旭化成ホームズの土地活用の評判は?特徴とポイントをまとめました!

土地活用では、業者選びが肝心です。多くのオーナーは、複数の業者についてその特徴を調べ、比較したうえで自分が求める条件に合った業者を選ぶことと思います。

今回は、数ある土地活用業者の中から、「旭化成ホームズ」に関する情報をご紹介しましょう。注文住宅のブランド「ヘーベルハウス」の会社として名前をご存じの方も多いのではないかと思います。

しかし、土地活用業者としての実力・実績は、それとはまた別の問題です。旭化成ホームズにはどのような強みがあるのか、利用者からはどういった評判が多いのか解説していきます。

旭化成ホームズってどんな会社?

まずは、旭化成ホームズの建物、維持管理、土地活用の運営サポートについて、どのような特徴があるのか見ていきましょう。強みばかりでなく、弱みについてもご紹介するので、ほかの業者と比較する際の参考にしてください。

旭化成ホームズの特徴

旭化成ホームズは、旭化成グループの住宅部門を担う会社として、1972年に設立されました。事業エリアは首都圏・名古屋・大阪などを中心に、関東よりも西の大都市圏をカバーしています。

サポート可能な土地活用方法は、賃貸経営(賃貸併用住宅)や、店舗併用型住宅など。特に3・4階建ての賃貸住宅の土地活用サポートで確かな実績があり、「全国賃貸住宅新聞」が公表している「2016年賃貸住宅管理戸数ランキング」によると、管理戸数は7万件以上、全国13位にランクインしています。

営業エリアで全国すべてをカバーしているわけはないのにもかかわらず、これだけの実績があるのは確かな信頼の証だといえるでしょう。

旭化成ホームズの強み

戸建住宅では「ヘーベルハウス」というブランドが有名な旭化成ホームズですが、土地活用においては「ヘーベルメゾン」という賃貸住宅のブランドを持っています。

この「ヘーベル」とは、ALC(軽量発泡コンクリート建材)のこと。ALCは、ヨーロッパでよく用いられている建材のひとつで、その名前が示すとおり内部に微細な気泡を含むコンクリートです。この微細な気泡(空気)を含んでいることによって、ALCは軽量かつ高強度・高耐久を誇ります。ほかにも遮音性や耐火性・断熱性・耐久性に優れる、木のように調質効果を持つといった利点もあります。

しかし、ACLには「気泡が水を吸ってしまうと機能が損なわれてしまう」という弱点がありました。旭化成ホームズのヘーベルはその点を塗装によってカバーしており、外壁材など水に直接触れる部分にもALCを使用しています。塗装の耐候性は30年以上にも及ぶため、ヘーベルは従来のALCの弱点を克服した建材だといえるのです。

また、旭化成ホームズでは、建築部材を工場で生産し現場で組み立てる「工業化建築」を採用しています。2階建ての場合は「ハイパワード制震ALC構造」、3・4階建ての場合は「システムラーメン構造」を採用しており、どちらも地震に強いのが特徴です。

工業化建築は、材料の品質安定性が高い、現場での作業が短時間で済むため工期が短く済むといったメリットもあるので、建物に関してはさまざまな面で複合的な強みを持っているといえるでしょう。

続いて、建物ができた後の維持管理に関するサポートについてご紹介します。旭化成ホームズでは、最初の30年間は無料で、その後10年単位で最大60年まで延長できる「60年点検システム」を採用しています。

一般的に「住宅の品質確保の促進等に関する法律(通称、品確法)」に基づく、10年間の保証しか行なっていない土地活用業者も多い中、60年にも渡ってメーカー純正の保証が受けられるのは大きなメリットです。

先ほどご紹介したように、ヘーベルの品質を保つためには外壁塗装の状態を保ち続ける必要があります。

旭化成ホームズでは、無料保証の期間が集中するタイミングでもあり、塗装のメンテナンスが必要となるタイミングでもある30年目に集中メンテナンスを行うので、安心して建設を任せることができます。

最後に、運営に関するサポートの強みを確認しておきましょう。旭化成ホームズでは、子会社である旭化成不動産レジデンスに建物丸ごとの運用を委託できる「一括借り上げシステム」を採用しています。一括借上げの期間は30年で、その間は煩わしい管理業務から開放され、自分で入居者募集をしなくても、空室があっても85~90%程度の家賃保証を受け取ることができます。

このように低リスクに繋がるので、賃貸マンション経営・賃貸アパート経営を行う上では心強いシステムです。もちろん、オーナー自身で管理業務を行うことも可能です。

旭化成ホームズの弱み

ここからは、旭化成ホームズの弱みといえる部分を見ていきましょう。

まず、建物の特徴であるALC「ヘーベル」についてですが、価格の高さがネックになってしまう点は否めません。場所により異なるため一概にはいえませんが、一例を示すと、旭化成ホームズの坪単価は2階建ての場合で60万円程度、3・4階建ての場合で80万円程度と相場よりやや高くなってしまいます。

すでにご紹介してきたとおり、ヘーベルには多数のメリットがありますが、それはあくまでこうした初期費用を負担した時点で初めて得られるものです。資金的に余裕のない方にとっては、苦しい負担になってしまうかもしれません。

