ビットコイン投資は儲かるの?リスクも含めて紹介

最近、ビットコインを含めた仮想通貨が話題になっていますね。投資の経験はないけど、試しに買ってみようかなと考えている人も少なくないでしょう。

ただ、投資と聞くとなんだかハードルが高そうで、失敗したときのリスクも大きそうに感じますよね。そもそもビットコインに投資して儲かるのかどうか?というのも気になるポイントのはずです。

まず最初にお伝えしておきたいのは、現時点でのビットコイン購入は投資というよりも「投機」です。詳しくは後述しますが、どちらかというとギャンブル性がいくらか高いものと考えておきましょう。

また、ビットコインには株やFXとは異なるリスクがあります。価格が下がるというのももちろんリスクの一つですが、所有しているビットコイン自体が消滅してしまうという可能性もありえます。

今回は、ビットコイン投資は儲かるのかどうか?そしてビットコインにはどんなリスクが存在しているのかについて解説していきますね。

ビットコイン投資は儲かる?

投資において一番に重要なのは、結局儲かるかどうかです。投資の目的のほとんどはお金や自分への利益を増やすことですから、それらが得られないのならば投資する意味はないと言っても過言ではありません。

そしてビットコインは儲かるかどうか、という問いへの答えですが、それは「わかりません」。当たり前ですが、将来の値動きを正確に予測することは不可能です。もし、そんなことができればとっくにその人は億万長者になっているでしょう。

ただ現在、ビットコインを含めた仮想通貨市場はバブルとでも言うべき状況です。実際、2017年1月時点ではビットコインの価格は12、13万円程度でしたが、6月時点では30万円前後まで上昇しています。半年で価値が2倍以上になっているのですね。

さらに言うなら、ビットコインが誕生したとき(2009年)は1円の価値もなかったのですから、その頃から所有しておけば今頃はとんでもない資産になっているでしょう。

これはビットコインに限りません。仮想通貨市場にはビットコイン以外にも多数のコインが取引されており、それらはアルトコインと呼ばれています。一部のアルトコインもまた、2017年に入ってから急激にその価値を上げています。

これがバブルであるかどうかは現時点ではわかりません。仮想通貨には「ブロックチェーン」という技術が使われており、これは将来的にあらゆるものに応用できると非常に期待されています。

その先駆けとしてのビットコインには世界中から注目が集まっており、実際にブロックチェーン技術が一般化し、さらにビットコインの実用性が増せば、その価値は今とは比べ物にならないものになるでしょう。

しかし、ビットコインに大きな欠陥が見つかったり、より優秀かつ代替できるテクノロジーやシステムが台頭したりすれば、逆にビットコインの価値は著しく低下してしまうはずです。

つまり、近年の急激な価値の上昇はバブルであるかどうかは、数年後にしか判断できないということです。

現時点でのビットコイン購入は投機の面が強い

まず投資と投機の違いについて知っておきましょう。投資とは、ある程度長期的に見て、投資先の成長や発展を期待して株や商品を買うことを言います。もちろん株価の上昇にも期待しますが、投機に比べるとその側面は少し弱めだと言えるでしょう

次に投機とは、中期的、短期的トレードによって利益を生み出す投資手法です。デイトレードがその代表ですね。一日の間に何度も取引を行い、細かい値動きの中でも利益を狙っていく方法です。

投資のメリットはその安定性にあります。たとえば、大手企業の株を購入しておけば、よっぽどのことがない限り、その価値がゼロになることはないでしょう。その分、期待できる利益も少なめです。まさにローリターン・ローリスクだと言えますね。

対して投機は、リターンも大きいけれどリスクも大きいことが一般的です。ある程度値動きが激しいものにお金を注入するわけですから、大きな利益が出る可能性もあれば、その逆もある、ということです。ギャンブル性が強いとも言えるでしょう。

そして、現時点でのビットコイン購入はどちらかというと投機として捉えられることが多いです。

チャート(価格の値動きを示した表)で価格推移を見てみるとわかりますが、1日単位で取引価格が大きく動いています。1日の中で3%程度変動するのは当たり前で、2017年5月には30%程度の暴落も経験しました。

安定とはほど遠い動き方ですから、とてもローリスクであるとは言えないでしょう。とはいえ、長期的な目で見れば、右肩上がりの状態が続いていますから、これからも伸びていく可能性は十分にあります。

もちろん、投資目的での購入も十分可能です。最初から数ヶ月、数年単位で所持するつもりで購入すれば、日々の激しい値動きに恐れることもありませんし、売却時には現在よりも大きく値上がりしているかもしれません。

