ニートの社会復帰に資格やスキルは不要!大切なのは体力と態度である

2018年6月に内閣府が発表した「子供・若者白書」によれば、「ニート」と定義が近い若年無業者の数は2017年時点で71万人でした。ピーク時(2012年)の83万人と比べると減少傾向にありますが、依然として高い水準を維持してしまっています。

一度ニートになってしまうとそこから脱出するのは容易ではなく、その期間が長くなるほど脱出はどんどん難しくなっていきます。不安と怒りにまみれた日常です。

この記事をクリックした方も、今ニートからの脱出を考えているのではないかと思います。あるいは、あなた自身ではなく、周りのニートに頭を抱えていらっしゃるのかもしれません(そうでなければ、このような記事は開かないことでしょう)。

今回の記事では人々がニートになってしまう理由と、そこから脱出する方法を考えてみたいと思います。現在進行系でニートをしている方や、ニートが周りにいる方必見の内容となっています。

そもそもニートとはどんな人達なのか?

ニート(NEET)とはNot in Employment,Education or Trainingの略で、以下の全て定義を満たすもののことを指します。

  • 15~34歳である
  • 未婚である
  • 就業していない
  • 就学していない
  • 職業訓練をしていない
  • 家事や家業の手伝いなどもしていない

もともとはイギリスのブレア政権下で生まれた概念であり、日本では2004年の労働白書で初めて「若年無業者」という類似の概念について言及されています(若年無業者の定義は2017年に「15~34歳」から「15歳~39歳」に変更されたので動揺の概念とは必ずしも言えなくなってしまいましたが、今回の記事ではとりあえず若年無業者=ニートとして扱います)。

ニートを長期間に渡り続けることは本人の生涯賃金や幸福度の低下を招くだけでなく、社会で見た場合にも消費減・税収減・社会保障額増加に繋がります。国もいろいろと取り組みを行っているのですが、十分な効果を上げているとは言い難い状況が続いています。

日本の問題だけではない「ニート」

ニートは日本固有の問題と考えられることもありますが、そもそもイギリスから生まれた概念であることからも分かる通り、日本だけの問題ではありません。むしろ海外の方が問題は根深いとすら言えるかもしれません。

世界の若年層失業率は2016年時点で13.1%で、日本の4.6%を大きく上回っています。もちろん、若年層失業者が全員ニートというわけではないのですが、世界の失業率が思いの外高いのは確かです。

失業率の悪化が特に著しいのは新興国ですが、先進国でも決して状況は良いとは言えません。ギリシャやスペインなどは失業率が30%を超えており、深刻な社会問題となっています。ヨーロッパではこれ以外の国でも高い失業率が人種、難民などの問題と絡み合っており、解決は容易ではありません。

東アジアでは韓国が、同国の青年(15~29歳)の6人に1人がニートであるとOECDから指摘されています。これを受けて当時の政権は雇用安定のために解雇を厳しく規制し、その結果企業は若年層の採用自体を控えてしまいました。

中国では成人しても経済的に親に依存する「啃老族」が社会問題化しています。啃老族の中には既婚者、更には子供がいる者(自身も親となっている者)も少なからず存在しています。人口が多い中国だけにニート的な存在の絶対数も日韓とは比べ物にならないくらい多く、中国共産党政権の頭痛の種となっています。

人はなぜニートになるのか?

2018年6月に内閣府から発表された「子供・若者白書」によれば、若年失業者が求職活動をしていない理由の内訳は以下のとおりです(その他を除く上位5項目のみ掲載、参考記事:https://news.yahoo.co.jp/byline/fuwaraizo/20180629-00086973/)。

就業希望者

  • 病気・けが(31.3%)
  • 探したが見つからない(10.7%)
  • 学校以外で進学、資格取得などの勉強をするため(10.3%)
  • 知識・能力に自信がない(10.0%)
  • 希望する仕事がありそうにない(5.6%)

非就業希望者

  • 病気・けが(35.4%)
  • 学校以外で進学、資格取得などの勉強をするため(9.0%)
  • 仕事をする自信がない(5.8%)
  • 通学(3.0%)
  • 出産・育児(1.7%)

就職希望者、非就職希望者ともにダントツで高いのは病気・怪我です。ニートというとただ単にやる気のない者と思われがちですが、実際にはそうでもないようです。あなたがニートでも自分を責める必要はないですし、ニートが周りにいても本人を責めるのは(もちろんあなた自身を責めるのも)間違いです。運が悪ければなります。

