低所得でも大丈夫!みるみる貯金ができる節約術とは?

数年前と比べれば景気も上向いてきた感があるとはいえ、まだまだ厳しい状況が続く日本経済。こうした環境下で生き残るためには、適切な節約をし、貯金をしておくことが大切です。

……と、ここまでは誰もが知っている当たり前の話。あなたが知りたいのはそんなことではなく、具体的かつ効果的な節約・貯金のやり方でしょう。

ご安心ください、この記事では誰でも、それこそ低所得者でもできるような簡単節約・貯金術を、一挙にまとめて紹介いたします。節約したいけれどできない……という悩みを抱えている方は是非参考にしてください。

人はあるものはあるだけ使おうとする

人間というものは本来、(程度の強弱はありますが)お金があればあるだけ使おうとするものです。これは人間という生物に共通して見られる性質であり、個人の性格の問題ではありません。どんな人でも特に意識しなければあるだけ使ってしまい、その結果貯金もできないのです。

にもかかわらず、世の中には貯金ができている人とできていない人がいます。一体なぜでしょうか。理由は簡単で、前者は貯金を成功させるための大原則を知っている、もしくはすらずに実行しているからです。

「貯金額を先に決め、残った額を生活費に当てる」と貯金がうまくいく

貯金を成功させるための大原則は簡単です。まず貯金額を決めて、残った額を生活費に当てる。これだけです。

例えば毎月の手取りが25万円で、月3万円貯金したい場合は、給料が出たら真っ先に給料受取用口座から貯金用口座に3万円移し、残った22万円で生活費を組み立てます。最初から貯金に回した3万円はなかったものとみなして生活するのです。

貯金額を決めてから生活を始めると、それまで自分がしていた無駄な出費が見つけられます。節約せずにはいられない環境下に身を置くことで、削るべき無駄な出費とそうでない出費の見分けが付くようになるのです。

これとは逆のやり方、すなわち「まず生活費を引いて、余ったら貯金する」というやり方は、たいていうまくいきません。前述の通り、人間には「あるものはあるだけ使う」という習性があるからです。給料をもらった直後は「3万円貯金するぞ!」と思っていても、手元にお金があるとそれを使いたいという誘惑に勝てません。

積立貯金は合理的な貯金手段

自分で貯金用口座にお金を移す、というのは一見簡単そうに見えて思った以上に難しいものです。人間の意志というのは、人間自身が思っている以上に脆いです。「今月は厳しそうだから」「今月は頑張ったから」といった言い訳とともに、貯金をサボってしまいがちです。これを防ぐには、強制的に貯金される仕組みを作るしかありません。つまり、積立貯金を利用するのです。

積立貯金とは、毎月指定した日に普通口座(給料受取口座)から定期口座(貯金用口座)に自動的にお金を振り替えてくれるサービスです。多くの金融機関で採用されているサービスであり、簡単に手続きできます。振り替えられた貯金は定期預金扱いとなるため、普通口座よりも高い利息が付きます。満期をいつにするかはある程度自由に設定できます。

一体なぜこの方法がうまくいくのか。人間には現状維持バイアスというものがあるからです。現状維持バイアスというのは、文字通り現状を維持しようという習性のことです。積立をしていない時は「積立をしないこと」を維持しようとしますが、一度積立を始めれば「積立を続けること」を維持しようとします。

現状維持バイアスと言うのは普段意識することはありませんが実は思った以上に強力です。どう考えても現状を変化させたほうが良い状況(例えばブラック企業に勤務している時など)でも、現状を維持してしまう(退職せず勤務し続ける)ことはままあります。

こうした事が起こる理由としては

  • 現状を変えるのにはエネルギーが要る(人間は怠け者であり、行動したがらない)
  • 一貫性が保てなくなる(人間は自分の行動に一貫性をもたせたがる)
  • 続けていることに対しては愛着を持つ(例えば長年持ち続けているものに対しては、新品の物よりも強いこだわりを持つようになる)

等が挙げられます。

こうした現状維持バイアスは、悪い方向に働くこともありますが、良い方向に働くこともあります。ブラック企業がやめられないのは悪い方向で、積立貯金がやめられないのは良い方向と言えます。避けられない現状維持バイアスをいい方向に利用して貯金をしてみましょう。簡単にお金が溜まっていくはずです。

目的意識を持つと貯金がうまくいく

積立貯金を成功させるためのポイントとして、目的意識を持つことが挙げられます。前述の現状維持バイアスは強力なものですが、人間が完全にそれに縛られるわけではありません。ときにはそれを外れることもあります。

積立貯金中に現状維持バイアスから外れる、すなわち積立貯金を辞めてしまうのを避けるのにはどうすれば良いのでしょうか。一番いいのは、目的意識を持つことです。お金を貯めること自体を目的にするのではなく、そのお金で何をするかについてきちんと考えるべきなのです。