いずれにせよ、ビットコインへの投資は自己責任です。ローリスクで少額でもいいから運用益を得たいという人はビットコインは避けて、安定性のある国債や大手企業の株を購入したほうがいいかもしれませんね。

税金についての法整備が進んでいない

ビットコイン市場は年々大きくなっていますが、それに関する法律や制度の整備が追いついていないのが現状です。

とくに税金に関しては不透明な部分が多く、所得の種類は何になるのか、最大税率は何%になるのか現時点では明確にされていません。

所得の種類が変われば適用される税率や控除が変化する可能性もありますし、そもそも課税されるのはどの時点なのかについてもまだはっきりしていないのです。

ビットコインによって大きな利益が上がったとしても、税金でそのほとんどを徴収されてしまうかもしれませんし(最大で55%)、税額の申告を間違えば脱税の容疑をかけられてしまう可能性すらあります。

ビットコインを購入した後、日本円に戻さない、もしくは他のコインと換金しない限りは課税対象にならないようなので、法整備が進むまで、購入後はしばらくそのままにしておくのが賢い選択かもしれませんね。

ビットコイン投資に潜むリスクとは?

突然の暴落もビットコインのリスクの一つですが、それ以外にもリスクが存在します。投資する際には必ずこれらのリスクについて承知してから始めるようにしましょう。

有名なリスクとして、所有しているビットコインが消滅してしまう、というものがあります。消滅する要因はさまざまなものが考えられます。

たとえば、ビットコインを購入する場として取引所がありますが、その取引所を運営する企業が倒産してしまえば取引所も閉鎖され、そこに保存されていたコインも一緒に消えてしまう可能性は十分にあります。

また、ビットコインは実体がある通貨ではなく、データとしてのみ存在するものです。ですから、ハッキングや不正な記録操作によって自分の所有しているコインが抜き取られるリスクも存在します。

実際、似たような事件が2014年に起こっています。国内の仮想通貨取引所「マウントゴックス」で不正な操作が行われ、115億円相当のビットコインが流出しました。

この中には個人で管理していたビットコインも含まれており、現在までにこれといった補償も行われていないので、この事件でコインを失った人は完全に泣き寝入りということになってしまっています。

この事件は取引所の名前をとって「マウントゴックス事件」と名付けられ、ビットコインの信用性に大きな影響を与えました。今後も、このような事件が起こらないとは言い切れないのです。

他にも、ビットコインを送付する際の手違いで、コインが消失してしまう可能性も考えられます。仮想通貨を自分のPCに保存する財布のようなアプリを「ウォレット」と呼び、取引所からウォレットへコインを移動させる際にこのリスクが発生します。

これは完全に自己責任なのですが、そういった可能性があること自体恐ろしいことでしょう。

このように、ビットコインにはさまざまなリスクが存在します。そのため、少しでもリスクを回避して投資を行うことが重要だと言えるでしょう。

リスクを減らすためにはどうすればいい?

リスクを完全にゼロにすることはできません。というのも、こちらに非がなくても、損失を被る可能性があるからです。

ですから、「リスク分散」がとても重要になってきます。リスク分散は投資の際のとても重要な考え方で、もしなんらかの損失が発生しても、それで全ての資産を失ってしまわないように、あらかじめ投資先を分散したり、余剰資金を用意しておくことです。

ビットコインの場合で言えば、投資資金をビットコインに集中させるのではなく、他のコインにも投資したり、複数の取引所を使い分けたりすることがリスク分散になるでしょう。

また、投資は必ず余剰資金で行うようにしましょう。生活に必要なお金まで投資資金にしてしまうと、暴落が起こった際に生活ができなくなってしまいます。

さらに精神的にもかなりのプレッシャーがかかります。小さな価格変動にも一喜一憂するようになり、とてもじゃないですがまともな生活は送れなくなります。

最悪なくなってしまっても構わないお金だけを投資資金にし、加えて、ビットコインだけに投資するのではなく、複数のコインへの投資を検討しましょう。

まとめ

仮想通貨市場は右肩上がりで伸びていますから、これまではとりあえずビットコインを購入して、ある程度の期間ホールドしていれば、無条件で儲けることができました。

しかし、この傾向がこれからも続くとは限りません。ビットコインに関する制度や法律も整っていませんし、法整備が進めばビットコインの魅力が失われ、価値を大きく下げてしまうかもしれません。もちろん、その逆もありえます。

ビットコイン投資は投機性が強いですから、リスクを十分に理解し、そのうえでしっかりとリスク分散を行うことが重要です。

いきなり大金をつぎ込むのではなく、とりあえず少額から投資をスタートすることをおすすめしますよ。