「卵は一つのカゴに盛るな」という格言をご存知ですか?この言葉はもともとは株式市場で生まれたもので、分散投資の大切さを端的に表しています。
大切な卵を1つのカゴに全て盛ってしまうと、そのカゴを落としたときに全部割れてしまうかもしれません。しかし、卵を複数のカゴに分散させて盛っておけば、そのうち1つのカゴを落としてしまっても、他のカゴに盛られた卵は確実に助かります。
これと同じで、1つの銘柄に投資資金を全額突っ込むと、それが暴落したときに巨大な損失を被ってしまいます。しかし、複数の銘柄に分散させておけば、そのうち1つが暴落してしまっても、損失は限定的なものになります。つまり、株式市場で生き残れるわけです。株式市場は長期的にはプラスの利回りを提供するので、生き残りさえすればいずれは復活できます。
「投資をやらない自分には関係のないことだ」と思われるかもしれませんが、この考え方は仕事にも応用できます。収入源が1つしかないと、それが失われたときに生活ができなくなってしまいます。しかし、収入源が複数あれば、そのうち1つがなくなってしまっても、とりあえず生きていくことができます。株式銘柄だけでなく、収入源も分散させるべきなのです。
そもそも、企業は複数の収入源(取引先)を持つことによってリスクの低減を図っています。そうすれば取引先が1つや2つ倒産したり撤退したりしても生き残れます。あなたも副業を始めれば、もし勤務先が倒産しても生き残れる確率が高まります。
今の勤務先が絶対に倒産しないという自身があるのならば話は別ですが、残念ながら今は大企業でも平気で倒産する時代です。仮に倒産に至らずとも、人員整理が行われることはママあります。
今回の記事では副業の現状、副業をやるメリットやデメリット、具体的なやり方とおすすめの仕事などを紹介いたしますので、今後の人生のリスクをより小さくしたいという方は、ぜひご一読ください。
目次
企業も国も「副業解禁」に向けて動き出す
近年、企業や国が副業の本格的な解禁に向けて様々な動きを見せています。
株式会社リクルートキャリアが2018年9月に行った調査によれば、兼業・副業を容認・推進している企業の割合は全体の28.8%(推進3.6%、容認25.2%)で、前回調査より5.9%増加していました。特に社員数が少ない企業、近畿圏の企業、サービス業でその割合が多く、一方社員数が多い企業、中京圏の企業、製造業では低くなっていました。
業種 | 推進 | 容認 | 推進+容認 |
---|---|---|---|
建設業 | 2.1% | 23.2% | 25.3% |
サービス業 | 2.5% | 35.5% | 38.0% |
製造業 | 0.6% | 20.2% | 20.8% |
金融保険業、不動産業 | 1.4% | 22.9% | 24.3% |
運輸業、情報通信業 | 3.1% | 28.3% | 31.4% |
卸売業小売業 | 3.1% | 22.8% | 25.9% |
その他 | 25.9% | 20.3% | 46.2% |
従業員数 | 推進 | 容認 | 推進+容認 |
---|---|---|---|
10~49 | 3.6% | 41.8% | 45.4% |
50~99 | 2.9% | 28.5% | 31.4% |
100~299 | 5.3% | 22.7% | 28.0% |
300~ | 3.2% | 19.1% | 22.3% |
エリア | 推進 | 容認 | 推進+容認 |
---|---|---|---|
北海道・沖縄 | 3.4% | 23.1% | 27.5% |
首都圏 | 4.2% | 24.5% | 28.7% |
中京圏 | 1.3% | 20.8% | 22.0% |
近畿圏 | 5.3% | 27.3% | 32.6% |
その他 | 2.1% | 26.8% | 28.9% |
参考資料(PDF):兼業・副業に対する企業の意識調査(2018)
また、株式会社帝国データバンクが2017年3月に行った調査によれば、副業を解禁した企業では以下のような効果が認められています。会社側からは嫌われるというイメージがある副業ですが、実際に導入した企業はメリットを享受できているようです。
