他社カードローンの借入件数が3件を超えると大ピンチ!セーフとアウトの境目は?

カードローンの審査項目の中でも意外と重要なのが「他社からの借入件数」です。「借入件数は多いけれど合計借入額は少ないから大丈夫でしょ……」などと考えてはいけません。ほとんどのカードローン会社は、合計借入額よりも借入件数を重視するからです。

他社からの借入件数が3件を超えている場合、たとえ他の条件(職業、年収など)が良くても、それだけで審査に落とされてしまう可能性が高まります。

今回の記事では借入件数の定義、カードローン会社が借入件数を重視する理由、更には借入件数が多くてもローンを組む豊富などをまとめて解説いたしますので、3件以上の借り入れがある方はぜひご一読ください。

そもそも「他社借入」の定義ってなに?

さきほど「他社借入件数が3件を超えると審査に通りにくくなる」というお話をしましたが、そもそもカードローンの審査における他社借入件数とはなんでしょうか。

一口に借り入れと言っても、銀行のカードローンもあれば、消費者金融のカードローンもあります。キャッシングも借り入れの一種ですし、自動車ローンや住宅ローンだって借り入れの一種です。これらすべてを借り入れとみなすのでしょうか。

こたえは「NO」です。すべての借り入れが「カードローンの審査における他社借入件数に含まれるわけではありません。定義がカードローン会社ごとに微妙に異なるので一概には言えませんが、概ね以下のように分けられます。

主なローンと定義
借入件数の対象になる 借入件数の対象にならない 状況・金融機関による
カードローン 有担保ローン(住宅ローン、自動車ローン、不動産担保ローンなど) フリーローン
クレジットカードのショッピング枠 クレジットカードのキャッシング枠 無担保の自動車ローン

なぜカードローン会社は借入額よりも借入件数を重視するのか?

多くのクレジットカード会社は、借入額よりも借入件数を重視します。一見それほど重要でもないように見える借入件数に拘る理由はなぜでしょうか。理由は簡単で、借入件数が少ない人のほうが、返済能力が高い(と思われる)からです。

例えば「合計借入額70万円、借入件数1社」という人と、「合計借入金額50万円、借入件数5社(1車に付き10万円)」という人では、おそらくは前者のほうが返済能力が高いです。

前者は1社から70万円も貸してもらえるほど信頼されていますが、後者は1社から10万円しか借りられない程度の信頼しかありません。合計借入金額が少ないにもかかわらず借入件数が多い人は、「お金に困っていていろいろなところから手当たり次第少しずつ借りている」とみなされがちなのです。

カードローン会社も慈善事業をやっているわけではない以上、少しでも返済能力の高い人に優先的に貸し出そうとします。そうすると必然的に返済能力の低そうな借入件数が多い人は融資の対象外になっていくのです。

借入件数は何件以上になるとまずいか?

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先程も少しお話しましたが、基本的には3件以上だとまずいです。4件以上だとさらにまずいです。3件ならば審査の比較的ゆるいカードローンなら合格できるかもしれませんが、4件以上だと軒並みアウトになると考えたほうがいいでしょう。

しかし、借入件数が3件であっても、年収や職業などの属性が非常に良い場合は合格できる可能性があります。それほど属性のいい人が3件からの借り入れなど行うかどうかというのはありますが……。

逆に、借入件数が2件以下であっても、その他の事情で借りられないケースも珍しくありません。年収や職業などの属性に問題があったり、過去に返済事故を起こしていたりする場合はもちろんアウトですし、それなりの属性でも借入件数が2件だと審査がより厳しい銀行カードローンを借りられる可能性は低くなってしまいます。

あくまでも最終的な判断は総合的に行われる、ということは覚えておいてください。それでも4件以上ならばほぼ間違いなくアウト、という点は絶対ですが。

借入件数が3件以上ある人がカードローンの審査に通るコツ

現時点で借入件数が3件以上あるからと言って、必ずしもカードローンの利用を諦める必要はありません。工夫次第で、借りられる確率を上げられます。現時点での借入件数が3件以上あり、なおかつどうしてもカードローンを利用したいということは、これから紹介することを実行して見てください。

残債が少ないローンは繰り上げ返済で完済し、借入額を減らす

現時点での借入件数が3件以上あっても、審査時に2件以下まで減らすことができれば、審査に通る確率は高まります。各ローンには繰り上げ返済という制度がありますので、残債が少ないカードローンやキャッシングなどは早めに完済しておきましょう。例えば、現時点で利用しているローンが

  • カードローンA:30万円
  • カードローンB:5万円
  • キャッシング:3万円

の3件である場合、カードローンBとキャッシングの繰り上げ返済を行えば、借入件数を1件に減らすことができます。借り入れ合計額は38万円から30万円に減るだけですが、これだけでも審査に通る確率は急激に高まります。