また、対応エリア内では確かな実績を積み重ねている旭化成ホームズですが、全国をくまなくカバーしているわけではない、という点も弱みとして挙げられる点です。特に、関東よりも東の地域には進出していないため、該当する地域で土地活用を行いたい方にとってはそもそも選択肢に入らないことになります。

さらに、この点は旭化成ホームズに限ったことではありませんが、一括借上システムを利用する場合はそのデメリットも忘れてはいけません。契約期間は30年でも、賃料の見直しはそれよりも短い期間で行われるからです。旭化成ホームズの場合の賃料見直しの期間は2年。入居者が集まらなければ、賃料設定が下げられ、期待していたような利益が得られなくなってしまう可能性もあるのです。

旭化成ホームズの評判

ここからは、旭化成ホームズについてどのような評判が多いのか、利用者の声をチェックしていきましょう。良い口コミと悪い口コミ、それぞれどのようなものが多いのかピックアップしてみましたのでご参考にしてください。

良い口コミ

入居者からの人気が高い

旭化成ホームズの弱みのひとつとして「ヘーベルのコストの高さ」をご紹介しました。本来は弱点となりうる部分ですが、これが逆に強みとして活かされるケースもあります。

賃貸物件を選ぶ際、遮音性や耐震性など、ヘーベルの優れている点を重視する方は少なくありません。そのため「初期費用は高かったが、入居者からの人気が高く、運用後の収入で十分にまかなえている」という声が見られました。

3・4階建てで高級志向の入居者を狙う

建物の品質に対する信頼の高さを、より積極的に打ち出している利用者の方もいます。具体的には初期費用が高くなってしまってもあえて3・4階建ての賃貸住宅を建設し、高級志向の入居者に向けてPRするというものです。最初から高級志向の方をターゲットにしていれば、家賃設定においても強気に出られるというメリットがあります。

こうした戦略を実際に実行し「高級志向の入居者をターゲットにしたら、運用がうまくいった」と語るオーナーの声がいくつか見つかりました。

土地活用初心者からの好評

土地活用について経験が少なく、「何から始めたらいいかわからなかった」という方で、「旭化成ホームズを選んで良かった」というオーナーの声がいくつか見つかりました。理由としては、「ヘーベルのおかげで地震に強く、長期的な運用に向いていること」が評価されているようです。

土地活用初心者の場合、あまり細かくいろいろなことを考えるというよりも「わからない部分は安心して任せられる業者が良い」と考えている人が多く、旭化成ホームズはそうした点を「建物の品質」によってフォローしているといえるでしょう。

悪い口コミ

賃料が高すぎて入居者が集まらない

これは、「コストが高い」という点に関連する口コミです。初期費用が多くかかってしまうということは、賃料設定も高くしなければリターンが見込めないということになります。良い口コミにおいては、この点をうまくカバーして利益を上げている方の声を紹介しましたが、逆にここがうまくいかず、入居者が集まらないと嘆く声も見つかりました。

もちろん、賃料設定を下げれば入居率が上がるはずですが、そうなると今度は投資額に見合うリターンを得るのが難しくなってしまいます。建築費だけでなく修繕費用も結構かかるという口コミも気になります。

デザインの自由度が低い

旭化成ホームズで採用している工業化建築は、「デザインの自由度が低い」のが欠点です。工場で部材を生産するということは、間取りやデザインにある程度の制限が加わってしまうことを意味します。この点がデザインにこだわるオーナーからは不評なようです。

旭化成ホームズの土地活用を利用する際の注意点

以上の内容を踏まえた上で、旭化成ホームズの土地活用を利用する際の注意点をまとめました。

「コストの高さ」をカバーし、「品質の高さ」をアピール

旭化成ホームズのヘーベルは、その品質が高く評価されていることがわかりました。しかし、同時にコストの高さがネックになっているので、その利点が最大限に活かされるような運用プランを考える必要があります。一例として、口コミのところでご紹介したような「高品質な物件を、高級志向の方に提供する」という方針が参考になるはずです。

デザインにはあまりこだわりのない方におすすめ

工業化建築を採用している旭化成ホームズでは、デザインにある程度の制約があります。この点に強いこだわりを持っている方は別の業者を探した方が良いかもしれません。細部のデザインにこだわらなくとも、旭化成ホームズの良さを活かすことはできます。

サポートが安心なので、土地活用初心者の方にもおすすめ

同様に、旭化成ホームズでの土地活用が向いている方に「土地活用初心者」の方が挙げられます。高品質な物件と最長60年のメンテナンス、賃貸住宅経営に心強い一括借上げシステムなどによる手厚いサポートで、オーナーの負担は最小限なので初心者でも安心して土地活用を任せることができるでしょう。

まとめ

今回は、土地活用業者の中から旭化成ホームズの特徴と評判をご紹介してきました。

旭化成ホームズは建物の品質に定評があり、サポートも充実している業者です。コストの高さという弱点はありますが、その点をカバーする方法もいくつかあります。もし、活用したい土地のおかれている条件が、旭化成ホームズの弱点をカバーし強みを活かしていけるようなものなのであれば、一度土地活用を検討してみてはいかがでしょうか?