- 定着率が向上した:26.6%
- 従業員のモチベーションが高まった:16.5%
- 従業員のスキルが高まった:16.2%
- 多様な人材の活躍が促進できた:11.1%
- 継続雇用が増加した:10.8%
参考資料(PDF):2017年度の雇用動向に関する企業の意識調査
厚生労働省もモデル就業規則(企業が就業規則を作る際に使えるテンプレート)から「許可なく他の会社に従事しない事」という文面を削除し、新たに副業を認める内容に改正する案を提示しています。省庁を統括する政府も副業解禁に向けて動いていることが分かります。
参考資料(PDF):モデル就業規則
ただ、現状では副業をしている人の割合は決して多くありません。NPO法人二枚目の名刺が大企業の社員を対象に行なった「平成29年 大企業勤務者の副業に関する意識調査」によれば、実際に副業をすでに始めている人の割合は16.7%です。
一方、1年以内に副業を始めたいと考えている人は41.7%です。もちろん、始めたいと考えるのと実際に始めるのでは全くかかる労力が異なりますし、一概には言えませんが、半数以上の人が副業を実際にしているか、もしくは近年副業をしたいと考えていることは確かです。
副業によって得られる3つのメリット
副業は収入以外にも、あなたに大きなメリットをもたらします。そこから得られる経験は、もしかすると収入以上に価値があるものかもしれません。ここでは副業によって得られるメリットを、全部で3つ紹介いたします。
収入源が増加する
言うまでもなく、副業によって得られる最大のメリットは収入です。収入がいくら増えるのかはその人次第ですが、中には本業以上の稼ぎを得る人もいます。もちろん、そんな人は一握りですが、何にせよ収入源が増えるのは間違いなく良いことです。
本業の知識を活かせる・副業から得た知識を本業に活かせる
副業に何を選ぶかはその人の自由ですが、本業に関連したものを選べばそれだけ稼ぎやすくなることは間違いありません。逆に副業から得たスキルを本業に活かすことによって、本業側の収入を増やすこともできます。本業と副業の相乗効果をうまく引き出すことができれば、あなたの収入はより増加していく音でしょう。
リスクを自分でコントロールできる
本業があれば、仮に副業で失敗しても収入源をまるごと失うことがありません。それゆえに本業ではできないような比較的ハイリスクハイリターンな仕事にもチャレンジできます。逆にリスクを取らずに少しだけ稼ぐことも可能です。個人のリスク許容度に応じて、好きな仕事が選べるわけです。
副業のデメリットは?
上記の通り、何かとメリットが多い副業ですが、一方でもちろんデメリットがないわけではありません。デメリットについてよく知らないまま副業を始めてしまうと、疲弊するだけに終わってしまうので注意が必要です。
労働時間が長くなる
本業を変えないまま副業を始めれば、当然トータルの労働時間は増えます。たとえ週1回、1時間の副業であっても、本業と並行して行えば、それだけ疲労はたまります。副業はあくまでサブの収入源を確保するものであり、本業や自身の健康などに支障が出ない程度にとどめておくようにしましょう。
税金の管理が面倒
副業で収入が増えれば、それだけ税収も増えます。もちろん収入の全部が税金で持っていかれるようなことはありませんが、原則として副業で20万円以上を稼いだ場合は確定申告をしなければいけなくなってしまいます。忘れていると追徴課税が発生しますので気をつけましょう。
副業を始めるにあたって抑えておきたいポイント
ここでは、あなたの副業をより幸せなものにするために抑えておいてほしいことをいくつか紹介いたします。
副業禁止が有効になるパターンを把握しておく
「企業側が就業規則等で社員の副業を全面禁止する」という行為は、明確な法律違反です(許可性にするのは認められています)。
会社員が企業に拘束されるのはあくまでも雇用契約によって定められた勤務時間のみであり、それ以外の時間はどう使おうが会社員側の勝手だからです。仮に就業規則で副業が全面禁止と定められていたとしても、その就業規則自体が無効になります。