ただなんとなく、漫然と積み立てているだけではいつか飽きが来てしまいます。何に使うかもわからないお金を積み立てることに熱心になれる人はそうそういません。積み立てたらどのようなことをしたいか、何を買いたいかを漠然とでも良いので考えておくと、貯金がもっと楽しくなります。楽しいことは貯金が続けられます。

効果的な節約術は「固定費から減らす」

毎月の生活費は大きく、固定費と変動費に分けられます。固定費は毎月の金額がほぼ一定になる出費、変動費は月によって大きく金額が変わる出費のことです。例えば家賃、通信費、保険料、水道光熱費などは前者、食費や遊興費、交際費などは後者に当たります。

そして、節約は固定費の削減から行うのが大原則です。理由は簡単で、固定費は一度手続きするだけで簡単に減らせるからです。例えば、保険を安いところに切り替えればあとは何もしなくても保険料を削減し続けられます。電気とガスをまとめて1つにしたり、スマートフォンを格安スマホに切り替えたり、も同様です。一度手続きしてしまえばあとは現状維持バイアスが働くため、自動的に節約されている状態が続きます。

一方、変動費を変動ためには、毎日努力し続ける必要があります。毎日節約レシピを考えるのは面倒ですし、毎月遊ぶのを我慢しているといつか反動で無駄遣いをしてしまいます。生活費の節約は固定費から。是非覚えておいてください。

節約できている人がやっている「4つの習慣」

あなたの身の回りにも、節約が上手い人がいるかと思います。節約が上手い人は一体どんなことをしているのか、気になりますよね。その疑問に私がお答えいたします。

家計簿をつけて、家計を把握する

「節約を成功させたいのならば、家計簿をつけるべきだ」という意見を耳にしたことがある方は多いかと思います。この意見は半分正しいのですが、半分は間違いです。家計簿をつけること自体は正しいのですが、それだけでは不十分だからです。大切なのは家計簿をつけること自体ではなく、家計簿から収入や支出の状況を知り、より効果的な節約をすることです。

では、どうすれば家計簿を節約に活かせるのでしょうか。方法はいくつかありますが、基本的には「費目ごとに支出を計上する」ことをおすすめします。例えば毎月の食費はいくら、日用品費はいくら、というのがひと目で分かるようにするのです。

こうすることによって、どの費目が多いのか(節約する余地があるのか)、どの費目は節約できているのかがひと目で分かるようになります。

特に大切なのは変動費です。変動費については最低でも

  • 食費
  • 日用品費
  • 遊興費
  • 交際費

の4つをそれぞれ個別に計上することをおすすめします。そして、これらが多い月がある場合は、何故多くなったのかを振り返り、同じ轍を踏まないためにはどうすれば良いのか対策を練りましょう。

健康に多少のお金と時間をかける

「健康はお金では買えない」という人がいます。たしかにお金をかけても病気になる時はなりますが、お金をかけたほうが病気になる確率が低くなることは確かです。そして、健康でいれば、余計な医療費を払わずに済みます。

健康を維持するための出費は必要経費であると割り切り、その場での出費は多少高くなっても、野菜を摂ったり、健康のためにジムに通ったりするほうが結果的には出費が少なく済みます。

財布に余計なものを入れない

前述の通り、人間はお金があればあるだけ使おうとする生き物です。財布の中にお金がたくさん入っていると、それを使おうとするものです。お金は万が一のことが遭っても困らない、最低限の金額だけを持ち歩くようにしましょう。

「最低限の金額っていくら?」これは人によって違います。毎日の生活の中で、どれくらいあればいざという時に困らずに済むのかを把握していってください。

また、クレジットカードやポイントカードも最低限以外は持ち歩かないほうが良いでしょう。ポイント目当てでいらない買い物をしてしまう可能性は極限まで下げておくに越したことはありません。

無駄な外出はしない(特にコンビニ)

外出するとそれだけ出費が増えます。もちろん、家の中に24時間ずっといるのはストレスが貯まりますし、時にはストレス解消のために外出することも大切ですが、特に用もないのに外出すると無駄な出費がかさんでしまいがちです。

特にコンビニは魅力的な商品が割高な価格で売られているので注意が必要です。本当に必要なものがあるというケースを覗いては、近づかないほうが無難です。

無駄な外出を避けるためにはどうすればいいか。家の中を快適にすれば良いのです。ではどうすれば家の中が快適になるか。余計なものを捨てれば良いのです。ごちゃごちゃした空間は居心地が悪いです。思い切ってどんどん捨ててしまいましょう。

まとめ

  • 貯金に回す分をはじめに貯金用口座に移す
  • 積立貯金をすると、上記のことが楽にできる
  • 節約する時は、固定費から減らす

節約生活は一見大変そうに見えますが、効率よくやれば意外と楽にできます。ここに書かれたことを実践して、無駄な出費を減らしていきましょう。