99%の人が当てはまる「カードローンの審査に通らない9つの理由」

カードローンの審査に落ちたことがある方は少なくないかと思います。カードローンの審査通過率は比較的通りやすいと言われている大手消費者金融でも35~50%前後と、決して高くありません(各社の公表資料による)。

銀行の審査通過率は非公開ですが、審査自体は大手消費者金融よりも厳しく、20~30%程度になるのではないかと思われます。つまり、カードローンに申し込んだ人の半数以上は、審査に落ちてしまうのです。

そして審査に落ちても、その理由を教えてもらうことはできません。自分で理由を推測し、属性を改善し、再び審査に臨むしかないのです。

そんな事ができるのか、と思われるかもしれませんが、実際のところ、審査に落ちた理由を推測するのはそれほど難しいものではありません。落ちる人はだいたいいくつかの似たような理由で落ちています。今回の記事では、審査落ちの理由のおそらく99%以上を網羅しています。

今回の記事では、カードローンの審査に落ちる典型的な理由と、その対処法を全部で9個紹介したいと思います。審査に落ちて困っているという方は、この記事で理由を突き止め、改善してください。

カードローンの審査に落ちる9の理由

各金融機関はカードローンの詳細な審査内容・基準を公開していませんが、大まかな内容はどこも一緒です。消費者金融よりも銀行のほうがよりハードルは高いですが、属性が十分ならばいずれにせよ合格するはずです。

審査に通らず困っているという方は、以下の9個の理由に該当していないか確かめてみてください。

概ね5年~10年以内に債務整理や大幅な延滞をした

概ね5年から10年に債務整理(任意整理、個人再生、自己破産など)をした場合、あるいは大幅な延滞をした場合は、ほぼすべてのカードローンに通らなくなります。

債務整理や延滞などに関する情報(信用情報)は、信用情報機関に登録されます。信用情報機関とは、加盟する会社(消費者金融や銀行、カード会社など)から登録される情報を管理・提供する機関です。日本には全部で3つあります。

あなたがどこからお金を借りたか、どのように返したかといった情報は、全てここに記録されています(ここにネガティブ情報が掲載されることを「ブラックリストに掲載される」ということがあります)。

そんなことに同意した覚えはない、と言われるかもしれませんが、相手が正規の金融機関ならば契約のときに間違いなく同意しています。覚えがないなら契約書をちゃんと読んでいなかったということです。

金融機関は審査の際に、信用情報機関の信用情報を参照します。もし申請者が過去に債務整理や延滞などをしていた場合、金融機関はその理由に関係なくほぼ100%落とします。信用情報機関にそのようなネガティブ情報がある限りは、まず借りれないと思ったほうがいいでしょう。

これらの情報は5年~10年で抹消されるため、借りたい場合はそれを待ってから申し込むようにしましょう。情報が残っているかどうかは、各信用情報機関に問い合わせればわかります。以下に信用情報機関へのリンクを張っておきますので、そちらから連絡してください。

30歳を過ぎて信用情報がまったくない

信用情報機関には債務整理や延滞などの他に、通常の返済やクレジットカードの利用に関する情報も登録されます。このような信用情報が、どこの信用機関にも全く記載されていない状態を「スーパーホワイト」といいます。

スーパーホワイトは一切借金をしていないという証拠であり、審査の上では有利になる……ということはまるでなく、むしろ実際には不利になることのほうが多いです。学生ならばともかく、30歳を過ぎて1度も借金をせず、クレジットカードも一切使わないというのは不自然だからです。

例えば、前述のブラックリストに掲載されて、それが消失した場合も、信用情報機関には何も残らなくなるため、スーパーホワイトとなります。

スーパーホワイトの人が全員ブラックリストに掲載された経験があるというわけではもちろんないのですが、回収ミスを起こしたくない金融機関がスーパーホワイトに対して消極的になるのは当然のことです。

対処法としては、審査難易度の低いクレジットカードや比較的審査に通りやすい消費者金融を利用して、信用実績を作っていく、というのが有用です。信用実績を作るためだけにお金を借りるというのは本末転倒にも見えますが、クレジットカードの1回払いならば金利も発生しませんし、少額の借り入れなら利息負担もわずかで済みます。

他社借入件数が多い(概ね3件以上)

カードローンは他社から借り入れがある状態でも借りられますが、借入件数が多いほどその可能性は低くなります。具体的には、既存の借入件数が3件以上になった場合は、借りられる可能性が低くなります。5件を超えた場合はまず間違いなく審査に落ちると思ったほうがいいでしょう。

なお、借入金額も審査に落ちる要素の1つではありますが、借入件数ほど重要ではありません。借入件数1件で借入金額40万円よりも、借入件数3件で借り入れ合計金額30万円(各社から10万円ずつ)のほうが、より審査に落ちる可能性は高いです。