ただし、以下のようなケースでは例外的に副業禁止の就業規則が有効となります。
- 本業に支障が出るほどの副業をしている
- 本業と副業が競合関係にある
- 副業の内容が本業の企業の信用を失墜させるものである(マルチ商法など)
まとめると、副業は本業に支障の出ない、なおかつ悪徳でない物を選ぶようにしましょう。
会社に副業を報告すべきかどうかを考える
上記の例外ケースに当てはまらない限りは、会社員がどんな副業を行おうが勝手のはずです。だからそれを職場でオープンにしても本来は問題ないはずなのですが、中には副業をしているだけで評価が下がるような職場もあります。
そうした職場自体がろくでもないものであることは確かですが、そうしたろくでもない職場に不本意ながらしがみつかなければならない方も少なくないことでしょう。
そうした場合はあえてオープンにせず、徹底的に隠しきったほうが良いかもしれません。それでバレなければ問題ありませんし、バレたらそこで法律を盾に取ればいいでしょう。ただしこのやり方はリスクも大きいですし、今の職場に不満がある場合は思い切って転職を考えたほうが良いかもしれません(もちろん転職先がもっとろくでもない職場ということもありえますので、慎重に考えましょう)。
本業や健康に悪影響を与えない副業を選ぶ
前述の通り、本業に支障が出るほどの副業は禁止されることがあります。それでも続けた場合、解雇されるかもしれません。本業の収入源を守るためにも、そして何より自身の健康を守るためにも、副業は無理なく実行できるものを選びましょう。
長所やスキルを活かせる副業を選ぶ
副業と一口に言っても様々なものがありますが、基本的には現時点で自分が持ち合わせている長所やスキルと行った「資産」を活かせるものを選びましょう。副業のためにわざわざ一からこうした資産を身につけるというのは明らかに非効率ですし、費用がかかってしまうこともあります。
絶対に手を出してはいけない「危険な副業」
世の中には副業詐欺というものがあります。詐欺師連中はあなたに対して「簡単に稼げる副業があるんですよ」などという聞こえのいい言葉とともに近づいてきては、何らかの名目(登録料・教材費用など)で「その仕事を始めるためのお金」を請求してきます。そして金だけせしめたら、あなたの前から姿を消します。
「そんな手口に騙される間抜けがいるのか?」と思われるかもしれませんが、います。彼らは非常に巧みな甘言を用いてくるため、警戒心を持たなければ、あなたもその間抜けの仲間入りを果たしてしまうかもしれません。そうならないためにも、副業詐欺を見抜くための手法を身につけておきましょう。
最初に高額な料金を請求する副業は危険
まず、最初に高額な料金を請求するような副業は、ほぼ100%詐欺だと考えたほうがいいでしょう。名目は情報量だったりサイト登録料だったりサーバー維持費用だったりしますが、そんなことは関係ありません。
このケースで典型的なのが、情報商材詐欺です。情報商材詐欺とは、何の役にも立たない情報を有用な情報として販売する「詐欺まがいの商売」のことです。業界通に言わせれば、「稼ぎ系」情報教材の95%は、なんの価値もない「詐欺まがい」のものであるとのことです。
参考資料:急増する「詐欺師アフィリエイター」にご用心!不況心理につけ込む“稼げる情報商材”の正体
世の中にはたしかに有用な(お金を払うに値する)情報もありますが、情報商材の山の中からそうした情報を見つけるのはまず不可能です。
- 「1日30分の作業で月100万円稼ぐ方法」
- 「主婦でもできる!スマホでタップするだけで30万円稼ぐノウハウ」
こうした宣伝文をバナー広告などで見かけたことがある方は少なくないかと思いますが、決して手を出してはいけません。
そんな方法が仮にあるのならば、そのノウハウを知っている人がわざわざ情報を売るのはどう考えても不自然です。その稼げる方法を自ら実行したほうがよっぽど効率的に稼げるはずだからです。
労力に対して稼ぎが高すぎる副業は危険
- 1日10分の作業で月50万円
- LINEに登録するだけで5万円