他人の協力がないとニートを脱出するのは難しいが、協力を得るのは簡単ではない

上記の理由を見ると、ニートになる原因の多くは病気や怪我であり、本人にはないことがわかります。

こうしたデータを根拠に「ニートの増加は本人の努力不足ではなく社会全体の構造に原因があるのだから社会全体で改善に取り組むべきだ」というのは、正しいことです。正しいことですが、一方でそれは「ニートを脱出する」という目的を叶えてくれるものではありません。個人単位で見れば「正しいが無意味」なのです。

残念ながら、自分も子供も知り合いもニートでない、ニートと特に関わりのない人にとって、ニートが増えているとか減っているとかいうのはどうでもいい話です(正直にそう言って周囲から非難されるのを恐れて興味がある振りをする人はいるでしょうが……案外批判している側も「ニートを個人のせいにせず社会問題として捉える自分すごい、賢い」と思っているだけかもしれません)。

人は「自分ごと」に思えない問題には(たとえそれが自分ごとであっても)興味を示しませんし、解決のためにわざわざ動こうともしません。そんなことをしても自分の利益にならないからです。これは、人類共通の心理の働きであり、日本人が特別冷たいとか、そういう事はありません。

もちろん、ニートを支援する人たちもいますが、彼らの最終的な目的は仕事や自己満足、あるいは自分が思う正義の実現(人類共通の正義ではありません)、すなわち自分の利益であり、ニートの支援自体は目的を達成する手段に過ぎません。

上記の利益さえ得られるのならば、支えるのはあなたでも、他のニートでも問題ないのです。ちなみに、私がこの記事を書いているのも、つまるところ私自身の利益のためだったりします。もし利益がないならこのような記事は書きませんし、実際には利益があるので正確な内容をお届けするように努めています。

「他人からの無償での支援は期待できない」この点を理解しておくことが、ニートを脱出する上では最も重要なことです。

ニートを利用しようとしてくる人たちを利用しろ

一方で、特にこれと言ったスキルがない状態からニートを脱出するためには、他者から協力を得ることが必要不可欠です。

他者からの支援は期待できないのに他者からの支援がなければニートを脱出できない……この問題を解決するためにはどうすれば良いのでしょうか。解決方法は簡単で、前述の「ニートを支援する人たち」を利用すれば良いのです。

利用するというと人聞きが悪いと言われるかもしれませんが、向こうがあなたを利用して自分の利益(お金や自己満足)を得ようとしているのですから、あなたが向こうを利用して利益(ニート脱出)を得ても全く問題はないはずです。私はあなたを利用するので、あなたもどうぞ私を利用してください。

ニート脱出の最終目的地は?

ニートを脱出すると一口に言っても、その方法は多岐にわたります。企業や自治体に就職するというのが最も一般的な形ですが、起業で成功するのも、結婚して専業主婦・主夫となるのも、解決方法といえるかもしれません。

お金のことだけ考えるのならば、宝くじに当選するのだって解決と言えないこともありません。ただし、現実的に考えればやはり最終的なゴールは第1に就職、第2に起業での成功となるでしょう。今回は就職、もしくは起業での安定を成功と定義します。

ニート脱出に資格やスキルは不要

ニートを脱出しようと考えている人がやりがちな失敗として、「資格やスキルを身につけようとする」というものが挙げられます。

これははっきり言ってほとんど意味がありません。資格やスキルは実務経験と併せてこそ大きく力を発揮するものだからです。例えば同じ運転免許保有者であっても、ペーパードライバーとベテランドライバーでは評価が大きく異なります。

もちろんないよりは合ったほうがマシではありますが、優先的に取り組むほどのことでもありません。むしろニートの人は

  • 体力と健康
  • 人との関わり
  • 容姿と発声

を優先すべきです。

「体力と健康」は最優先項目

就職するにせよ、起業するにせよ、ある程度の体力と健康は必須スキルと言えます。就職する場合は通勤のために移動しなければなりませんし、通勤時間が短くても仕事中はそれなりに体力を消耗します(業務内容にもよりますが、少なくとも寝転がりながら出来る仕事というのはあまりないはずです)。

企業は「ずば抜けた能力を持つが波がある者」よりも「安定してそこそこの能力を発揮できる者」を高く評価する傾向があるため、安定して働ける体力と健康は必要不可欠です。

起業する場合であっても営業をかけたり、店で働いたりするのには体力が必要です。病気などで働けなくなった時に会社員のような手厚い保証が受けられないことを考えると、体力や健康はより重要なスキルとすら言えるでしょう。

