お金が貯まる人と貯まらない人の違い10選

世の中にはお金を貯めるのが上手い人と、下手な人がいます。年収800万円なのに貯金はほとんどなし、という人もいれば、年収400万円でも貯金は1000万円超え、という人もいます。

今回の記事では前者のような「お金が貯まらない人」と後者のような「お金が貯まる人」の違いを徹底的に解説いたします。

「稼ぎはそれなりにあるのになぜかお金が貯まらない……」という悩みを抱えている方はぜひご一読ください。ここに書かれているお金が貯まる人の習慣を真似するだけで、嘘のようにお金が溜まっていきますよ。

違いその①:「お金を貯めること」への意識と目標

お金が貯まらない人とお金が貯まる人の間にある最も大きな差、それは貯金に対する意識と目標です。

お金が貯まらない人は大抵の場合、具体的な目標を立てずにただなんとなくお金を貯めようとしています。しかし、人間というのは曖昧な目標しかない状況ではなかなか頑張ろうと思えない生き物なので、そうしたふわふわした目標を掲げるだけではなかなか行動がついてこず、結果として無駄遣いをしてしまいがちです。

一方、お金が貯まる人は最初に貯金の目標を具体的に掲げていることが多いです。例えば「●●●円貯めて旅行に行く」「子供の教育資金とし20XX年までに○○○円貯める」といったような、わかりやすい数値目標を掲げています。

このような具体的な目標があれば、人間はそれなりに頑張れるものです。今までなんとなくお金をためたい、という意識しか持っていなかった人は、これを機会に具体的な用途や金額を定めて、具体的にイメージしてみてください。それだけでモチベーションがアップするはずです。

違いその②:貯金が先か、生活費が先か?

お金が貯まらない人は、まず給料が入ったらとりあえず1ヶ月間生活して、残った金額を貯金に回そうとします。ようするに「生活費が先、貯金が後」という考え方です。

しかし、この方法はたいていうまくいきません。理由は簡単で、人間はあるものはあるだけ使おうとしてしまう生き物だからです。口座に30万あれば、30万円使いたくなってしまうのです。このような成り行き任せの方法では、なかなかうまく行きません。

一方、お金が貯まる人は、給料が入ったら先に貯金する分の金額を貯金用口座に移し、残った金額で生活するという仕組みを確立していることが多いです。要するに「貯金が先、生活費が後」という考え方です。この考え方は非常に合理的です。

30万円あったら30万円使いたくなってしまうのが人間なのですから、先に口座のお金を3万円別口座に移し、27万円にしてしまえば、27万円しか使わずに済む、という寸法です。

この考え方と相性のいい金融商品が、積立定期預金です。積立定期預金とは、文字通り毎月一定金額を積み立てていくタイプの定期預金です。定期預金口座は普通預金口座からは隔離されます。定期預金は中途解約すると金利が下がってしまうため、衝動的に解約してしまうということを防げます。

金利も普通預金よりは高いことが多く(例えばイオン銀行の積立定期預金の金利は0.08%で、通常の0.001%の80倍です)、貯金したいならば使わない手はありません。

最初の申込みはちょっと面倒かもしれませんが、逆に言えば一度申し込みさえしてしまえば後は何もせずとも勝手に積み立てられてお金が貯まっていくのも大きな魅力です。

違いその③:財布の中身

お金が貯まらない人の財布は、大抵の場合パンパンです。財布を肥え太らせている原因はレシート、クレジットカード、そしてポイントカード。逆にお金が貯まる人はこうした余計なものを財布に入れておらず、いつもスマートです。

レシートを財布の中に入れっぱなしにしているということは、すなわち家計簿をつけていないということ。家計の流れを知らなくては、なかなかお金を貯めることができません。家計簿はそこまで細かく付ける必要はありませんが、大まかな流れを抑えておく程度のことはしておくべきでしょう。家計簿なんてつけるの面倒……という方は、資産管理アプリで代用してもいいでしょう。

一方、クレジットカードやポイントカードはうまく使えば便利なものですが、一方でポイントを貯めるためにいらない買い物までしてしまいがちであるという欠点もあります。1枚も持つな、というのは現実的ではありませんが、クレジットカードはメインとサブの2枚もあれば十分ですし、ポイントカードも共通ポイントプログラム(TポイントやPontaポイントなど)だけに絞ったほうがいいでしょう。

その店でしか使えないポイントカードなどは中途半端に貯めても失効してしまうことが多いので、固執し過ぎは禁物です。

違いその④:買い物術


お金が貯まらない人は、とりあえずスーパーやコンビニに出かけて、現地で買うものを決める、という買い物をしていることが多いです。これではいらないものを買い込んでしまいがちですし、買い物から得られる満足度はなかなか高くありません。無計画な外出は余計な散財のもとです。

