にもビットコインの欠点をうまいこと解消できているため、将来普及して価値が上がる可能性は十分ありえます。

ライトコインが誕生した2011年当初、1LTCはおよそ350円でした。その後も大した値動きはなかったのですが、2013年11月から12月にかけて、いきなり5000円以上まで高騰します。

理由は簡単で、キプロスで金融危機が発生したからです。金融危機の影響で銀行預金が封鎖され、その影響で現金を保管する手段としてライトコインを選んだからです(ビットコインを選んだ人も多く、こちらも価格は急騰しています)。

しかし、金融危機が一段落するとともに価格は再び下がっていき、2015年1月時点では再び350円程度に戻ってしまいます。

その後は1000円程度まで増えることはあっても、ビットコインやイーサリアムと比べると非常に鈍い値動きだったのですが、2017年5月頃上旬から再び価格が急騰。2017年6月中旬には再び5000円を突破します。その後は4500円台で安定して推移しています。

ライトコインの入手方法

ライトコインの入手方法は、ビットコインのそれと同じです。採掘するか、誰かから購入するかです。個人レベルで採掘をするのはやはり難しいので、誰かから購入するのが最も簡単でしょう。こちらもCoincheckで購入できます。

ライトコインとビットコインの違い

ライトコインはもともとビットコインの欠点を穴埋めするように作られたものですので、基本的な仕組みなどはライトコインとほぼ変わりありません。半減期が概ね4年に1回というペースも、ビットコインと同じです。しかし、細かな違いはいくつかあります。

1つ目の違いは総発行数です。ビットコインの総発行数は2100万BTCで、2140年頃までにすべての採掘が完了するとされています。一方、ライトコインの総発行枚数は8400万LTCです。ビットコインのちょうど4倍ですね。

数が多いので価格はビットコインと比べると変動しにくいものと思われます。実際、ライトコインの誕生時の価格と最高時の価格差はおよそ15倍程度で、ビットコインの数百万と比べると比べるまでもありません。

2つ目の違いは承認にかかる時間の短さです。ビットコインの承認にかかる時間は、約10分です。一方、ライトコインの承認にかかる時間は約2.5分です。こちらは4分の1ですね。取引が早く負えられるので、時間が命の企業などにとっては大きなメリットがあるといえます。

3つ目の違いはセキュリティ性です。ライトコインはビットコインと比べると、セキュリティに疑問が残ります。そもそもビットコインが1つの取引承認に10分もかけているのは、セキュリティ性をあげるためでもあります。改ざんなどに対するセキュリティレベルが低くなるリスクが有るため、ウォレット選びには十分気をつける必要があります。

モナコイン(モナーコイン)

  • 誕生:2014年1月
  • 単位:MONA
  • 2017年7月時点での価格:1MONA=78円

モナコインの概要と歴史

モナコイン(モナコイン)は日本生まれの仮想通貨です。時価総額は約4億円で仮想通貨全体で71位と、これまで紹介してきたものと比べるとかなり小規模なものですが、日本で生まれたということもあって規模の割niha。

モナコインのモナとは、2ちゃんねるのアスキーアート(AA)キャラクターであるモナーのことです。このことからもわかるように、モナコインはもともと2ちゃんねるで生まれたものです。

ただし、現在の2ちゃんねるとモナコインは全くの無関係であり、発行したり管理する中央管理者もいません。

当初は1MONA=3円程度で取引されていたモナコインですが、2014年8月には99円まで急騰します。テレビで存在が取り上げられたり、堀江貴文氏がTwitterでそのことに触れたのが影響しているとされています。

しかしバブルはあっという間に終わり、再び3円程度に戻ってしまいます。2016年には0.1円まで暴落してしまい、1年を通じて1日たりとも10円を超えることがないという冬の時代に突入します。

が、2017年についに復活。4月にには再び10円を突破し、6月下旬にはついに50円を突破。7月1日には過去最高である99円に到達します。惜しいところで100円には届かず、その後は再び下落局面に入っていますが、それでも78円前後をキープしており、当初と比べればかなり高騰したといえます。

モナコインとビットコインの違い

その歴史から悪ふざけで作られたネタコインという扱いを受けがちなモナコインですが、仮想通貨としては非常にスタンダードな作りになっており、ビットコインと概ね同じ特徴を持ちます。しかし、もちろん違いもあります。

1つ目の違いは取引にかかる時間の短さ。ビットコインは10分、ライトコインでは2.5分だった取引時間は、モナコインでは1.5分です。ものがものだけにお硬い企業がこれを採用するかどうかには疑問が残りますが、とにかく取引が速いというのはいいことです。

2つ目の違いは日本語で解説しているサイトの多さです。日本発の仮想通貨ということもあり、モナコインは日本語で解説しているサイトが多数あります。そのため、仮想通貨初心者でも比較的始めやすいといえるでしょう。

3つ目の違いは、使える場所です。仮想通貨は投資の対象であると同時に通貨でもありますが、現状使える店はそれほど多くありません。

しかし、モナコインは仮想通貨の中では使える店が比較的多く、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の中ではダントツに使える使える店が多いです。ただ、ビットコインには叶いません。