こうした宣伝文を使っている副業は、詐欺の可能性が非常に高いです。先程も述べたとおり、そんなにうまい方法があるのならば、その人自らそれを実践しまくって稼いでいるはずです。仮に私が1日10分の作業で月50万円稼ぐ方法を知っていたとしたら、絶対に他人には教えませんし、あなたが知っていた場合もそうするはずです。
滅茶苦茶中のいい相手に知らせる事はあるかもしれませんが、ネットで赤の他人に教えようとは思わないはずです。
SNSで勧誘してくる副業は危険
TwitterやFacebook、LINEなどのSNSをやっていると、時々よく知らない人からダイレクトメッセージが送られてくることがあります。殆どは無害なものですが、時々副業の勧誘が紛れ込んでくることがあります。
副業の勧誘は最初のうちは親しみやすい口調で当たり障りのない話題(あなたのアイコンや発言のこと)に関する話を振ってきますが、そのうち副業の勧誘を始めたり、SNS外の連絡先を教えるように求めてくることでしょう。
あやしいダイレクトメールが来た場合は、その人のタイムラインに飛んでみましょう。その人が大量のハッシュタグをつけた投稿をしている場合などはすぐに分かりますが、最近は日常っぽいツイートをするなどより巧妙な手口も増えてきています。一番いいのは、SNSで副業に誘われても全部無視することです。
企業の代表者名、住所、資本金等の記載がないサイトを通じた副業は危険
副業を探す際には何らかのWebサイトを利用することも多いかと思いますが、そのサイトに
- 代表者名
- 会社の住所
- 資本金
などが記載されていないサイトは危険です。一般的な会社のウェブサイトには必ず記載すべきレベルの情報すらないというのは怪しさ満点です。こうしたサイトを通じて何かに申し込んだり、個人情報を渡すのは極めて危険な行為ですので、絶対に避けましょう。
なお、資本金に記載がある場合でも、それが1円となっている場合は注意が必要です。企業自体は存在していても、事業実体がない可能性が高いためです。事前にその会社名で検索をかけて悪評が立っていないかなどを確認したほうが良いでしょう。
おすすめできない「儲からない副業」
危険でない副業が全ていい副業というわけではありません。副業の目的は危ない目に合わないことではなく(それならば何もしなければ良いのです)儲けること、金銭的な利益を上げることです。危険でない副業の中には、明らかに効率が悪い、最低賃金以下の金額しか稼げないものも多数存在します。ここではそうした「儲からない副業」をいくつかお教えいたします。
ウェブアンケートは稼げない
他サイトでは「初心者向けの副業」としておすすめされることも多いウェブアンケート。数問程度のアンケートに回答するだけで換金可能なポイントが貰えることから結構な人気を博していますが、当サイトではおすすめしません。理由は簡単で、かかる時間に対して稼ぎが明らかに少なすぎるからです。
私も昔10個ぐらいのアンケートサイトに登録し、できる限り全てのアンケートに答えるようにしていたのですが、計算してみると儲けは時給換算で50円~200円程度にしかなっていなかったため、すぐに辞めてしまいました。
ほとんどのアンケートは1回5分の回答で3~10円相当のポイント程度しかもらえません。たまに50円~数百円相当のアンケートも来ますが、そうしたものは回答にかなりの時間がかかります。メールチェックも大変ですし、何より面白くありません(この辺の感じ方には個人差があるかと思いますが)。なので基本的にはおすすめしません。
なお、例外的に座談会や会場調査をメインとしたアンケートサイトは、時間に余裕がある人ならば登録をおすすめします。私は以前D-Style Webというサービスで募集していたある会場調査に参加し、その際には1万円を謝礼として受け取りました。
拘束時間は2時間程度と短く、しかもその場で現金払だったため、正直かなり割の良い副業だと感じました。人気があるゆえ必ず参加できるというわけではありませんが(応募多数の場合は抽選が行われるようです)、こちらについては普段から登録しておくといいかもしれません。以下に座談会・会場調査がメインのアンケートサイトをいくつか記載しておくので、気になる方はチェックしてみてください。
ポイントサイトは稼げない