ネットで各ローン会社の簡易審査を受けて、借りられそうなところを探す

各カードローン会社は、簡易審査(会社ごとに名称は異なります)を提供しています。これはウェブ上で受けられる、本審査よりも内容が簡素で結果がすぐに帰ってくる審査のことです。

簡易審査に通ったからといって必ずしも借りられるわけではありませんが、借りられる可能性が高いか低いかは判断できます。簡易審査での結果が良くなったところに本審査を申し込むのはまず無意味な行為であるため避けましょう。

具体的な使い方を確認してみましょう。今回はアイフルの「1秒診断」を使ってみたいと思います。

使い方はもはや説明不要なほど簡単です。年齢、雇用形態、年収、他社借入金額の4つを選択・入力し、「診断開始」ボタンをクリックするだけです。

借りられる可能性が高い場合は「ご融資可能と思われます」、可能性が低い場合は「ご入力を頂いた情報だけではお借入可否を判断できませんでした」と表示されます。他のカードローン会社も同じような簡易審査サービスを提供していますので、事前に受けてみてください。

参考資料:主要なカードローン会社の簡易審査へのリンク

主要なカードローン会社の簡易審査比較表
カードローン会社名 簡易審査の名称 リンク
アイフル 1秒診断 https://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PE40H911
アコム 3秒診断 https://www.acom.co.jp/first/3sec/
プロミス お借入シミュレーション https://cyber.promise.co.jp/Pcmain/BPB00Control
三菱UFJ銀行 お借入診断 https://www.bk.mufg.jp/banquic/shindan/index.html
楽天銀行 おためし診断 https://loan.rakuten-bank.co.jp/easyscreening/index.html?accessRoute=7ma0g
住信SBIネット銀行 お試し診断 https://www.netbk.co.jp/wpl/NBGate/i080218CT

カードローンではなく、おまとめローンの利用を検討する

現時点ですでに借入件数が3件以上あるという場合は、そもそも借り過ぎである可能性が高いです。そのような状態でさらにカードローンを利用してしまうと、更に借金が膨らんで自己破産などの債務整理をするハメになるかもしれません。そのような自体を避けたいのならば、過度な借り入れは避けるべきです。

この過度な借り入れを防ぐ上で有効なのが、おまとめローンです。おまとめローンとは、現時点で複数社から借りている借金を一本化するためのローンです。おまとめローンで借りたお金を複数社への返済に当て、その後おまとめローンを返済していく、という形になります。債務総額は変わりませんが、

  • 借入件数が1件になる
  • 借入先が1件なので、返済手続きにかかる手間を減らせる
  • 借入額が大きくなるので、金利を低くできる

などのメリットがあります。「おまとめローン」「一本化ローン」などの名称で提供している金融機関もあれば、通常のカードローンを「おまとめローンとしても使える」ものとして提供しているところもありますので、いろいろと探してみてください。

参考資料:主なおまとめローン(もしくはおまとめローンとして使えるカードローン)一覧

主要なカードローン会社のおまとめローン比較表
カードローン会社名 ローン名称 融資上限額 金利 リンク
アイフル おまとめMAX 800万円 3.0~17.5%  https://www.aiful.co.jp/topics/?cid=PN13H010
アコム 貸金業法に基づく借り換え専用ローン 300万円 7.7~18.0% https://www.acom.co.jp/lineup/borrow/
プロミス おまとめローン 300万円 6.3~17.8% https://cyber.promise.co.jp/Pcmain/APD67Control/APD67008
三菱東京UFJ銀行 バンクイック(おまとめローンにも使えるカードローン) 500万円 1.8~14.6% https://www.bk.mufg.jp/kariru/card/banquic/index.html
楽天銀行 楽天銀行スーパーローン(おまとめローンとしても使えるカードローン) 800万円 1.9%~14.5% https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/cardloan/
住信SBIネット銀行 Mr.フリーローン(おまとめローンとしても使えるフリーローン) 1000万円 3.775~12.0% https://contents.netbk.co.jp/pc/campaign/lp_mloan_free.html
東京スター銀行 スターワン乗り換えローン 1000万円 12.0% https://www.tokyostarbank.co.jp/products/loan/unsecured_refinance/

同時に申し込まない

借りたいという気持は良くわかりますが、だからといって同時に多数のカードローン会社に申し込むのはとても危険です。借入件数が3件ならばまだ借りられる可能性はありますが、同時申し込みはその可能性を自ら捨ててしまう行為と言えます。

「同時に申し込んでもばれないんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、バレます。あなたがどこに借金を申し込んだ、あるいはどこから借りている、どのように返しているという情報、すなわち「信用情報」は、カードローン会社を通じて信用情報機関という機関に集約されており、各カードローン会社はそれを審査の際に参照できるからです。