ではニート生活で体力が低下し、健康にも問題が出てしまった人はどうすれば良いのでしょうか。

まずは毎日の生活リズムを整え、朝方の生活を取り戻すところから始めてみてください。朝は決まった時間に起き、夜は日付が変わる前に寝てください。いっぺんに生活を変えるのは難しいので、少しずつ寝る時間を前倒ししてください。

人間は朝日のような強い光を浴びると体内時計が朝方に調節されるため(これを光位相反応といいます)、夜寝られないという方は目覚まし時計を使ってでも朝無理やり起きてみてください。朝起きれば体が朝方になり、そのうち夜寝られるようになります。それでも寝られないという方は、病院で相談したほうが良いかもしれません。

生活リズムが改善されてきたら、体力づくりに取り組みましょう。いきなり激しい運動をするのはNGです。長年のニート生活に馴染んでしまった体では耐えられないし、やる気も続かないからです。まずは散歩だけでもOKです。歩くだけでもそれなりに効果はあります。

ただ歩くだけではつまらないという方は、位置情報ゲームなどを取り入れてみると良いかもしれません。例えばポケモンGOで目当てのポケモンを捕まえるまで頑張ってみるなどの目標があれば、歩くのも楽しくなるはずです。楽しくなければ続かないので、自分が楽しくなる方法はどんどん取り入れてみましょう。

体力がついてきたら、筋トレやジョギングなど、より負荷の高い運動に取り組むのもいいでしょう。怪我してしまうと台無しなので、無理は禁物です。

誰でも良いので人と関わる

お金を稼ぐということはつまるところ相手の欲しがっているものを作って売り、その経費と売上の差額を得ることです。他人が何を欲しがっているのかを掴むことができなければ、働こうにも働けません。そういった意味で、人との関係を築くことは非常に大切です。

といっても、長年ほとんど人と関わっていなかった場合、いきなり見ず知らずの人と関わるのはあまりにもハードルが高すぎますし、そもそもそんな場もありません。

まずは家族や幼い友人などから慣れていくのが良いでしょう。コンビニやスーパーで店員と限られた遣り取りをするだけでもそれなりに効果はあります。大事なのは人と関わるのに慣れることであり、それが誰なのかはあまり関係ありません。

清潔感のある容姿と、聞き取りやすい声を身につける

メ・ラビアンの法則というものをご存知でしょうか。これは簡単に言えば、「話している内容と、声のトーンや態度に矛盾が合った時、人は何を信じるか」についてまとめた法則です。

例えば、口では「楽しい」といっているにもかかわらず、声が小さく、うつむき加減だったとします。明らかに内容と態度が矛盾しています。この時、人は「楽しい」という言葉を信じるのでしょうか、それとも楽しくなさそうに見える「態度」を信頼するのでしょうか?

結論から言えば、ほとんどの人は「態度」の方を信頼します。前述のメラビアンの法則では、相手に伝わる情報は以下のように分けられています。

  • 言語情報(Verbal:7%):話の内容など
  • 聴覚情報(Vocal:38%):声質、声の大きさ、喋る速さ
  • 視覚情報(Visual: 55%):見た目、表情、ボディランゲージ、視線

つまり、言語情報、聴覚情報、資格情報の間に矛盾があった時、人は視覚や聴覚を信頼し、言語を信頼しないということです。

もちろん、上記の3つの情報が一致していて、そのすべてが素晴らしいものならば(例えば堂々とした表情とよく通る声で一流企業で活躍した経歴を語るなどすれば)言うことはないのですが、長年ニートをしてきた人が素晴らしい言語情報を提示するのはなかなか難しいものです。そういう場合はせめて聴覚情報、視覚情報だけでも充実させることが、他者から信頼を得る近道になります。

ボソボソ声の自覚がある場合は発声練習をし、身なりがだらしない場合は清潔感に気をつける。これだけでも他者があなたを見る目は変わるはずです。

バイトの選び方

生活リズムが整い、体力がつき、ある程度人と関わるのに慣れてきたら、バイトを始めてみましょう。

これまでニートだった人がいきなり正社員になったり、起業したりというのは実際の所難しいですし(全く不可能というわけではないですが、かなり運に恵まれる必要があります)、ここで挫折すると振り出しに戻ってしまいかねません。