ポイントサイトとは、ポイントを貯めて換金できるサイトです。ポイントの貯め方は様々ですが、そのサイト内のサービスを利用したり、広告をクリックしたり、無料のゲームで遊んだりした場合にもらえる、というのが一般的です。貯めたポイントは現金以外にも別のポイントやマイル、何らかの商品に変えられることも多いです。
ポイントサイトはアンケートサイトと同じくハードルが低く、誰でもできる反面、やはり時給換算したときの稼ぎの効率は非常に悪いので、おすすめしません。私も以前やっていたのですが、やはりすぐに辞めてしまいました。
データ入力は稼げない
データ入力とは、企業からの依頼を受けて、決まったフォーマット(Excelの場合が多い)に決まった形式でデータを入力する作業のことです。「そういった作業は自社内で完結させるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、実際に副業サイトを探してみると結構依頼が出ています。こうした単純な作業は高いお金を出して雇っている正社員よりも、安く使える外部の人間に任せたほうがいいという判断なのでしょう。
データ入力はアンケートサイトやポイントサイトよりはまともに稼げますが、それでも総合的にはおすすめできません。データ入力は思ったより時間がかかりますし、確認作業もしなければいけません。
おすすめできる「儲かる可能性が十分ある副業」
ここからはいよいよ、儲かる可能性が十分ある副業を紹介していきます。なお、あくまでも「儲かる可能性が十分ある」であり、必ず儲けられるわけではないことには十分な留意が必要です。どんな素晴らしい副業も、本人にやる気がなければその効果は極めて限られたものになってしまいます。
特別なスキルが有る場合は、それをそのまま副業に活かすのが最も稼げる
本業で何らかのスキルを身に着けているという場合は、それをそのまま副業に活かすといいでしょう。副業のための能力獲得に手間をかける必要もなくなりますし、一方で本業ではできない体験もできるはずです。
では、どんなスキルが副業に役立つのでしょうか。安全に使える副業サイト「@SOHO」および「クラウドワークス」では、以下のような仕事カテゴリが設けられています(求人数が極端に少ないのは除外しています)。
仕事カテゴリ | 概要 |
---|---|
データ入力 | 先程少し触れた、決まった形式でデータを入力する仕事。 |
データ収集 | 必要なデータをWebなどを通じて収集する仕事。データ入力の内容を兼ねていることも多い。 |
在宅秘書 | 従来の秘書業務を在宅で行う仕事。その人の予定の把握、問い合わせ対応、メール配信などその内容は多岐にわたる。 |
テープ起こし | 音声ファイルを文字に書き起こす仕事。 |
ブログ記事・アフィリエイト記事作成 | ブログやアフィリエイトサイトに掲載するための記事を制作する仕事。他人を行動させる文章力が求められる。 |
ライティング | その他、記事を制作する仕事。 |
ランディングページ制作 | ランディングページ(ネット広告やリンクをクリックした際に表示される、1枚の長いウェブページ)を作成する。高い集客力が求められる。 |
WEB開発 | webサーバー側の環境を構築する仕事。プログラミングのスキルが必要。 |
SEO | サイトを検索結果の上位に表示させるための仕事。SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」を意味する。 |
ハードウェア設計・開発 | ハードウェア(各種設備機器、計測機器、情報通信機器など)を設計、開発する仕事。 |
デザイン | ウェブデザイナーとしての仕事。 |
翻訳 | 外国語で記述された文章を日本語に訳す仕事。 |
貿易事務 | 貿易にまつわる事務を担当する仕事。専門知識と互角力が必要。 |
仕事カテゴリ | 概要 |
---|---|
システム開発 | 主にwebサーバー側の環境を構築する仕事。プログラミングのスキルが必要。 |
アプリ・スマートフォン開発 | パソコン用・スマートフォン用のアプリを開発する仕事。 |