4つ目の違いは発行枚数です。ビットコインの発行枚数の上限が2100万BTCであるのに対して、モナコインの発行枚数の上限は1億512億枚です。

モナコインの入手方法

モナコインの入手方法はビットコインと代わりありません。採掘するか、誰かから買うかです。モナコインはビットコインやライトコインなどと比べると世界的な知名度が低く、将来値上がりするかどうかの見通しも不透明な部分が多いため、現時点では業者は余り積極的に参入していません。個人でも採掘するチャンスがあります。

ただし、パソコン人普段全く触らない初心者には難しい一面もあります。また、参入が少ないとはいえ日本にはそれなりに人が居ますので、専用のパソコンでないと採掘で収益を上げるのは難しいでしょう。

モナコインの採掘方法には、一人で発掘する「ソロ」と、複数人で採掘する「VIP Pool」「Ani-Pool」などがあります。ソロは個人レベルでは収益が上がりにくいので、複数人で採掘した方がいいでしょう。

また、採掘にはCPUを使った採掘と、GPUを使った採掘があります。公立はGPUを使った採掘のほうが上です。

誰かから購入する場合は、仮想通貨取引所や販売所を使います。現時点でモナコインを取り扱っている仮想通貨取引所・販売所にはZaifFISCOなどがあります。

MONERO

  • 誕生:2014年4月
  • 単位:XMR
  • 2017年7月時点での価格:1XMR=約4700円

MONEROの概要と歴史

MONEROは2014年に誕生した、比較的後発組の仮想通貨です。流通量という点ではビットコインに遠く及びませんが、匿名性が高かったり、価格変動が大きかったりというような特長があります。

時価総額は2017年7月時点で約690億円で第9位です。一時期は5位まで到達したこともあり、将来性は十分あるといえます。一方で他の仮想通貨と比べるとよりハイリスクハイリターンな一面もあるため注意が必要です。

価格は発足から約2年間はほとんど上下もなく、1XMR=50~300円ぐらいで推移していまシアが、2016年8月から9月にかけていきなり急騰。1300円程度まで値上がりします。

その後は上げすぎた反動か一旦は500円ぐらいまで下落したものの、2017年に入ると再び上昇。過去の記録をあっさりと抜き去り、2017年5月には6500円に迫ります。その後は乱高下が続いており、現在は4700円ぐらいで推移しています。

MONEROとビットコインの違いは?

MONEROの基本的な仕組みは、ビットコインのそれと代わりありません。しかし、いくつか違いもあります。

1つ目の違いは匿名性です。MONEROの特徴として、非常に匿名性が高いことが上げられます。ビットコインも十分に匿名性が高いものですが、MONEROはそのはるか上を行きます。Moneroのアドレスは「閲覧用」と「送金用」の二つの秘密鍵から成り立っており、それぞれのアドレスが非常に長いです。

送金のたびにワンタイムアドレスが発行されるため、通常は取引履歴が公開されることはありません。もちろん、自分から公開したいという場合は公開することも可能です。

ただし、匿名性が高いというのは必ずしもいい方向に転ぶとは限りません。匿名性が高いため、闇市場で使用されるリスクが高いという懸念もあります。

実際、2016年8月~9月の高騰の裏には、違法なドラッグや個人情報を売買するサイトがMONEROの導入を決定したことが関連していると言われています。

闇市場だろうがなんだろうがとにかく値上がりすればなんでもいいという考えもあるかもしれませんが、犯罪に使われるようになるとMONERO自体が強力に規制される可能性があります。

2つ目の違いは、取引の速さです。承認にかかる時間の短さです。ビットコインの承認にかかる時間は約10分、その欠点を大幅に改善したライトコインは約2.5分です。一方、MONEROの承認にかかる時間は約1分です。速いと言われているライトコインの倍以上のスピードで承認が行われます。

3つ目の違いは半減期です。MONEROは仮想通貨としては比較的珍しいことに、半減期が設定されていません。半減期がないということは、半減期を迎えたことによる価格上昇が望めないということでもあります。

MONEROの入手方法

MONEROの入手方法は、ビットコインと代わりありません。採掘するか、誰かから購入するかのどちらかです。ただし、採掘は個人で行うのは難しいため、実質的には誰かから購入する以外の方法で手に入れるのは至難の業になります。

MONEROを取り扱っている取引所はいくつかありますが、Coincheckが一番便利かと思います。

まとめ

  • ビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)の中には、値上がりが期待できるものがたくさんある
  • アルトコインの中には流通量が少ないぶん、価格が乱高下しやすいものが少なくない
  • 入手は採掘か誰かから購入するかの二通りが用意されているものが多いが、採掘は個人では事実上不可能なことがほとんど

アルトコインはハイリスクハイリターンですが、現状価格が安いものは少ない費用で仕込めるため、投機対象としては悪くありません。

場合によっては、短期間の間に価値が数十倍以上にまで膨れ上がることもあります。責任が取れるのならば、投資を始めてみてはいかがでしょうか。