ブランクが長くてきついという人は、まずは単発バイトや短期バイトから初めて見ることをおすすめします。単発バイトで知り合った人とはどうせもう二度と合わないでしょうから、別に失敗したところで大した痛手にはなりません。

どのような職種を選べば良いのかは人によって異なるため一概には言えませんが、基本的には「楽なもの」から始めることをおすすめします。高級でもきついと辞めたくなってしまいますし、そもそも高級バイトは必要な資格があったり求められるハードルが高かったりするため採用されづらいです。

「やりたいこと」より「できること」

ニート脱出後はじめてのバイトは、「やりたいこと」よりも「できること」を優先しましょう。出来ないことに挑戦して挫折を味わってしまい、ニートに戻ってしまっては本末転倒です。

ニートになる前に、あるいはニート時代に身に着けている何らかのスキルが転用できるバイトなら、無理なく取り組むことが出来ます。ニート脱出は一歩一歩前進していくことが何より大切ですので、無理はしないようにしましょう。

人と関わることが苦手な場合はデータ入力など人とかかわらないですむバイト、体力にある程度自身がある場合(ニート時代も運動はしていた人など)は棚卸しなどの体力を使うバイトといった感じで、自分の特性に合わせたものを選ぶようにしましょう。

仕事内容だけでなく仕事で関わる人との相性も重要

これについてはニートに限った話ではないのですが、円滑に楽しく働くために重要なのは仕事内容だけではありません。仕事で関わる相手(特に同僚と上司)との相性もそれと同程度には重要です。

仕事自体が好きなものであっても職場の人間関係が悪いとどうしてもストレスになりますし、最悪の場合、それが原因で仕事そのものが嫌いになってしまう可能性もあります。

ただ、仕事で関わる人との相性を事前に調べるのは実際の所難しい、というかほぼ不可能です。そこでおすすめなのが、面接の時にニート経験を包み隠さず話してしまうというものです。

「そんなことをしたら面接で落ちる可能性が上がってしまうのでは?」たしかにそうかも知れません。しかし、それで構いません。ニートに対して風当たりの強い職場に、ニートであったことを隠して入ったところで、長続きしないのは目に見えています。だったら最初から入らないほうがまだマシです。

中にはニートに対して優しい職場もありますので、とりあえず数受けてそういった職場を見つけることをおすすめします。

会社員や公務員になるために必要なのは?

ニートが(アルバイトを挟んで)会社員や公務員になるために必要なものはなんでしょうか。採用の方針は企業や自治体によって大きく異なるため一概には言えませんが、とりあえず多くの企業や自治体は「若さ」を求めています。

これは企業が弊害が大きいと言われている新卒一括をなかなか辞めない理由の一つでもあります。自治体の場合はもっと明確に、受験要項で「年齢が一定以上の人は採用試験を受けられない」と定められています。

一体なぜ企業や自治体は若い人を欲しがるのか。理由は簡単で、そのほうが教育しやすいからです。キャリアを積み、年齢も高くなってくると、どうしてもプライドというものが出来てきています。

プライドは働く上で重要なものですし、それが企業や自治体側にとっていい方向に働くこともありますが、一方でそれは社員が企業の教育方針に反発しやすくなる原因にもなりえます。企業や自治体にとっては、とりあえず自分たちの教育方針に従ってくれる若い人たちのほうが「都合がいい」わけです。

企業や自治体の言うとおりにするのは癪だ、と思われるかもしれませんが、それよりも若いほうが有利になりやすいという事実のほうが何倍も大切です。

採用試験を受けるなら早いに越したことはなく、そのためにはニート脱出に向けた取り組みも早いに越したことはないというのが事実です。

就職活動でもどんどん人を利用しよう

先ほど、ニートはニート脱出のためにどんどん人を利用しようと書きましたが、その精神はここでも役立ちます。就職活動というのは一人でやろうとしてもなかなかうまくいかないものです。

ニート向けの就職支援サービスは世の中に多数あり、しかもその殆どが無料、もしくは格安で利用できます。面接対策、履歴書の書き方など、多岐にわたるサポートが期待できます。