複数社から少額の借り入れを行っていると、信用力が低い(1社からたくさん借りられる信用力がない)とみなされるためです。

対処法としては、おまとめローンの利用が考えられます。おまとめローンとは、複数のローンを一本化する金融商品です。例えば、A、B、Cの3社から10万円ずつ借りている場合、D社から新たに30万円借りて、そのお金でA、B、Cの借金を返し、その後D社からの借金を返していく、という感じです。

おまとめローンを利用すると、借入金額はそのままに、借入件数を減らせます。また、1社あたりの借入金額が大きくなるので、金利を減らすこともできます(必ず減らせるわけではありません)。

年収が100万円(消費者金融)、もしくは200万円(銀行)を安定して越えていない

ブラックリストと他社借入件数以外を覗いた、個人の属性の中で最も重視されるのは年収の安定性と金額です。カードローンは年収が高ければ高いほど有利になるというイメージをお持ちの方は多いかと思いますが、むしろ審査通過で重要なのは安定性です。

直近3年の平均年収が200万円でも各年の金額が「190万、200万、210万」といった感じで安定していれば審査には通りやすくなりますし、逆に平均年収が300万円でも「200万、600万、100万」では審査に通りづらくなります。

消費者金融の場合は100万円、銀行の場合は200万円が一つの目安になります。ハードルが低いと思われるかもしれませんが、これはあくまでも審査に最低限合格するための金額です。より多くの金額を借りたいという場合は、更に高い年収が必要になります。

ここから言えることは、年収が安定している職業、つまり会社員や公務員は、カードローンを利用する上で極めて有利な属性である、ということです。逆に年収が安定しない個人事業主や経営者などは不利です。そういった職業でもカードローンを使いたいという場合は、まずは本業での年収を安定させることに集中したほうがいいでしょう。

勤続年数が短い(概ね1年未満)

勤続年数とは、現在の勤務先で働いている年数のことです。例えば社会人20年目でも、ついこの前転職したばかりという場合、勤続年数は1年未満ということになります。個人事業主の場合は、現在の事業を始めてからの年数が勤続年数になります。

勤続年数は基本的に、長いに越したことはありません。勤続年数が長ければ、現在の勤務先を簡単に変えない(収入が安定している)と見込まれるからです。

転職することは悪いことではありませんが、お金を貸す側からすれば不安な要素なのです。勤続年数が1年未満だと、審査に落ちる可能性が高まります。

現時点で転職を計画していてなおかつカードローンを使いたいという人は、転職する前に審査を済ませてしまったほうがいいでしょう。審査に合格した直後に転職したからと言って、それでカードローンが使えなくなるということはありません。

すでに転職してしまったという場合は、少なくとも勤続年数が満1年に到達するまでは待つことをおすすめします。

勤務先が安定していない

勤続年数と同様に、勤務先の安定性も重要です。勤務先が安定しているほど将来の年収も安定するとみなされます。

一番有利なのは公務員、及び大企業の正社員です。中小企業であっても、正社員ならばそれなりに高く評価されます。契約社員、派遣社員、個人事業主、小企業の経営者、パートやアルバイトなどは評価が低くなります。水商売や芸術家、スポーツ選手などはかなり不利です。

これに関してはすぐに改善できるものではありませんが、最終的には公務員や正社員を目指したほうがいいでしょう。

申込情報に嘘や誤りがある

カードローンを利用する際の申込書類に嘘や誤りがあった場合、審査に落ちる可能性は極めて高くなります。金融機関は誤記が嘘(意図的なもの)なのか誤り(意図していないもの)なのかを判断できないため、どちらもほぼ同じものとしてみなします。年収や職業、信用情報などに問題がなくとも、ちょっとしたケアレスミスで落ちてしまうこともあるのです。

季節が悪い

カードローンの審査基準は1年中全く同じというわけではなく、時期によって変わります。具体的に言うと、年間の業績が決まる年度末、すなわり2月~3月にかけては、少し審査がゆるくなります。

この時期は金融機関に限らず、どこの企業も消費者に対するサービスを強化してきます。売上や利益を増やし、決算をよりよく見せるため(ひいては株主や取引先に安心感を与えるため)です。

逆に言うと、これ以外の時期はやや審査が厳しい、ということでもあります。年度のはじめ、4月~5月にかけては年度末の追い込みの反動で審査が厳しくなりがちです。審査を受ける時期は早々簡単に調整できるものではありませんが、余裕がある場合は少なくとも4月~5月は避けたほうがいいかもしれません

審査が厳しいところに申し込んでいる

目立った問題点がないにもかかわらず、審査に通らないという場合、金融機関を選び間違えている可能性があります。銀行のカードローンには少し届かないけれど、消費者金融のカードローンには届くという方は少なくありません。多少金利は高くなってしまいますが、銀行のカードローンが無理そうだという場合は、消費者金融にシフトしたほうがいいかもしれません。

まとめ

カードローンの審査は多様なようでいて実は単純です。年収、職業、信用情報などに大きな問題がなければ、合格するのはそこまで難しくありません。一方で、深く考えないまま申し込んでも無意味なのもまた確かです。今までなかなか通らずに困っていたという方は、今回の記事を参考に、自身の属性をもう一度確認してみてください。