ホームページ制作・Webデザイン | ホームページを制作する仕事。デザイン、SEO、アクセス解析などにさらに細分化されている。 |
ライティング・記事作成 | ブログやアフィリエイトサイトに掲載するための記事を制作する仕事。他人を行動させる文章力が求められる。 |
ネーミング・アイデア | 商品やイベントのネーミングを考える仕事。コンペ形式のものが多い。 |
翻訳・通訳サービス | 様々な言語を翻訳する仕事。英語、中国語あたりが多い。 |
ECサイト・ネットショップ構築 | ECサイトを構築する仕事。 |
カンタン作業 | アンケート、データ入力などの、スキルが特に無くてもできる仕事。 |
写真・画像・動画 | 画像や動画の作成、編集などの仕事。 |
暮らし・社会 | 財務や不動産に関する仕事。 |
もしこの中にあなたの得意なことが入っているのならば、それを選んで副業を始めてみましょう。Webサイト内に安全に連絡が取れるプラットフォームが用意されていますので、使ってみましょう。
時間がある場合は資産がストックできるブログがおすすめ
副業に取れる時間が充分あるという場合は、ブログをおすすめします。「ブログでどうやって稼ぐの?」と思われるかもしれませんが、その方法はとても簡単です。ブログに広告を張り、それをクリックしたり、その商品を買ってもらったりすれば良いのです。
こうした広告の中では最メジャーな存在であるGoogle Adsenseは、クリックされるたびに報酬が発生します(このような仕組みを「クリック報酬型広告」といいます)。クリック率やクリック単価は人によって異なるため一概には言えませんが、概ね1000PVで300円~400円の収入が発生すると考えられています。
仮に1日1000PVを稼ぐことができれば、それだけで月1万円程度の収入になります。3000PVなら3万円、5000PVなら5万円です。
ブログのメリットは、資産が蓄積されることです。ブログを書くとどんどん記事が蓄積されます。その記事は、あなたが本業に励んでいるときも、食事をしているときも、寝ているときですら集客してくれます。ある程度内容の充実した記事をストックしていけば、あとは自動で集客ができる=自動で報酬が得られるようになるのです。
「ブログに書くことなんてない……」という方でも大丈夫。基本的にブログには経験したことを書けばOKだからです。これからの時代、個人の経験というのは大きな価値を持ちます。あなた自身は自分の人生経験に対した価値はないと思っているかもしれませんが、他人からすれば大きな価値があります。
例えば、私は現在「個人型確定拠出年金」という年金制度を利用しています。全額所得控除になったり、投資先が自分で決められたりと、何かとメリットが多い制度です。実際に確定拠出年金を始めるのは簡単です(証券会社に申し込めばいいだけです。銀行で口座を解説するのとほとんど同じです)し、私はこの経験を対したものではないと思っていましたが、ブログに書いた所結構な反響がありました。
私にとっては珍しくもなんともないことでも、他人にとっては珍しくて興味深いことなのでしょう。
あなたもきっと何か、そうした他人を引きつける経験をしているはずです。もし自分が本当に何もせずに生きてきたのならば、それ自体がまたネタになります。「社畜経験」や「ニート経験」だって、それを経験していない人から見れば珍しくて興味深いものです。
私生活を切り売りしているみたいで抵抗があるという方もいらっしゃるかもしれませんが、時間を切り売りするのに比べればずっとマシです。
顔出しOKという方は、併せてYouTubeを始めてみると良いかもしれません。顔を出して話していると、それだけで話の内容に説得力が生まれます。リスクも大きいので注意は必要ですが。
まとめ
- 副業を解禁する企業が増えてきている
- もともと副業を企業側に全面禁止されることはないが、それをカムアウトするかどうかは状況を見て判断すべき
- 詐欺や儲からない副業には十分注意する
- 基本的には本業で得たスキルを副業に流用すると稼ぎやすい
副業は上手にやれば儲かって、しかも楽しいものです。あくまでも本業に支障をきたさないことを絶対条件に、それぞれ得意なことをお金に変えてみてください。