トヨタホームの土地活用の評判は?特徴とポイントをまとめました!

現在土地活用を検討しているオーナーにとって悩ましい問題が「どの業者に土地活用を依頼するか?」という点かと思います。土地活用がうまくいくかどうかは、適切なパートナーを選べるかどうかにかかっているからです。

今回は、そんな不動産オーナーのお悩みを解決するために、土地活用業者の中から「トヨタホーム株式会社」に関する情報をご紹介します。

ほかの業者と比べてどのような強み、弱みを持っているのか、利用者にとってのメリットは何か、ネット上ではどういった口コミが多いのかを順番に解説していきます。お読みいただき、業者選びの参考にしていただければ幸いです。

トヨタホームってどんな会社?

社名に「トヨタ」という単語が入っていることからもわかるとおり、トヨタホームは自動車で有名なトヨタグループに属するハウスメーカーです。

もともと、1975年に発足したトヨタ自動車の不動産開発部門、注文住宅部門がそのベースとなっており、2003年に分社化し現在の形になっています。「自動車業界で培った製造ノウハウを住宅に活かす」ということをテーマに設立され、住宅事業を営んでいる会社です。現在、北は宮城県から南は熊本県まで、全国20箇所に拠点を設けています。

トヨタホームの特徴

トヨタホームの特徴や基本情報を、それぞれ強みと弱みに分けて順番に解説しましょう。

トヨタホームの強み

トヨタホームでは、主に2種類の工法によって住宅を建設しています。ひとつは、建物の85%を工場で生産し、現場で組み立てる「ユニット工法」、もうひとつは、建設現場で鉄骨の部材を組み立てる「鉄骨軸組工法(EST工法)」です。

ユニット工法とEST工法には、それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

まず、ユニット工法についてですが、現場での作業時間が少なく済むため、工事が短期間で終わります。

どのくらい短いかというと「昨日は基礎しかできていなかった場所に、次の日には建物ができていた」というレベルです。

これは、雪国のように天気が変わりやすく、短期間で工事を終える必要がある地域では大きな利点になります。工業化工法のため、品質が確保しやすい点も評価できます。

一方、EST工法は現場での作業がある程度必要になるため、ユニット工法ほどの短期間で建物を造ることはできません。しかし、逆にユニット工法では難しい自由度の高い設計も可能になります。

そのうえ、細かな施工条件の指定にも対応できるため、ユニット工法では手が届かない部分もカバーできるわけです。活用したい土地の置かれた状況に合わせてユニット工法・EST工法から、適切な手段を選べるのがトヨタホームの強みだといえるでしょう。

運用時のサポートとしては、建物と土地を丸ごと借り上げ、入居者がいなかったとしても賃料の85~90%を保障する一括借上システムを採用しています。トヨタホームの場合、一括借上は自社で行うだけでなく、グループ内の会社に委託して行う場合もあります。

どの会社が委託先になるかはエリアによって異なるため一概にはいえませんが、「トヨタグループ」という大きな組織に支えられている安心感が得られるのが強みです。

建物の保証についても、トヨタホームには他者に負けない強みがあります。通常、建物には「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」に基づき、建設後10年間は建物の主要部分について建設業者に瑕疵担保責任が課せられます。したがって、どの業者に依頼したところで、必ず10年間の保証はついてくることになるのですが、長期的な運用を考えたとき、10年という保証期間は決して十分とはいえません。

トヨタホームでは、基礎や構造体に関しては30年、屋根・床・外壁については20年の初期保証期間を設けています。「品確法に基づく保証だけ」という土地活用業者も多い中、それを上回る保証期間を設けているのは大きなメリットだといっていいでしょう。

しかも、トヨタホームの保証はそれだけに留まりません。有償点検・有償補修を受けることで保証期間をさらに延長でき、最長60年間もの保証を受けることができます。ひとつの建物を長期的に運用して利益を上げたいという方にとって、このような長いサポートは大きな魅力だといえるでしょう。

トヨタホームの弱み

今度は逆に、トヨタホームの弱みといえる部分を見ていきましょう。まずは、ユニット工法とEST工法についてです。

ユニット工法には、工場生産による高い品質と、家づくりの工期が短時間で済むというメリットがあります。

しかし、現場で造る場合と比べるとどうしてもデザインや間取りの自由度が制限されてしまうことは否めません。「自由な間取りの家を建てたい」「他所にはない斬新なデザインで差別化を図りたい」というオーナーにとっては物足りなさを感じてしまう可能性もあります。

また、組み立てられたユニットは、トラックで搬送することになるため、トラックの乗り入れが不可能な土地の場合、そもそもユニット工法を選択することができません。こうした建築条件からくる制限も弱みのひとつだといえるでしょう。

EST工法については、ユニット工法と比較して「工期が長くなる、コストが高くなる、品質安定性が保ちづらい」といった点が弱みとして挙げられます。

土地活用の対応力、提案力についても「弱み」といえるポイントがいくつかあります。まず、トヨタホームでは基本的にアパート経営など、賃貸住宅経営向けの施設しか建設することができません。

そもそも、トヨタホームが提供している建物はもともと注文住宅向けにつくられたものです。したがって、中高層建築のような注文住宅とは違った造りの建物や、駐車場経営、トランクルーム経営、医療施設、商業施設経営といった目的のための施設を建設することはできません。