一方、お金が貯まる人は、先に家で何を買うのかをしっかりと判断してから買い物に向かいます。これなら余計な出費は極力抑えられるうえに、よく考えた結果いると判断したものだけを買うので、結果的に満足度も上がります。

なお、お金が貯まらない人の多くは、コンビニを過剰に利用しています。コンビニには一見魅力的な商品がたくさんありますが、それで得られる満足感はほんの一瞬で消え去ってしまいます。

また、コンビニは「物を買わせるための動線や配置」がかなり工夫されているため、ついついその術中にハマって不要なものまで買い込んでしまいがちです。使うな、とは言えませんが、用もないのに入るのは避けたほうがいいでしょう。

違いその⑤:節約にかける手間


お金が貯まらない人は、手間がかかる上に対して効果のない、今風に言えば「コスパの悪い」節約術に入れ込んでしまいがちです。

手間をかけるとそのぶんだけよりお金が貯まる、という勘違いをしてしまう人は少なくありませんが、別にたくさん手間を掛けたから節約額が大きくなるとも限りません。むしろ手間のかかる節約術はストレスが溜まることからすぐに辞めてしまいがちですし、反動で無駄な買い物をしてしまう原因にもなります。

一方、お金が貯まる人はかかる手間が少なく、しかも効果の高い、「コスパのいい」節約術を厳選して取り組んでいます。お金を節約するシステムを構築している、というと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、実態としてはあながち間違っていません。

ではコスパのいい節約術とは具体的にどんなものなのか。一言で言えば、「固定費の節約」です。固定費とは、毎月の出費額がほぼ確定している費用のことです。具体的には

  • 家賃(持ち家の場合は住宅ローン)
  • 通信費や水道光熱費の基本料金部分
  • 生命保険や自動車保険の保険料
  • 新聞代
  • 月額課金タイプのサービスやアプリ

などが該当します。一方、毎月の出費が不確定な費用を変動費といいます。具体的には

  • 食費
  • 通信費や水道光熱費の使用料金部分
  • 日用品代
  • 娯楽費・嗜好品費
  • 交際費
  • 医療費
  • 交通費

などが該当します。

固定費は原則として、1回の手間で半永久的に節約の効果が得られます。例えば生命保険を見直して、補償を買えずに月5000円の保険料を3000円に減らすことができれば、その後は何もしなくても半永久的に月2000円の節約効果を得られます。

一方、変動費は節約に非常に手間がかかるうえ、それが半永久的に続きます。例えば食費を節約するためには食品が値下がりする時間帯を調べて行動し、食材を無駄にしないように常に目を光らせておかなければなりません。そこまでしても、得られる効果はそれほどのものではありません。どちらを減らすほうがコスパが良いかは、もはや言うまでもないでしょう。

具体的に固定費をどのように節約していけばいいかは別記事で解説していますので、よろしければそちらも参考にしてください。

参考記事:手間は最小、効果は最大!楽してできる「3つの固定費節約方法」

違いその⑥:家にあるものの量


お金が貯まらない人は、総じて家の中の物が多すぎる傾向があります(もちろん全員がそうであるというわけではありませんが)。物が多いのでどこに必要何があるかを十分に把握することができず、それゆえに実は家にあるものをまた買ってしまいがちです。このような小さな無駄遣いの積み重ねは、貯金失敗の元です。

一方で、お金が貯まる人の家は総じて片付いています。高価な調度品があることは珍しくありませんが、数は限られ整頓されているので汚くは見えません。現時点で家の中に入らないものが多すぎると少しでも感じたならば、今すぐにでも断捨離を実行すべきです。

断捨離のやり方がわからない……という方は、まずは手を付けやすい「服」から整理することをおすすめします。服は他のものと比べて、捨てない・捨てるの基準がわかりやすいからです。最近着ているものは捨てない、着ていないものは捨てる。ただそれだけの話です。

違いその⑦:朝の過ごし方

お金が貯まらない人ほど、朝はバタバタしています。いつも出発直前まで寝て、起きたら慌ただしく準備を済まし、朝食も済まさずに去っていく……このような生活習慣は心や体をすり減らすだけではなく、余計な出費の元にもなります。例えば朝食を抜いてきたけれど我慢できずにコンビニで食事を買ってしまえば、家で食べるよりもお金をかけることになります。

一方、お金が貯まる人は、朝を余裕を持って過ごしています。早く目覚め、ゆっくりと食事を済ませ、さらには自分でお弁当を作ったり、マイボトルを用意したりする人もいます。健康のために1駅歩くなどの気分転換もできますし、何より早く起きて陽の光を浴びるのは快適です。