例えば銀行Aは、あなたが銀行Bのカードローンを申し込んだという情報を確認できます。銀行Bもあなたが銀行Aのカードローンを申し込んだという情報を確認できます。

現在、日本には3つの信用情報機関があり、それぞれ登録している金融機関は異なりますが、信用情報機関どうしでも情報交流システムを通じて情報を交換しています。そのため、銀行Aはあなたが消費者金融Bのカードローンを申し込んだという情報を確認できますし、逆もまたしかりです。

金融機関は同時申し込みをした人を「全くお金がなくて切羽詰まっている人」と判断しますので、同時申し込みは絶対に避けるべきです。「2件までの同時申し込みならセーフ」と解説しているサイトもありますが、それは現時点で借入件数が少ない人の話であり、すでに3件から借りている人は、新たな申込先は1件に絞ることをおすすめします。

審査で借入件数を偽っても、得することはなにもない

先程も少し触れましたが、カードローン会社は信用情報機関に対して信用情報を提供し、共有しています。借入件数ももちろん共有されていますので、審査申込時に「私は1件も借りていません」などと嘘をついても直ぐにバレます。

ではなぜカードローン会社はちょっと確認すればすぐに分かる借入件数をわざわざ本人に申請させるのかというと、その人が嘘つきでないかをチェックするためです。カードローン会社は審査で嘘を付くような人にお金を貸し出さないために、このような手間を掛けているのです。嘘がバレれば、おそらくそのカードローン会社からは借りられなくなるでしょう。

もちろん、融資担当者のミスで嘘がバレないこともなくはありませんが、その可能性は限りなく0に近い上に、万が一借りられた場合でも、その後バレればその時点で一括返済を求められる可能性が高いうえ、その後いわゆるブラック扱いとなるはずです。嘘がバレようがバレまいが、その先にはろくでもない未来だけが待っているのです。

審査の際には借入件数だけでなく、すべての事項を正直に申請しましょう。ミスも嘘とみなされますので、内容に誤りがないかは何度も確認しましょう。

どの解決方法も取れない場合は、すでに借りすぎの可能性大

借入件数が3件以上あり、繰り上げ返済をするだけの資力もなく、おまけに簡易審査もおまとめローンの審査にも通過しない……という場合、現時点ですでに収入に対して借金が多すぎる可能性が高いです。そのような状況でなお借り入れをしようというのは、明確に間違っています。

このままの生活を続けていると、いずれ借金返済で首が回らなくなってしまうかもしれません。そのようなときに切羽詰まって闇金などから融資を受けてしまえば、あなたの今後は台無しになってしまいます。闇金というのは恐ろしい存在であり、絶対に付き合ってはいけないのですが、お金に困っているとそのような正常な判断はできなくなってしまうかもしれません。

そのような方には、債務整理をおすすめします。債務整理とは、文字通り債務、つまりは借金を整理する行為のことです。債務整理には

  • 任意整理:金融機関と話し合い、今後の利息などをカットする
  • 個人再生:原則として借金を5分の1にする
  • 自己破産:原則として借金を0にする。高額な資産は没収される

の3つがあり、自身が置かれた状況に応じて好きなものを選べます。比較的傷が浅い場合は任意整理で、絶対的な額が多い場合は自己破産で、などと言った感じで使い分けをします。

これらの債務整理にはもちろんデメリットがありますが、思ったよりは小さいはずです。少なくとも、返しきれない借金を背負い続けたままズルズル暮らしていくよりはずっとマシなはずです。

特に任意整理は周囲にバレることはまずありませんし、手間も少なくて済みます。

「弁護士を雇う費用がなくて……」という方も、法テラスの建て替え制度などを利用すれば少ない費用で問題が解決できるはずです。以下に債務整理希望者向けの当サイト内の記事をいくつか貼っておきますので、是非参考にしてください。

まとめ

  • カードローン会社は借入額よりも借入件数を重視する傾向がある
  • 借入件数が3件以上あると、カードローンの審査に落ちる可能性が高まる
  • 借入件数が4件を超えると、通常のカードローンの利用はまず不可能になる
  • 借入件数が多い場合は、残債の少ないローンを繰り上げ返済するとよい
  • 借りられるかどうかがよくわからない場合は、事前審査を受けるべき
  • おまとめローンは借り入れ件数を減らせるので便利
  • 焦って同時申し込みをすると、借りられるものも借りられなくなってしまう
  • 現時点ですでに返済が厳しくなっている場合は、債務整理を利用したほうが良い

カードローンの審査は借入件数の多寡に思った以上に大きく左右されます。3件以上借り入れがあるけれど、それでもカードローンを利用したいという方は、すぐに借入件数を減らしたり、おまとめローンを利用したりしましょう。