「賃貸経営以外の方法で土地活用を行いたい」という方の期待に応えることができないのはデメリットです。

また、価格は地域により異なりますが、ユニット工法は一坪あたり55万円以上、EST工法は一坪あたり60万円以上となっており、業界相場と比較するとやや高めの設定になっています。

保証期間が長いことと合わせて考えれば「高品質の建物を長期間に渡って運営する」という考えに基づいていることはわかるのですが、より短期的に利益を上げたいと考えている方にとっては初期費用の高さがネックになってしまうかもしれません。

トヨタホームの評判

ここからは、トヨタホームについてネット上でどのような評判が多いのかご紹介したいと思います。良い口コミと悪い口コミ、両方合わせてご紹介するので業者選びの際のご参考にしてください。

良い口コミ

自動車分野から応用した技術力が好評

トヨタホームは、自動車で有名なトヨタグループから誕生した企業です。現在でも自動車業界で培われた技術は、住宅にも多数応用されています。代表的なものとしては、建物の腐食を防ぐ防錆技術、部屋間の騒音を緩和する遮音システム、侵入者を予防する防犯装置や、電気を蓄える蓄電システムなどがあります。

特に、賃貸経営を続けていくにあたってメリットを実感しやすいのは防錆技術や遮音システムでしょう。「建物が長い間、錆に悩まされずに済んでいる」、「騒音をめぐるトラブルも少ない」と高評価する声が見られました。

雪国を中心に、住宅建設が難しい地域に強い

雪の降る地域は、住宅などの建物をつくるのがとても難しくなります。屋外での作業そのものが困難になってしまうばかりでなく、雪・水の建物内への侵入も考えられるからです。

すでにご説明したように、トヨタホームのユニット工法は短期間で工事が済むという利点があります。そのため、雪国では早く建物をつくりたいという方から高く評価する声が見つかりました。

耐震性が高く、災害時も安心

トヨタホームがサービスを提供しているエリアには、東北や関東、東海など近い将来大地震が起こる可能性があると指摘されている地域も含まれています。そのため、トヨタホームでは、消防署や病院と同レベルの「耐震等級3」を標準仕様として建物を提供しています。

土地活用において、災害によって建物が損なわれ、想定していたような利益が得られないという事態はなんとしても避けたいこと。この耐震性の高さが、災害を恐れる多くの方々から高く評価されています。

さらにトヨタホームの住まいづくりは、耐久性だけでなく、防犯性が高い住宅構造になっているという点でも安心できます。

悪い口コミ

信頼できない営業担当者に当たってしまった

これはトヨタホームに限ったことではありませんが、土地活用のような大きな買い物をする場合、もっとも接触する頻度が多くなる営業担当者の知識や人柄が満足度に大きな影響を及ぼします。

特に、全国規模で展開している業者は担当者のスキルにばらつきが大きく、十分な経験を積んでいない営業担当者や、対応力が十分でない営業担当者に当たってしまう人も少なくありません。

こうした「信頼できない営業マン」にあたってしまった方からは「契約が済んだら態度が悪くなった」「十分なアフターフォローを受けられなかった」といった声がいくつか見つかりました。

下請け業者の対応力が十分でなかった

営業担当者と同じように、下請け業者の技術力についてもばらつきが大きいのは事実です。オーナーのことを考え、積極的に動いてくれる業者も多いものの、なかには対応が適当な業者もいるので注意が必要です。運悪く、そうした業者にあたってしまった方からは、「施工時の対応が悪い」「建物の仕上がりに不満がある」といった声がありました。

なお、引き渡し後に判明したトラブルについて、内容によっては「トヨタホームではなく、下請け業者が対応する」という場合もあるようなので事前によく確認しておいた方が良いでしょう。

トヨタホームの土地活用を利用する際の注意点

今回ご紹介した内容を踏まえたうえで、トヨタホームの土地活用を利用する際の注意点をまとめました。

長期的な運用を想定する

トヨタホームの保証期間の長さは、業界最長水準です。この利点を最大限に発揮するためにも、50~60年といった長いスパンで考えてプランを練っていきましょう。

短い工期で「できるだけ早く運用を開始したい」という方におすすめ

ユニット工法の場合、トヨタホームの建物は短期間でできあがります。雪国のように建設に時間を取れない地域はもちろん、できるだけ早く建物を造り、運用をスタートしたいという方にもおすすめできる業者です。

「良質な建物を少ない手間で運用したい」という方にもおすすめ

価格はやや高いものの、トヨタホームの建物は自動車業界由来の技術が取り入れられた比較的高品質なものです。トヨタグループという大きな信頼に支えられた「一括借上システム」と合わせて考えると、「物件は良質のものがいい、でも運用に自分の手間はできるだけかけたくない」という方におすすめできる業者だといえるでしょう。

まとめ

今回は自動車業界で有名なトヨタグループに属する土地活用業者「トヨタホーム」の特徴をご紹介してきました。

トヨタホームは「住宅系に強く、ユニット工法・EST工法に対応している・自動車業界由来の技術を取り入れている」といった特徴がありますが、住宅系以外の土地活用に弱いなど、得意なところとそうでないところがはっきり分かれる業者です。

「注意点」の項目でご紹介したように、自分のおかれている状況がトヨタホームの土地活用に適しているかどうか、よく確認してみましょう。そうすることで、自分が依頼するべき業者がどこなのか、自ずとはっきりしてくるはず。まずは電話や窓口で相談するところから始めてみてください。