彼らはもちろん仕事のためにやっているだけですが、別に構いません。支援者は儲かる、あなたは就職できる、企業や自治体はいい人材が確保できるで、当事者全員が得します。

ニート向けの就職支援には、以下のようなものがあります。

名称 概要 Webサイト
ハローワーク 国が所管する公共の職業安定所。単なる職業紹介サービスと思われがちだが、職業訓練や各種セミナーなども行っている。質には正直そこまで期待できないが、全国に設置されているので足を運びやすい。 https://www.hellowork.go.jp/
ジョブカフェ 若年者の能力向上及び就職促進を目的に設置された支援施設。原則として34歳まで利用可能だが、地域によって29歳、39歳、44歳が上限となっていることも。カウンセリング、セミナー、イベンドなどがある。 http://www.meti.go.jp/policy/jobcafe/jobcafe_all.html
地域若者サポートステーション 引きこもりやニートの職業敵自立を促すための相談窓口。キャリアコンサルタントによる支援、臨床心理士によるカウンセリング、職場見学、職場体験などが行われる。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/saposute.html
民間企業の就職支援サービス 公的機関ではなく、民間企業が利益のために運用しているサービス。企業側から紹介料を受け取っているため、無料で利用できる。非公開求人が紹介されることも。

意外と良好なニートと起業の相性

就職がどうしてもままならないという場合は、いっその事起業してしまうという手もあります。「ニートが起業なんて無理に決まっているだろう」……果たして本当にそうでしょうか。確かに起業は楽ではありませんが、そんな事を言ってしまえば就職だって楽ではありません。

そして、どちらがより大変かはその人次第です。起業のほうが大変だと感じるならば就職すればいいですし、就職するほうが大変だと感じるならば起業すればいいだけです。最近は資金を殆ど使わずにできる企業もあるので、そちらを始めてみたほうが良いかもしれません。

ニートが起業する方法はいくつかありますが、最も現実的でハードルが低いのはパソコンを使った在宅仕事で身を立てる、というものです。実際に店舗を持つのはリスクが高い上に多額の資金が必要になるためおすすめしません。

在宅仕事の世界は魑魅魍魎が跋扈する世界、というイメージをお持ちの方は多いかと思いますが、そうでもありません。

昔は何でもありの無法地帯に近い面があったことは確かですが、最近はワーカーと企業を結びつける信頼できるWebサイト(クラウドソーシングサイト)も増えてきています。

そうしたWEBサイトを利用すれば、とりあえず1人で多少の余裕を持って生きていくくらいのお金は意外と簡単に稼げます。

以下はクラウドソーシングサイトの代表格であるランサーズで募集されている職種です。採用範囲が多岐にわたることがわかります。

報酬はまちまちです。時給換算で3000円を超えるようなものも少なくない一方で、1000円に満たないようなものも少なくありません。事前にきちんと確認しましょう。

起業家とは切っても切り離せない関係にある「税金」について

起業した全ての人間に関わりがある問題が「税金問題」です。起業して利益を得た場合、その利益の大きさに応じて所得税や住民税を支払わなければなりません。

就職した場合、こうした面倒な問題は全て企業の経理部が請け負ってくれていましたが、起業の場合はこれも自分でやるしかありません。税理士に任せるという方法もありますが、税理士の顧問費用は決して安いとは言えません。個人事業向けの格安税理士でも、年間で20万円程度かかります。

クラウドソーシングサイトで請け負える仕事のような経費の殆どかからない商売の場合は、自分で帳簿をつけることをおすすめします。

最近は年間1万円程度で帳簿付けから各種申告書の作成までできるクラウド帳簿も多数ありますので、そちらを利用するといいでしょう。

どうしても社会復帰がままならない場合は?

いろいろ取り組んでみたけど就職も起業も、それどころかアルバイト、あるいは体力づくりすら厳しいという場合は、心療内科などに相談してみることをおすすめします。なにか病気があるのならば、まずはそちらの治療に当たるべきです。

その間の生活費は身内に支援してもらうか、貯金がある場合はそれを使うか、あるいは心療内科の先生に公的支援を紹介してもらうかしましょう。実際の所、日本の公的支援というのはそれなりに充実しています(周知されているかいないかはともかく)ので、どんどん利用していきましょう。

まとめ

  • ニートの増加は世界中で問題となっている
  • 社会復帰に一番必要なのは体力と健康
  • 面接では堂々とした態度と清潔感があれば話の内容は重視されない
  • いきなり正社員はハードルが高い。まずはアルバイトから
  • 企業や自治体が欲しがるのは「若い人」
  • 1人分の食い扶持確保なら起業でも意外と簡単にできる
  • どうしてもままならない場合は心療内科に相談を

ニートが社会復帰するための道のりは決して平坦ではありませんが、そこまで困難なものでもありません。一歩一歩確実に歩んでいきましょう。