では早起きするためにはどうすればいいのか。その答えはたった一つ、早く寝る以外にはありません。睡眠時間を削らず、しかも早起きを実現するには、これ以外ありません。

しかし、早寝というのは(朝型生活を志して失敗した方がある方はすでにご存知かと思いますが)実は早起きよりも難しかったりします。寝なきゃ寝なきゃと思いつつ、ダラダラとスマホをいじっていたらいつの間にか日付が変わっていた、という経験をしたことがある方は少なくないでしょう。

そこでおすすめしたいのが、スマートフォンのリマインダ機能です。リマインダ機能は本来は予定を忘れないように通知する機能ですが、これを就寝時間のお知らせに使うのです。

就寝30分前になったら「そろそろ寝る準備をしてください」と伝えるのです。連絡とともにスマートフォンを手放し、部屋を少し暗くして、寝る準備に入ります。意識的に寝る準備をすると、体もそれに答えて就寝モードに入ってくれるので、寝付きが良くなります。

寝る直前に強い光を浴びすぎない、というのも重要です。ブルーライトカットのメガネを使用するなどの工夫も効果的です。

違いその8:お金と時間の関係に対する理解

お金が貯まらない人は、時間とお金ならお金の方を重視する傾向にあります。例えば時間を使って遠いスーパーに出向き、数十円節約することに喜びを覚えます。しかし、このような節約術ははっきり言って間違っています。

例えばいつもより十分余計にかけることによって50円ほど節約したとしても、それは時給換算すれば300円ほどの価値にしかなりません。「時給300円のバイト」を演る人はまずいませんが(というかそもそも最低賃金を下回っているので違法ですが)、「時給300円相当の価値しかない節約」に勤しむ人は少なくないのです。

方、お金が貯まる人は総じて時間をより重視する傾向にあります。こうした人はコスパの悪い節約術には取り組みませんが、一方でコスパのいい、少しのお金で多くの時間を節約できること対する金払いは良好です。そうして作った時間が余裕を生み、仕事や私生活に良い影響を与えることを理解しているのでしょう。

違いその9:人間関係

お金が貯まらない人も貯まる人も人間関係はそれなりに大事にしていることが多いですが、付き合う相手には差があります。

お金が貯まらない人は、いらないはずの人間関係まで過剰に大事にしてしまう傾向があります。例えば愚痴だらけの飲み会に参加したり、見えを張るためだけに習い事をしたり……こうした過剰な人間関係は無駄遣いのもとであるだけでなく、ストレスも返って増加させます(人間が受けるストレスの大半は「仕事そのもの」ではなく、「仕事によって発生する人間関係」によるものです)。

一方、お金が貯まる人はいらないはずの人間関係を整理するのに抵抗がありません。結果としてお互いに良い影響を与えあえる人との付き合いが濃くなるため、無駄遣いは減り、仕事でも結果を出しやすくなるため、お金が溜まっていきます。

職場での人間関係が悪すぎるという場合は、転職も視野に入れたほうがいいかもしれません。

違いその10:行動力


お金が貯まらない人は、総じて行動力がありません。例えばこの記事をここまで読んで納得していたとしても「そのうちやろう」と考えるにとどめて、行動するのは後回しにしてしまいます。人間にとって「そのうちやろう」というのは「一生やらない」というのとほぼ同義ですので、それが実行に移されることはまずないと考えていいでしょう。

一方、お金が貯まる人は行動力が高く、何事もすぐ実践に動きます。この記事を読み終えたらとりあえず貯金用の口座を解説したり、レシートを整理して家計簿をつけたりすることでしょう。現状は同じ場所に立っていたとしても、数年後の貯金額にはきっと大きな差がつくはずです。

行動するコツ……は、あまり高い目標を掲げすぎないことと、考えすぎないことです。最初から何もかも完璧にやろうとする人は大抵行動ができないか、もしくは行動しても早いうちで挫折するかのどちらかです。目標は身近なものにして、後はなんとなくでもいいのでとりあえず動き出してみることが肝心です。人間というのは基本的に現状維持したがるものですので、一度動き始めれば今度は動き続けるのが当たり前になってきます。

しつこいようですがもう一度いいますが、行動するコツはあまり高い目標を掲げすぎないことと、考えすぎないことです。理解したらすぐにこの記事を読むのをやめて、行動に移りましょう。

まとめ

  • お金が貯まる人と貯まらない人の間には大きな差がある
  • 貯金の具体的な目標額や用途を定めると、そこに向かって頑張りやすくなる
  • 生活費の残りを貯金に回すのではなく、貯金の残りを生活費に回す
  • 節約するときは固定費から減らすのが最も効率的
  • 時給数百円程度にしかならないような節約術は避ける
  • すぐに行動する

ここに書いてあることを「実行」すれば、貯金は自然と溜まっていくはずです。後は行動するだけです。さあ、動き始めましょう。